« 【登山】富士山(塩原・新湯富士) | トップページ | 【登山】猛暑の夏は雪渓がいいな/白馬岳(大雪渓から蓮華温泉へ) »

2013/09/29

【バレエ】鬼に金棒、オシポワに表現力「ロミオとジュリエット」ミラノ・スカラ座バレエ

 ミラノ・スカラ座バレエ団を観たというよりも、オシポワ、ワシーリエフを観たという感じでした。公式サイトはこちら
  2008年のボリショイ・バレエで「ドン・キホーテ」を観たときには、アスリート的な超絶的身体能力で驚ろかせてくれたオシポワですが、2年前のABTの来日公演での「ロミオとジュリエット」では、表現力も備わってきたことを示してくれました。しかしこんかいの「ロミジュリ」では、表現力にさらに磨きがかかっており、ぽん太は感動でウルウルしてしまいました。オシポワの身体能力に表現力が加われば、まさに鬼に金棒です。
 2年振りに見たオシポワちゃん。少し痩せたような。前は身体がムキムキしてましたが。
 最初の登場シーンでは、いかにも無邪気で可愛らしい少女という感じで、無理して子供っぽく演じている感じがありませんでした。すごいスピードで元気いっぱい動き回るオシポワ・ジュリエットに振り回される乳母が、ちょっと気の毒でしたが。
 パリスを紹介されたジュリエットは、嫌がっている風ではなく、まだウブなのでなんだか状況がよく分からないという印象。舞踏会での踊りも、「気が乗らない」感じはありましたが、嫌っている様子はありませんでした。
 舞踏会で出会ったロミオとジュリエットは、その場で三曲ぐらい踊ります。今回はマクミラン版とのことですが、見慣れたものとはちょと違うようです。最初はぎこちなかった二人が、徐々に心を許して行く様子が表現されていてい悪くなかったですが、ここであんまり二人が踊ってしまうと、バルコニーシーンが盛り上がらないような気もしました。
 そしてお待ちかねバルコニーシーン。いや〜素晴らしかったですlovely。からだがでかいしテクニックもすごいので、書かれた文字のフォントが一段でかいという感じ。訴えかけてくる強さが違います。ワシーリエフのピルエットも速かった。
 ただワシーリエフは身体能力は素晴らしかったですが、筋肉質でワイルドな感じなので、ロミオ君という感じではなかったですね。
 さて、第一幕でダンスの見所は終了し、あとは演劇的な表現力。ぽん太は双眼鏡でドアップにしてオシポワの表情を観察しました。ロミオとの別れ、パリスとの(こんどは)嫌悪感に満ちたパ・ド・ドゥ、見事です。絶望の泣き顔に、意志の力がみなぎって来て、教会へと走って行く演技もよいです。白いベール(?)をかざしながら教会に走って行くシーンは、前回のABTのときは足をきっちりのばしてバレエ的に美しく走って行きましたが、今回はより演劇的で、掲げたベールをゆさゆさ振るわせながら去って行き、必死さが現れておりました。
 恐怖におびえながらも仮死状態になる薬を飲み、やがて墓場で目を覚ましてロミオの亡がらを目にし、悲しみのなか後を追って死んで行くオシポワ・ジュリエットに、ぽん太は涙ダラダラ鼻水タラタラでしたcrying
 ガーフォースさん指揮の東京シティフィルも迫力ある演奏でした。おつかれさま〜。
 いや〜いいものを見せてもらいました。よきかな、よきかな。


ミラノ・スカラ座バレエ団 2013年日本公演
「ロミオとジュリエット」全3幕
2013年9月23日東京文化会館

振付:ケネス・マクミラン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
Romeo e Giulietta Balletto in tre atti
Coreografia di KENNETH MACMILLAN
Ripresa da JULIE LINCOLN
Musica di SERGEJ PROKOF'EV (Editore per l'Italia Universal Music Publishing Ricordi srl, Milano)

ロミオ:イワン・ワシーリエフ
Romeo:Ivan Vasiliev
ジュリエット:ナターリヤ・オシポワ
Giulietta:Natalia Osipova

マキューシオ:マッシモ・ガロン
Mercuzio:Massimo Garon
ティボルト:アレッサンドロ・グリッロ
Tebaldo:Alessandro Grillo
ベンヴォーリオ:クリスティアン・ファジェッティ
Benvolio:Christian Fagetti
パリス:マルコ・アゴスティーノ
Paride:Marco Agostino
キャピュレット公:リッカルド・マッシミ
Lord Capuleti:Riccardo Massimi
キャピュレット夫人:サブリナ・ブラッツォ
Lady Capuleti:Sabrina Brazzo
大公:マシュー・エンディコット
Il Duca:Matthew Endicott
ロザリンデ:ルアナ・サウッロ
Rosalinda:Luana Saullo
乳母:モニカ・ヴァリエッティ
La Nutrice:Monica Vaglietti
ロレンス修道僧:マシュー・エンディコット
Frate Lorenzo:Matthew Endicott
マンドリン・ダンス(ソロ):フェデリコ・フレジ
Solista Mandolino:Federico Fresi
3人の娼婦:アントネッラ・アルバーノ、デボラ・ジズモンディ、ステファニア・バロッネ Tre Zingare:Antonella Albano、Deborah Gismondi、Stefania Ballone
モンタギュー公:ジュゼッペ・コンテ
Lord Montecchi:Giuseppe Conte
モンタギュー夫人:セレーナ・コロンビ
Lady Montecchi:Serena Colombi
ジュリエットの友人:
マルタ・ジェラーニ、クリステッレ・チェッネレッリ、ヴィットリア・ヴァレリオ、
ルーシーメイ・ディ・ステファノ、アントニーナ・チャプキーナ、ジュリア・スケンブリ
Sei Amiche di Giulietta:
Marta Gerani、Christelle Cennerelli、Vittoria Valerio、
Lusymay Di Stefano、Antonina Chapkina、Giulia Schembri

ミラノ・スカラ座バレエ団
e il CORPO DI BALLO DEL TEATROALLA SCALA
芸術監督:マハール・ワジーエフ
Direttore: Makhar Vaziev

演奏:東京シティ・フィルハーモニック・オーケストラ 
Orchestra: Tokyo City Philharmonic Orchestra
指揮:デヴィッド・ガーフォース  
Direttore: David Garforth

|

« 【登山】富士山(塩原・新湯富士) | トップページ | 【登山】猛暑の夏は雪渓がいいな/白馬岳(大雪渓から蓮華温泉へ) »

芸能・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74997/58252627

この記事へのトラックバック一覧です: 【バレエ】鬼に金棒、オシポワに表現力「ロミオとジュリエット」ミラノ・スカラ座バレエ:

« 【登山】富士山(塩原・新湯富士) | トップページ | 【登山】猛暑の夏は雪渓がいいな/白馬岳(大雪渓から蓮華温泉へ) »