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2013/12/26

【歌舞伎】海老蔵の高師直は憎々しいけどちょっと変「仮名手本忠臣蔵」2013年12月歌舞伎座昼の部

 夜の部に引き続き、昼の部を観劇。11月の昼の部は、間違えて仕事がある日にチケットを取ってしまい、見られなかったのは以前に書いた通りです。公式サイトはこちらです。
 三津五郎の休演に伴い、海老蔵が高師直。最初の名前を呼ばれて魂が入るところで、いきない大目玉をひんむいて失笑が漏れてました。しっかりと高齢に見え、いじめ役として本当に憎々しげなのはよかったですが、メーキャップを初めとし、なんだか一人だけ浮いているというか、アニメっぽいというか、他の出演者たちとは別の所で芝居をしている感じでした。染五郎の若狭之助、 癇が強くてキレやすい若殿様を好演。五・六段目の勘平よりもよかったです。塩冶判官の菊之助、力量を感じさせる演技でしたが、こういう白塗りの男役になると、なんか顔が向き卵みたいにツルペロンとなります。お父さんみたいにも少し皺がよってくると、風格が出るのでしょうか。巳之助の足利直義は、そられしい高雅さがありました。七之助の顔世御前は不安ない芝居。
 続いて「判官切腹の場」、年末の仕事の疲れから、不謹慎と思いながらも意識消失。
 続いて「道行」。定式幕が右から左に開いたのでびっくり。最後に鷺坂伴内が、左から右へ閉まって行く定式幕に追われるようにして、下手に掃けて行くために必要なんでしょうか。また、あらかじめ浄瑠璃を読んでみたところ(たとえばこちらでも読めます)、舞台は夜で最後に夜が明けるとの設定で、墨絵のような夜の富士が背景のはず。しかし実際の舞台では、菜の花畑に桜が咲き乱れる昼間の風景。舞台を明るくするための変更でしょうか。
 玉三郎と海老蔵の踊りは美しかったですが、踊りはよくわからないぽん太、七段目ほどには感動しませんでした。
 

歌舞伎座新開場柿葺落
十二月大歌舞伎
仮名手本忠臣蔵
平成25年12月23日 昼の部

通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)

 大 序 鶴ヶ岡社頭兜改めの場
 三段目 足利館門前進物の場
     同  松の間刃傷の場
   
   塩冶判官 菊之助
   桃井若狭之助 染五郎
   足利直義 巳之助
   顔世御前 七之助
   高師直 海老蔵

 四段目 扇ヶ谷塩冶判官切腹の場
     同  表門城明渡しの場
   
   大星由良之助 幸四郎
   塩冶判官 菊之助
   顔世御前 七之助
   赤垣源蔵 亀三郎
   竹森喜多八 松 也
   矢間重太郎 竹 松
   富森助右衛門 廣太郎
   奥田定右衛門 宗之助
   大星力弥 尾上右近
   斧九太夫 錦 吾
   薬師寺次郎左衛門 亀 蔵
   原郷右衛門 友右衛門
   石堂右馬之丞 染五郎

 浄瑠璃 道行旅路の花聟
   
   腰元おかる 玉三郎
   鷺坂伴内 権十郎
   早野勘平 海老蔵

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