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2013/11/05

【温泉】いつ泊まるの?今でしょ!横向温泉下の湯滝川屋(★★★★★)

Img_6491_2 福島県の吾妻スカイラインを抜けて猪苗代方面に進んですぐのところに、数件の旅館があります。これが横向温泉で、これまではスルーしていたのですが、一日一組の古めかしい宿があると知り、こんかい泊まってきました。
 ホームページはありません。料金は一人18,650円、電話番号は0242-64-3211です。
Img_6488 門を入って行くと、広々とした敷地で、正面に古めかしい木造建築が見えます。い・い・か・ん・じ、です。
Img_6486 敷地内には水車小屋もあります。
Img_6489 看板もいい味わいが出ております。「婦人の名湯」と書いてありますが、ここの温泉は底からぽこぽこ自然湧出するかたちになっており、そういうお湯は婦人病や痔疾にいいとされることが多いように思います。
Img_6494 二階部分に張り巡らされた濡れ縁(?)が、リズムと繊細さを付け加えています。
Img_6493 玄関部分は、やや新しい建物になっております。
Img_6495 玄関を入ると正面に立派な階段がありますが、右に目を向けると、なんと巨大な自然石が鎮座しております。もともとこの位置に石があり、それを取り込んで建物を造ったんだそうです。
Img_6496 階段まわりや、上がった所の廊下や柱、窓など、なかなか変化がつけてあります。
Img_6497 こちらが客室です。宿の向かって左手奥にある、プレハブっぽい白い建物ですが、内部は歴史を感じさせる和室になっております。布団は最初から敷いてあるパターンです。
 お値段はけっこうお高い宿ですが、ご主人と女将の二人で切り盛りしているので、基本、人手不足です。以前は大女将のおばあちゃんが、調理担当の息子さんを二人で運営しておりましたが、数年前に息子さんが死去。旅館とは無関係な仕事をしていた(たぶん)弟さん夫婦が引き継いたんだと思います。
Img_6498 お・も・て・な・し、のトウモロコシです。
Img_6552 部屋の名前は地酒の銘柄になっていて、表札には貧乏徳利が使われています。ちなみに貧乏徳利とは江戸時代に酒の販売に使われていた貸し徳利で、当時は酒屋の持ち物の徳利に酒を入れて販売していたのです。それで徳利に酒屋の名前や酒の銘柄が書かれているのです。
Img_6501 さて、お風呂へとでかけましょう。風情のある螺旋状の階段を下って行きます。
Img_6507 途中、民具などが置かれた小スペースがあります。
Img_6529 こちらにも自然石が露出。
Img_6506 混浴と女湯がありますが、一日一組なのでどちらも入り放題です。まずは女湯から。かなりぬるいです。透明なお湯に、ちょっとジェリーっぽい感じの薄茶の湯の花が舞います。なめると少し甘く感じます。湯船の底は木になってますが、板の隙間からお湯が沸いてきます。加水加温循環なしの、完全なる源泉掛け流しです。
Img_6503 こちらが混浴です。二つの浴槽があり、奥の方がやや暖かいです。ここも底からお湯がぽこぽこ湧いております。奥からはやや暖かいお湯が注がれていますが、加温されているのかどうかは不明です。流れ出して行くお湯の量と注ぎ込まれるお湯の量を勘案すると、底からけっこうな量のお湯が湧いていると思われます。無色透明のお湯で、こちらはなめると炭酸味がします。床板には温泉の結晶が付着して、すべすべになっています。
Img_6522 隅っこにもう一つ小さな湯船(人は入れません)があって、眼に良いお湯だと書いてありました。
Img_6524 水面の波紋は、底から湧き出した泡が作ったものです。
Img_6526 温泉分析書。どっちがどっちかわからなくなっちゃったんですけど、たぶん混浴の方だと思います。泉質は単純温泉。
Img_6530 こちらがたぶん女湯だと思います。
Img_6510 夕食は、地元の山菜や新鮮な夏野菜を使った素朴なお料理。
Img_6511 こちらはミズノミだそうです。
Img_6513 左が魚とタケノコの煮物。右は「八重の桜」でおなじみになった「こづゆ」です。
Img_6516 左がカラマツタケと大根おろし、右の小鉢のなかの赤いのがマスタケだそうです。
Img_6517 冷たいおうどんは梅の香りがして、まさに夏向きの一品でした。
Img_6547 こちらが朝食。ヤキナスが香ばしくて美味しかったです。
Img_6548 ご飯は美味しい栗がゴロゴロ入った栗ごはんでした。
Img_6519 古い登山案内図。右上の方に「沼尻」という地名が見えますが、鉄道ファンには有名な軽便鉄道「沼尻鉄道」がこの近くを走っていたとは、ぽん太は初めて知りました。磐越西線の猪苗代駅の東の川桁駅と、横向温泉から猪苗代湖方面に少し下ったところにある沼尻駅(沼尻スキー場のあたり)を結んでいたそうです。
Img_6533 一番古い建物の廊下です。
Img_6535 こちらがそのお部屋。いい雰囲気です。こっちにも泊まってみたいです。
Img_6536 以前は湯治用に使われていたそうで、炊事施設がついてます。
Img_6539 玄関正面の階段を登った2階部分の意匠です。
Img_6543 玄関の建物の二階部分の客室です。
 以前は湯治場としてさかえた、広い敷地を持つ大きな宿ですが、現在は一日一組限定の宿となっております。値段はちょっとお高いですが、このような素晴らしい建物を貸し切りし、思う存分温泉を堪能できることを考えると、安すぎるくらいです。建物の補修費は出るのかしら。食事も素朴ですが美味しくて、心がこもってます。ご夫婦で切り盛りされておりますが、いつまでこの形で宿として運営が続くのかわからない面もあり、「泊まるの今でしょ!」の宿かもしれません。ぽん太の評価は最高級の5点。

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