【神社】山のなかにある海の神様/穂高神社
ちとご報告が前後しますが、6月上旬、穂高温泉常念坊で山菜料理を満喫したぽん太とにゃん子。翌日は無駄な摂取カロリーを消費するために、ちょっとハイキングでもしたいところでしたが、あいにく夜半から雨となり、今日からいよいよ梅雨入り。どこか観光でもと考えましたが、この近辺の観光スポットはだいだい見つくしてるし……ということで、昔行ったことがあると思うけど、穂高神社に行くことにしました。ちなみに上高地の明神池のところにあるのが、この穂高神社の奥宮ですね。さらに奥穂高岳の山頂に、峰宮があります。公式サイトはこちらです。
ありゃりゃ、なんだか新しくなっている。平成21年の大遷宮に際し、拝殿が新しく建て替えられたようです。旧拝殿は明治14年(1881年)に造られ、130年近い歴史を持つ建物だったそうですが、いろいろと理由はあるのでしょうけど、改修ではなく建て替えになってしまったのが、ちと残念に思います。ちなみに穂高神社大遷宮祭のホームページはこちらです。
なんか山小屋風な感じが、穂高っぽくていいです。寒い気候を考慮してか、閉鎖的な造りになってますね。反対側(本殿側)は、ガラスが入ってます。拝殿に上がってお参りする人が、寒い思いをする心配はありません。
こういう建物をどういうところが造っているのかと思ったら、中村建築研究所というところのようです(→こちら)。善光寺の他、寺院や神社を専門にしているみたいです。 狛犬です。胸の筋肉の張り具合がすごいです。手塚治虫のマンガにでも出てきそうな気がします。
境内に奉納されている「神船」です。案内板によると、ぽん太の生息地にある多摩川の最後の船大工と呼ばれる久保井富蔵氏が造ったものだそうです。
なんでこんな山の中に船なの?とぽん太は不思議に思うわけですが、穂高神社の公式サイトによると、ここでお祀りしている穂高見神(ほたかみのかみ)は海神に属する神様で、昔このあたりを支配していた安曇族は、もともとは北九州に住んでいた海人族なんだそうです。また熱海や渥美などの地名も、安曇と関係があると言われているそうです(Wikipedia)。 釈迢空(折口信夫)の歌碑です。「ものぐさ太郎 このよひはやくねぶるらし あづみの大野こほりそめつゝ」と書かれています。ものくさ太郎は日本の民話ですが、穂高神社の相殿に祀られている信濃中将と同一視されているようです(Wikipedia)。
安曇族やものくさ太郎の話しは奥が深そうですが、こんかいはさわりだけにしておきましょう。
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