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2013/07/12

【バレエ】イギリス人は奥深いのゥ「不思議の国のアリス」英国ロイヤル・バレエ団

 今回の英国ロイヤル来日公演は、当初の公演日程では都合がつかずに一度も観に行けないはずだったのですが、「アリス」の追加公演と「ガラ」が加わったおかげで、素晴らしい舞台を満喫することができました。まずは「不思議の国のアリス」。公式サイトはこちらです。
 この演目を観るのはぽん太は初めてでしたが、ポップでカラフルな美術がまず目を引きます。それからプロジェクターを駆使して不思議な世界を表現するアイディアもお見事でした。そして次々と現れるキャラクターがどれも凄い!でも、「くるみ割り人形」のような明るく楽しいおとぎ話ではなく、どこか影の部分、不安にさせるところがあります。冒頭でいきなり、アリスの庭師に対する淡い思いが打ち砕かれますし、やたらと斧が振り回されたりします。音楽もちょっとプロコフィエフ、ロシアっぽくで、不気味さがあります。振付けは古すぎず、新しすぎず、よかったです。
 主役のアリスを踊ったのは崔由姫。笑顔が可愛らしく天真爛漫なアリスでしたが、「思春期」の複雑な部分や、不条理さにはちと欠けました。ハートの騎士がニーアマイア・キッシュ、白うさぎがリカルド・セルヴェラでしたが、この演目、舞台装置やキャラクターについつい目が行き、踊りがあんまり印象に残りませんでした。そのなかで怪気炎を吐いていたのがハートの女王のラウラ・モレーラ。恐ろしさは全然なく、行っちゃったおばさんという感じで、目つきも怪しかったです。特に「眠れる森の美女」のローズ・アダージオのパロディという踊りは最悪、いや最高でした。
 演奏は東京シティ・フィル。慣れない現代曲を、見事に演奏。お疲れさまでした。
 ぽん太は、ロイヤル・スイタイルといのは、優雅で上品だと思ってたのに。でもイギリスは、ミスター・ビーンやモンティ・パイソンの国でもありますからね。う〜ん、ますますイギリス人がわからなくなってきた。


英国ロイヤル・バレエ団2013年日本公演
「不思議の国のアリス」
2013年7月7日 東京文化会館

振付:クリストファー・ウィールドン
音楽:ジョビー・タルボット
編曲:クリストファー・オースティン、ジョビー・タルボット

アリス:崔 由姫
ジャック/ハートの騎士:ニーアマイア・キッシュ
ルイス・キャロル/白うさぎ:リカルド・セルヴェラ
アリスの母/ハートの女王:ラウラ・モレーラ
アリスの父/ハートの王:アラステア・マリオット
マジシャン/いかれ帽子屋:アレクサンダー・キャンベル
ラジャ/イモ虫:エリック・アンダーウッド
侯爵夫人:ギャリー・エイヴィス
牧師/三月うさぎ:ポール・ケイ
聖堂番/眠りネズミ:ロマニー・パイダック
料理女:クリステン・マクナリー
召使い/さかな:ルドヴィック・オンディヴィエラ
召使い/カエル:ダヴィッド・チェンツェミエック
アリスの姉妹たち:リャーン・コープ、エマ・マグワイア
執事/死刑執行人:マイケル・ストイコ
3人の庭師:アクリ瑠嘉、トリステン・ダイアー、ジェームズ・ヘイ
不思議の国の登場人物たち:英国ロイヤル・バレエ団

指揮者:デヴィッド・ブリスキン
オーケストラ:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

協力:東京バレエ団、東京バレエ学校

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