【宿】堀辰雄の『美しい村』の舞台となった旧軽銀座の宿・つるや旅館
9月上旬の今回の軽井沢旅行、お世話になった宿は「つるや旅館」さんです。公式サイトはこちらです。 新しい建物ですが、外観は旅籠風の面影を残しています。
げんざい旧軽銀座と呼ばれているところは、昔の中山道の軽井沢宿でした。「つるや」はそこで休泊茶屋を営む旅籠だったそうです。 ロビーの様子です。
明治19年、つるやは旅館業に転じました。その後軽井沢別荘地として賑わうようになり、島崎藤村、芥川龍之介、永井荷風、室生犀星、堀辰雄、谷崎潤一郎、志賀直哉、正宗白鳥などの文士が宿泊するようになりました。堀辰雄が『美しい村』を執筆したのもここで、つるやが作品の舞台と鳴っております(以上、つるやのサイトより)。 ロビーの窓から見える雨に濡れた緑が美しいです。
ぽん太とにゃん子はお安い本館の部屋を選択。本館の廊下はけっこうシンプルです。
こちらが客室です。ぽん太とにゃん子はベッドルームを選択。レトロモダンな感じがいいでしょ。
こちらは奥館。大正時代に建てられた建物です。許すものが許せば、こちらに泊まってみたいものです。
お風呂です。温泉でないのが残念ですが、広々として清潔です。
夕食はレストランでいただきます。先付けはとらふぐ薄造りから。
こちらがメニューです。タラバ蟹のサラダや、生ウニ、信州和牛の陶板焼きなど盛りだくさん。
リンゴの天ぷらが、信州らしくておいしかったです。花豆の天ぷらも初めてでした。
全体として非常にうまいというほどではありませんが、十分満足の行くお料理でした。 朝食はバイキング形式で、メニューは豊富です。
ぽん太が選んだメニュー。もりつけが美しくないのはご容赦下さい。
中山道の軽井沢宿の時代から今にいたり、多くの文士たちが宿泊したという歴史がF難度に判定されます。従業員の応対も申し分なく、食事も悪くありません。なんとといってもあの旧軽銀座に泊まれるというのが素晴らしく、ぽん太の評価は4点です。
| 固定リンク
« 【軽井沢観光(1)】有島武郎終焉地碑、堀辰雄別荘(1412番山荘)、軽井沢鉄道記念館(EC401、EF632、草軽電鉄デキ12)など | トップページ | 【オペラ】オシャレな演出で日本人歌手が健闘「フィガロの結婚」新国立劇場 »
「旅・宿・温泉」カテゴリの記事
- 【温泉】玉子湯再訪(福島県高湯温泉)(★★★★)(2020.04.15)
- 【スキー】快晴の蔵王スキー場。樹氷ニョキニョキ外人いっぱい。(2020.03.06)
- 【温泉】和モダンに生まれ変わった湯治宿。峩々温泉(★★★)宮城県(2020.03.05)
- 【温泉】歴史ある宿がワイナリーもオープン。中棚荘(長野県小諸市)(★★★★)(2019.12.26)
- 【温泉】こんなところに秘湯中の秘湯が!赤滝鉱泉@栃木県矢板市(★★★★★)付:八方台のレンゲツツジ(2019.06.12)
コメント