【温泉】栗駒山の雄大な自然に囲まれた大露天風呂。須川高原温泉(★★★★)(付:厳美渓)
9月中旬、ぽん太とにゃん子は、須川高原温泉に泊まってきました。岩手県、秋田県、宮城県にまたがる栗駒山の、北麓に位置する秘湯です。公式サイトはこちらです。 建物は大きく立派で、秘湯らしさはありません。須川温泉は栗駒山の登山口にもなっており、シーズンは登山客で賑わうようです。標高1129メートルにあり、栗駒山の大自然に囲まれ、広々とした風景が見事です。
宿の傍らには巨大な大日岩があります。
西の方向には、うっすらと鳥海山が見えます。
内部はちと古い普通のホテルという感じで、部屋も普通の和室です。
温泉は、男女別の内湯と、男女別の露天風呂(大日湯)があります。露天風呂はいったん玄関を出て、左側にあります。写真の緑の壁の向こう側が露天風呂で、とっても広く、大日岩を間近に眺めながら入浴することができます。日帰り入浴の利用者も多いようです。
お湯は白濁しており、硫黄の匂いがします。なめるととても酸っぱく、強酸性です(pH 2.2)。泉質は強酸性含硫化泉とのこと。泉温は50.5度で、湯量が非常に豊富なため、プールのように広い浴槽を源泉掛け流しにしても、温度が下がらず保たれています。
内湯は、木が豊富に使われて、広くて清潔です。 源泉の横が登山道になっております。
夕焼けのの大日岩です。
食堂でいただく夕食は、豪華ではありませんが、地元の新鮮な食材が使われており、満足いくものです。
お造りと天ぷらです。朴葉の中にはいっているのは…。
白身魚に味噌をつけ、銀杏やなすが加わってます。
こちらが朝食です。
ということでお料理は悪くないのですが、テーブルが横長に配置されてあって、他の客と距離が近いのがちょっと落ち着きませんでした。だいぶ酔っぱらって大声で話しているのがうるさくて、自分たちの会話ができませんでした。空いていたんだし、もうちょっと距離を開けてくれればいいのに。 ロビーに、「全国高山温泉標高順位」という表がありました。ふふふん。だいたい行ってるな。行ってないのは三つだけ。富山県の立山温泉は、標高が1390メートルと書いてあるから、今の立山山麓温泉ではなく、立山カルデラのなかにある立山温泉で、これは立ち入り禁止なので行けません。神奈川県の湯の花沢温泉は、箱根にある温泉で、現在は西武系の箱根湯の花温泉ホテルしかないらしいので、行かなくていいかな。日帰り入浴だけでも1650円だし。鹿児島の硫黄谷温泉は、坂本龍馬が新婚旅行で訪れたところとして有名ですが、現在は霧島ホテルに送湯しているだけとのこと。霧島ホテルはちょっと雰囲気がぽん太の好みでないのでパスです。
栗駒山麓の雄大な自然、豊富な硫黄泉、大日岩を見ながらの広々した露天風呂の開放感。ぽん太の評価は4点です。食事の席は離してね。
翌朝は快晴。栗駒山に登りたいところですが、時間の関係で泣く泣くパス。帰りがけに、国の名勝・天然記念物に指定されている厳美渓に立ち寄りました。見事な渓谷美ですが、家が建ち並んだ街のなかにあるのでびっくり。
有名な「空飛ぶだんご」。対岸の店からロープを伝わって、団子とお茶が飛んで来ます。
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