【桜】これはまさに桜源郷や!(会津鶴ヶ城・千歳桜、三春滝桜)
休みを取れた日と桜の満開が重なることは、なかなかないのですが、今回の福島旅行はドンピシャでした。天気も快晴。ぽん太とにゃん子は桜巡りを満喫しました。会津盆地中いたるところに様々な桜が咲いていて、何度も見慣れているはずの風景が、まるで別世界に生まれ変わったかのように感じられました。
ぽん太が平均寿命まで生きるとしても、迎える春の回数は容易に数えることができます。おそらく今年の桜が、ぽん太の人生のなかで最高の桜になるんじゃないでしょうか。
まずは定番の鶴ヶ城。大河ドラマの「八重の桜」で砲弾を撃ち込まれてボコボコにされた画像が目に焼き付いてますが、昭和40年に天守閣が再建され、さらに昨年(平成23年)、赤い瓦をまとった幕末の姿に復元されました。全体の形がピラミッド型で、屋根が何層にも重なり、どことなく東南アジアの寺院を思わせます。なんかちょっと白くてのっぺりとしすぎている気もしますが、本物もこんなもんだったんでしょうか。
桜の屋根越しに天守閣を見上げる。
お堀の桜です。
廊下橋です。
桜の壁の向こうに見える真っ白な山は、飯豊山です。会津の山というと磐梯山ばかり取り上げられますが、飯豊山も忘れてはなりません。大きく伸びやかで、見る者を包み込むかのような山容です。
城内からちょっと足を伸ばして、「山鹿素行誕生の地」を訪ねました。こちらも桜が満開です。
案内板です。山鹿素行(やまが そこう、元和8年(1622年)〜貞享2年(1685年))は、江戸時代前期の日本の儒学者、軍学者。ぽん太は名前しか知りませんでしたが、会津の生まれだったんですね。Wikipediaを見てみると、朱子学を批判したかどで播磨国赤穂藩お預けの身となったとのこと。歌舞伎で赤穂浪士の討ち入りの時に叩く「山鹿流陣太鼓」というのは、山鹿素行のことだったのか!!もっともこの陣太鼓は歌舞伎の創作だそうですが。
この場所は同時に、直江兼続の屋敷跡なんだそうです。大河ドラマ「天地人」に出てきた、「愛」の兜の人ですネ。でも、あれって上杉景勝の家臣だから会津じゃなくて米沢じゃないの?Wikipediaを見てみると、慶長3年(1598年)に秀吉の命で会津120万石に移封され、関ヶ原の戦いの後の慶長6年(1601年)に米沢30万石に移封されたようですね。ドラマを見たはずなのに、何にも覚えとらん。
こちらは桜はありませんが、日新館天文台跡。
案内板です。
こちらの駐車場が、「山本覚馬・新島八重生誕地」。山本家の屋敷(あの大河ドラマに出て来た、射撃場が付いてた家ですね)があったのは、このあたりだそうです。
案内板です。
数軒隣りの宮崎さんの家に、同志社が作った案内板もあります。
鶴ヶ城に戻って、八重さんの銅像です。
野口英世青春通りの会津壱番館でコーヒーブレイクです。野口英世が火傷した手の手術を受けた会陽医院の建物だそうで、一階が喫茶店、二階が資料館になっております。
内装もレトロで素敵です。
会津ではいま「まち歩きスイーツ」という企画(→こちら)を行っており、そのメニューを頂きました(コーヒーは別です)。コーヒーカップの絵もかわいいです。
西の方に移動して、こちらは「千歳桜」です。田んぼのなかに一本だけ生えている古木です。
案内板です。ベニヒガンザクラで、樹齢は700年を越えるそうです。
東京では桜というとほどんどソメイヨシネですが、こちらではそれ以外の品種も多いようです。華やかなソメイヨシノとは異なる、古風で野趣あふれる桜もいいものだと思いました。
法用寺の虎の尾桜は、まだ開花しておりませんでした。
法用寺の三重塔です。会津地方に現存する唯一の三重塔だそうです。
足を伸ばして三春の滝桜を見に行きました。以前に一度行った時は完全なる葉桜。今回は……ピークは若干過ぎてるものの、満開です!!。
今年の大雪で枝が折れたというニュースも耳にしましたが、立派に咲いております。
大混雑かと思いきや、意外と空いてました。連休の直前だったせいでしょうか。
| 固定リンク
「芸能・芸術」カテゴリの記事
- 【歌舞伎】吉右衛門、魁春の「熊谷陣屋」に思わずうなる。2019年2月歌舞伎座夜の部(2019.02.08)
- 【文楽】近松の作劇術に感動!「大経師昔暦」2019年2月国立劇場第2部(2019.02.07)
- 【首藤康之】ダンスとセリフが交代する斬新な舞台「出口なし」KAAT神奈川芸術劇場(2019.01.31)
- 【展覧会】「ワイングラス」と「取り持ち女」を初めて見ました「フェルメール展」東京の森美術館(2019.02.02)
- 【オペラ】聖女のごときリエネ・キンチャのエリーザベト「タンホイザー」新国立劇場(2019.02.01)
コメント