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2013/11/29

【バレエ】ギエムの「カルメン」で東京バレエ団を見直す

 ギエム姐さんが来日したというので、観てきました。公式サイトはこちら
 ギエムの「カルメン」と聞いて、力強く情熱的なダンスを想像しておりましたが、けっこうコミカル。ダンサーが叫び声をあげたりします。これがエスプリってやつかしら。最初はちょっと戸惑いましたが、だんだんと世界に入っていくことができました。キレのある迫力ある踊りはいつもながらで、まっ赤な衣装で葉巻をふかして男たちを手玉に取り、妖艶さや官能性とは別の、自由奔放なカルメンでした。ムッルも良かったです。
 東京バレエ団も、「こんなにうまかったかしら」と思うくらい(ごめんなさい)いい動きをしておりました。柄本弾の闘牛士はギエムに負けてなかったし、紫色の衣装の高木綾は動きが面白く表現力もありました。ひげの男・木村和夫も、キレのある動きで謎めいた雰囲気を出してました。全体に「エチュード」より全然良かったです。やっぱり東京バレエ団はコンテンポラリーの方がいいのでしょうか。
 帰宅後に調べたところ、振付けはマッツ・エックとのこと。以前にギエムがベートーヴェンのピアノソナタに合わせて踊った「アジュー」でいたく感動したことがあります。また音楽のロディオン・シチェドリンは、以前にマリインスキー・バレエで観た「イワンと仔馬」を作曲した人ですね。

 「カルメン」の前に「エチュード」。テクニックは頑張ってましたが、なんか「カルメン」との取り合わせが良くなかった気がします。正反対の組み合わせを狙ったのかもしれませんが、コンテンポラリーでまとめて欲しかったです。高岸直樹の故障のため、後半部分は梅澤紘貴が踊るという変則的な配役。エトワールの一人がとても大きくノーブルな踊りをして目をひきましたが、松野乃知だったのか梅澤紘貴だったのか、時間がたったらわかんなくなってしまいました。

〈シルヴィ・ギエム・オン・ステージ2013〉
「カルメン」「エチュード」
2013年11月14日/東京文化会館

「エチュード」
エトワール:上野水香、高岸直樹、梅澤紘貴、松野乃知
白の舞踊手(ソリスト):吉川留衣、岸本夏未
ほか、東京バレエ団

「カルメン」
カルメン:シルヴィ・ギエム
ホセ:マッシモ・ムッル
エスカミリオ:柄本弾
M:高木綾
オフィサー:木村和夫
ジプシー:岡崎隼也
女性たち:奈良春夏、
矢島まい、川島麻実子、河谷まりあ、伝田陽美、三雲友里加
兵士たち:氷室友、松野乃知、岸本秀雄、入戸野伊織、岩村暁斗

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