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2013/08/11

【歌舞伎】大いに笑って暑気払い・2013年8月歌舞伎座第3部

 8月の歌舞伎座第三部は、理屈抜きに楽しめるプログラムでした。公式サイトはこちらです。
 「狐狸狐狸ばなし」はぽん太は初めて見る演目でした。こちらに扇雀のインタビューが載ってますが、それによれば「狐狸狐狸ばなし」は北條秀司作で、昭和36年(1961年)に東京宝塚劇場で初演されました。配役は、伊之助が森繁久彌、おきわが山田五十鈴、重善が十七世中村勘三郎、又市が三木のり平だったそうです。いったいどんな舞台だったんでしょう。
 ぽん太は、北條秀司作の歌舞伎は、「花魁草」や「浮舟」を見たことがありますが、どうも好きになれません。こんかいの「狐狸狐狸ばなし」も確かに楽しくよくできた芝居でしたが、性欲(しかも少し変態的な)が前面に出ていて、それで笑いを取ったりしてるのが、ちょっと気になりました。日曜日だったせいなのか、テレビの「ぴんとこな」の影響なのか、子供たちもけっこう観にて来てましたし。
 伊之助の扇雀は、上方の元女役の雰囲気があり、大阪の世話物の香りが舞台に漂いました。なかなかの熱演で、客席も大いに盛り上がってました。七之助、おきわのようなちょっとはすっぱな女はとってもうまいです。勘九郎の又市、前半の使用人の部分は朴訥な雰囲気はありましたが、もう少しおかしみを入れて笑いを取ってもよかった気がします。後半の戯作者に戻ってからは、とても艶やかでハリがありました。橋之助の重善、なんか明るくいい人っぽすぎるような気がしました。亀蔵が牛女を怪演。
 なかなか楽しい舞台でしたが、もし勘三郎だったら、もう一段突き抜けて大笑いできたんだろうな〜。

 「棒しばり」は三津五郎と勘九郎。こういう滑稽な演目を三津五郎が演じると、「身替座禅」もそうですが、ただのお笑いではなくて「歌舞伎」になるから不思議です。夏の夜風のような涼やかな舞台でした。


歌舞伎座
歌舞伎座新開場柿葺落
八月納涼歌舞伎
平成25年8月4日 第三部

第三部

江戸みやげ
一、狐狸狐狸ばなし(こりこりばなし)
   
伊之助 扇 雀
おきわ 七之助
おそめ 亀 蔵
おうた 歌 江
福造 巳之助
又市 勘九郎
重善 橋之助

二、棒しばり(ぼうしばり)

次郎冠者 三津五郎
太郎冠者 勘九郎
曽根松兵衛 彌十郎

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