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2014/08/14

【バレエ】モローの「月の光」 エトワール・ガラ2014、Aプロ

 あづい、あづい。
 時間が経ってしまいましたが、エトワール・ガラの覚え書きです。Bプロも面白そうだったけど、日程が合わんかった。公式サイトはこちらかな。

 ま〜暑いなか、ダンサーの皆さんにおかれましては、よくぞ来日して下さいました。ただ、エイマン、アバニャート、オブラスツォーワが来日できなくなって、だいぶメンバーやプログラムの入れ替わりがあり、ちとエトワールの輝きが鈍った印象も受けました。それでも、この春にようやく日本の舞台に上がってくれたエルヴェ・モローがまたもや登場。素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。

 まずは「ジュエルズ」より"ダイヤモンド"。ダンサーはローラ・エケとオードリック・ベザール。ぽん太は二人とも初めて観たと思います。代演で参加のローラ・エケ(Laura Hecquet)はスジェのようです。オードリック・ベザール(Audric Bezard)は1982年生まれ。2012年にプルミエール・ダンスール
に昇格したようです。踊りの感想は……う〜ん、忘れた。
 次いで「マノン」からのパ・ド・ドゥは。春のパリオペ来日公演での『椿姫』の印象いまださめやらぬシアラヴォラ姐さんとフォーゲル君。シアラヴォラはマノンにしては貫禄ありすぎですが、豊かな表現力はさすが。フォーゲルの描く線の大きさと美しさには、暑さも吹っ飛びました。でも、「エトワール・ガラ」としては、フォーゲル君ではなく、パリオペのダンサーで観たかった気もしました。
 お次は「白鳥の湖」第2幕より アダージョとヴァリエーション。グラン・アダージョの前に、ガニオ君の「マザコン王子の憂うつ踊り」が付いているという、ガラにはちょっと珍しい構成。でも、ガニオ君の踊りが堪能できたのでいいかもしれません。白鳥のアマンディーヌ・アルビッソン(Amandine Albisson)は、春のパリオペ公演で「ドンキ」のリアードの女王を踊ったのを観ているはずですが、記憶にございません。今年(2014年)の3月5日にエトワールに昇進したばかりの気鋭のダンサーのようですが、なかなか雰囲気がありました。振付けがヌレエフということでちと注目していたのですが、普通とそんなに違いませんでした。
 アッツォーニとリアブコのハンブルク・コンビによる、ノイマイヤーの「マーラー交響曲第3番」は定番。
 ジルベールとベザールの「3つの前奏曲」は、初めて観る演目っつか、ベン・スティーブンソンの振付けを観るのが初めてでした。ベン·スティーブンソン(Ben Stevenson)は1936年生まれのイギリス人。1976年から2003年までヒューストン·バレエの芸術監督を務め、これをアメリカを代表するバレエ団に育て上げました。現在はテキサス·バレエ·シアターの芸術監督のようです。
 舞台上には伴奏の生ピアノ、バレエのレッスンバーがしつらえてあり、男女のしっとりとした情感が漂う踊りで、テクニック的にはクラシカルな感じでしたが、リフトが難しそうでした。悪くなかったんですけど、暑さで火照った体が冷房で程よく冷えて来て、ちと眠くなりました。
 待ってました!エルヴェ・モローの「月の光」。ブベニチェク振付けの世界初演です。やんや、やんや。なんか、ちょっと憂うつさを備えたうら若き青年の、恋だか今後の自分の人生だか未知の世界に対する憧れや不安を描いた感じで、よかったな〜。モローがほんとに初々しく見えました。モローの踊りは常に「人間らしさ」が残っていて、決して抽象的なダンスにならないところがいいですね。振付けもよかったです。ただぽん太の個人的な好みと、この曲に対する思い入れから言うと、中間部をもう少しテンポアップして、静かな出だしや終わりと対比し、情熱や狂おしさを表現して欲しかったです。
 「オネーギン」より“鏡のパ・ド・ドゥ”。アルビッソンがエトワールに昇格したのがこの役によってでしたから、お披露目みたいな感じでしょうか。慣れないフォーゲルとのペアでしたが、恋する少女の雰囲気がよく出てました。
 リアプコの「アルルの女」は会場大興奮。なんか今回のプログラムは、おとなし目なのが多かったから、身体を駆使したパフォーマンスをちと求めていたという感じでしょうか。来日していればエイマン君が超絶テクニックを披露して観客を沸かせてくれてたはずですが。
 最後は豪華なキャスティングの「イン・ザ・ナイト」で華麗なエンディングとなりました。

エトワール・ガラ2014《プログラムA》

2014/7/31  Bunkamuraオーチャードホール

「ジュエルズ」より “ダイヤモンド”
振付:ジョージ・バランシン 
音楽:P.I.チャイコフスキー
出演:ローラ・エケ&オードリック・べザール

「マノン」第1幕より デ・グリューのヴァリエーションとパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン 
音楽:ジュール・マスネ 編曲:レイトン・ルーカス
出演:イザベル・シアラヴォラ&フリーデマン・フォーゲル

「白鳥の湖」第2幕より アダージョとヴァリエーション
振付:ルドルフ・ヌレエフ 
音楽:P.I.チャイコフスキー
出演:アマンディーヌ・アルビッソン&マチュー・ガニオ

「マーラー交響曲第3番」より
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:グスタフ・マーラー
出演:シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ(デュオ)

「3つの前奏曲」
振付:ベン・スティーブンソン 
音楽:セルゲイ・ラフマニノフ 
出演:ドロテ・ジルベール&オードリック・ベザール
ピアノ:金子三勇士

「月の光」 *世界初演
振付:イリ・ブベニチェク 
音楽:クロード・ドビュッシー
出演:エルヴェ・モロー
ピアノ:金子三勇士

「オネーギン」より“鏡のパ・ド・ドゥ”
振付:ジョン・クランコ 
音楽:P.I.チャイコフスキー 
編曲:クルト=ハインツ・シュトルツェ
出演:アマンディーヌ・アルビッソン&フリーデマン・フォーゲル

「アルルの女」より
振付:ローラン・プティ 
音楽:ジョルジュ・ビゼー 
出演:シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

「イン・ザ・ナイト」
振付:ジェローム・ロビンズ 
音楽:フレデリック・ショパン
出演:イザベル・シアラヴォラ&バンジャマン・ペッシュ、ドロテ・ジルベール&マチュー・ガニオ、ローラ・エケ&エルヴェ・モロー
ピアノ:金子三勇士

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