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2013/11/16

【温泉】素晴らしい旅館だけどもうひとつ売りが欲しい。たんげ温泉美郷館(★★★★)

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 群馬県の中之条から、四万温泉に向かう国道363号を北上します。しばらくして左折し、沢渡温泉を経て暮坂峠に向かう道に入ります。その道を沢渡温泉の手前でさらに右折して北上していくという山の中に、たんげ温泉美郷館があります。こんなところに温泉があったかいな?と思ったら、1991年にオープンとのこと。地域の過疎化がすすんだため、なんとか村おこしをという思いから、地元で林業を営む会社社長が、自社の敷地内の建てたものだそうです。そのためか、木がふんだんに使われています。公式サイトはこちら。ぽん太が宿泊したのは10月末ですが、紅葉にはちょっと早かったです。
Img_6917 建物は立派な和風建築。まだ新しいですが、ちゃんとした素材を使った木造建築ですから、十年、二十年と時を重ねるにつれ、風格が増してくることでしょう。
Img_6916 玄関を入ると、総檜作りの広々としたロビー。天井も高くて、木造建築とは思えない大きな空間に圧倒されます。
Img_6913 ぽん太は狭くて安い部屋を選択しましたが、それでもこの通り。新しくきれいで、建付けのいいきっちり造られた和室です。山奥の一軒宿ですがけっこう広く、部屋数も多いようです。
Pa300054 お風呂は、内湯の瀬音の湯と露天風呂の月見の湯(毎日男女交替)と、こちらも毎日男女交替の二つの内湯・滝見の湯、さらに予約なしで無料で入れる二つの貸し切り露天風呂があります。
 写真は瀬音の湯です。法師温泉に似た感じで、木造ながら洋風のアーチ窓があります。アーチ窓にはステンドグラスがはまっていて、朝に入るときらきらと光り輝きます。木製の浴槽の縁には、亀や貝などのちっちゃな置物が設置され、興を添えています。
Pa300068 こちらが貸し切り風呂。美しい清流を眺めながら入ることができます。宿のすぐ横を流れる清流はとっても水がきれいで、客室からも見え、滝見の湯からは風雅な滝を眺めることができます。温泉から見える景色はかなり高得点です。これで紅葉真っ盛りになったらさぞすばらしいことでしょう。
Img_6909 お湯は無色透明で、なめると苦甘いです。泉質はカルシウムー硫酸塩温泉とのこと。
Img_6911 この宿は「源泉湯宿を守る会」に所属しており、もちろん源泉掛け流しです。ただ泉温が36.5度ということで、循環加熱はしているようです。丁寧に源泉を扱っていますが、惜しむらくは元々の温泉力がちょっと弱いところ。
Img_6891 夕食は、別室の個室でいただきました。彩りも鮮やかで品数も多い立派な会席料理です。この時期土瓶蒸しは松茸を期待しましたが、舞茸だったのがちと残念。お刺身も美味しかったですが、群馬の山奥で食べなくても…。
Img_6893 なんと意外にもビーフシチューのパイ包みが出て来ました。お肉がやわらかくて美味しかったです。
Img_6895 川魚(なんだか忘れました)の塩焼きや天ぷらといった定番の料理も、温かい状態で一つひとつ運ばれて来ます。
Img_6903 朝食も品数が多くて美味しかったです。
 木をふんだんに使ったゆったりと広い建物、源泉掛け流しの温泉、一つひとつ凝った浴室、品数豊富な懐石料理。サービスも悪くありません。しかし、お値段もそこそこいいので、ぽん太の評価では、「普通の高級旅館」に分類されてしまいます。近郷の人がちょっとした記念日などに利用するにはいいと思うのですが、わざわざ東京から出かけていってこの宿に泊まるには、もう一つ目玉が欲しいところ。地元の食材を使ったお料理、とか。とはいっても、普通にとってもいい宿であることは間違いありません。

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