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2013/10/14

【ダンス】バレエ技術に支えられたコンテンポラリーダンス・中村恩恵・首藤康之「Shakespeare THE SONETTS」

 おなじみとなった中村恩恵と首藤康之のデュオによるコンテンポラリーダンス。公式サイトはこちらです。
 この作品は、2011年9月に新国立劇場で初演されたそうですが、ぽん太は初めて観させていただきました。
 題材はシェイクスピアの『ソネット』とのこと。無学なぽん太はもちろん読んだことがありません。改めて読む間もないのでWikipediaで予習。謎の多い詩集で、美青年や愛人への愛が歌われているというところまで理解。
 最初に登場する首藤は、シェイクスピア自身か?三つの場の冒頭に現れて案内役を務め、踊りのテーマとなる詩句の断章を朗読します。その後のダンスは、会場でもらったリーフレットによると、『ソネット』に加えて『ロミオとジュリエット』、『オテロ』、『ベニスの商人』なども取り上げているようです。
 ドラマチックなものからコミカルなものまでバラエティがあり、小道具も適度に使って、最初から最後まで退屈せずに観れました。前衛的になりすぎず、かといって陳腐にもならず、品のよい舞台でした。インクで顔を黒く塗ってオテロになるというアイディアや、白と黒のチェックの照明を上からあてて、チェスの駒のように踊るのも、面白かったです。また三場で、二人が同じ衣装で同じ振付けを踊るのも、ドッペルゲンガーのような自我の混乱の不気味さが感じられました。
 ただ、深く感動するには、何かもうひとつインパクトが欲しいところ。それが激しさなのか、ドラマなのか、詩情なのか、テーマなのか、タヌキごときにはよくわかりません。
 コンテンポラリーダンスの音楽を多く手がけるディルク・P・ハウブリッヒの音楽も、女性の歌声が効果的に使われ、悪夢のなかのような緊迫した雰囲気をかもし出しておりました。振付けは、音楽のニュアンスによく反応していたように思います。
 バレエ出身のダンサーによるオリジナルのコンテンポラリーダンスとしては、この舞台が日本最高レベルということになるのでしょうか。テクニックの裏付けを持つ、美しい身体の動きを堪能することができました。


中村恩恵×首藤康之
Shakespeare THE SONNETS
2013年10月9日 新国立劇場中劇場

構成・演出・出演:中村恩恵/首藤康之
振付:中村恩恵
音楽:ディルク・P・ハウブリッヒ
照明:足立 恒
音響:内田 誠
衣裳協力:株式会社ヨウジヤマモト
舞台監督:黒澤一臣

キャスト
中村恩恵/首藤康之

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