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2014/03/21

【バレエ】ヌレエフ版を初めて観ました「ドン・キホーテ」パリオペラ座バレエ団

 いよいよパリ・オペラ座バレエ団の来日です。まずは「ドン・キホーテ」。公式サイトはこちらです。
 キトリちゃんのマチルド・フルステーは代役の代役。当初のキャスティングはミリアム・ウルド=ブラームでしたが、怪我の回復が遅れてリュドミラ・パリエロに変わり、彼女もまた怪我で来日できなくなりました。フルステーはまだスジェとのこと。もともとエイマン君で選んだので、キトリ役はどうでもいいって言えばいいんですけど、期待と不安が高まります。
 そのフルステーは気の強そうなお嬢さん。2年前に「エトワール フランス・バレエのエレガンス」で「コッペリア」を観てるようですが、覚えてません。テクニック的には十分で、全幕をしっかりと踊りきりました。バランスも長く、グランフェッテも前半は全て2回転、後半は高速のシングルで決めました。ただ、プラスアルファの表現力というか、個性がにじみ出て来るにはもうちょっと、という感じでした。今後に期待。
 バジリオ(バジルじゃないの?)のエイマンは、ため息が出るほど素晴らしかったです。最初の両足を広げるジャンプ。まるで宙に浮かんだかのようでした。身体能力の高さは昔からですが、パリオペらしい優雅さが備わってきた気がします。
 ぽん太はヌレエフ版のドンキは初めて。プティパ版を元にしているとのことで、全体的な構成は同じでした。なんか難しそうな細かい動きや足技が多かったようですが、ぱっと見が地味でちょっと古風な気もしました。グラン・パ・ド・ドゥでバランスがないのかと思いましたが、最後の最後に持って来てありました。キトリのジャーンプをバジリオが受け止めるのはなくって、周りのダンサーがやってました。
 あいかわらずパリオペの衣裳やセットは美しいです。太陽の国スペインを舞台にしたバレエですが、舞台上には光の部分と影の部分があります。イスラム風の装飾が施された建物の壁も見事でしたし、3幕の星が輝く夜空もよかったです。
 指揮のケヴィン・ローズは多分初めて。なんかいつも聴いている音楽とちょっと違う気がしました。テンポも聞き慣れたものより速かったり遅かったりしてましたが、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団がしっかりついていき、最高の舞台を盛り上げました。


パリ・オペラ座バレエ団 日本公演
「ドン・キホーテ」
2014年03月16日 東京文化会館

音楽:ルートヴィク・ミンクス
編曲:ジョン・ランチベリー
振付・演出:ルドルフ・ヌレエフ(マリウス・プティパ版による)
美術:アレクサンドル・ベリヤエフ
衣裳:エレナ・リヴキナ
照明:フィリップ・アルバリック
パリ・オペラ座初演:1981 年3 月6 日

キトリ(ドルシネア):マチルド・フルステー
バジリオ:マチアス・エイマン

エスパーダ:ヴァンサン・シャイエ
街の踊り子:サブリナ・マレム

ドン・キホーテ:ギョーム・シャルロー
サンチョ・パンサ:シモン・ヴァラストロ
ガマーシュ、キトリの求婚者:マロリー・ゴディオン
ロレンツォ、キトリの父:パスカル・オーバン

ドリアードの女王:アマンディーヌ・アルビッソン
キューピッド:ミリアム・カミオンカ

演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
指揮:ケヴィン・ローズ

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