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2014年8月の12件の記事

2014/08/27

【歌舞伎】完成された芝居の「怪談乳房榎」・2014年8月歌舞伎座第三部

 ひとつだけ残った第三部を観劇。公式サイトはこちらです。
 「勢獅子」は、山王祭りを舞台にした明るく楽しく賑やかな舞踏が、常磐津の伴奏にのせて繰り広げられます。
 常磐津といえば、人間国宝の常磐津一巴太夫さんが、8月16日に公演先のホテルでお亡くなりになったという悲報が流れました。あの名調子が二度と聞けないと思うと、悲しいかぎりです。9月に歌舞伎座で聴くのを楽しみにしていたのに……。けっきょく新歌舞伎座の舞台に一度も上がらず逝ってしまいました。ぽん太は、7月の大阪松竹座で得意の喉を聴かせて頂いたのが最後となりましたが、いま思えば、わざわざ大阪まで行っておいて良かった……。心からご冥福をお祈ります。
 さて、にぎやかな「勢獅子」に話しを戻すと、柔らかくつやのある三津五郎の踊りに何と言っても目が行きます。それから巳之助、勘九郎に文字通り「勢い」が感じられました。特に巳之助、「本気」になってきたみたいです。

 続いて「怪談乳房榎」。「訪米歌舞伎凱旋記念」と銘打っておりますが、今年の7月のニューヨーク公演のプロダクションをそのまま持ってきたもののでしょうか。三階さんが幕間にぽん太も聞き取れな流暢な英語を話してました。
 基本的には、昨年3月に赤坂ACTシアターでやったものと変わらないようですが、「乳房榎の場」はやっぱりなくなって、円朝で終わるパターンに戻ってました。その方が善悪が分かれてスッキリすると言えばスッキリしますが、一方で歌舞伎独特の複雑さが減じてしまうのは致し方ありません。
 勘三郎を始め、出演者全員が自信を持って演じていて、「完成した芝居」という感じでした。勘三郎もこの成功に安住せず、先を目指して進んでいってください。


歌舞伎座
八月納涼歌舞伎
平成26年8月24

第三部

一、勢獅子(きおいじし)  

 鳶頭 三津五郎
 鳶頭 橋之助
 鳶頭 獅 童
 芸者 七之助
 手古舞 新 悟
 鳶の者 国 生
 手古舞 鶴 松
 鳶の者 虎之介
 手古舞 児太郎
 鳶頭 巳之助
 鳶頭 勘九郎
 鳶頭 彌十郎
 芸者 扇 雀

   訪米歌舞伎凱旋記念
   三世實川延若より直伝されたる
   十八世中村勘三郎から習い覚えし
二、怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)
   中村勘九郎三役早替りにて相勤め申し候 

 菱川重信/下男正助/うわばみ三次/三遊亭円朝 勘九郎
 重信妻お関 七之助
 茶店の女お菊 小山三
 松井三郎/住職雲海 亀 蔵
 磯貝浪江 獅 童

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2014/08/26

【温泉】意気込みが感じられるいい宿だけど、温泉力に欠けるのがちと残念。木曽福島温泉 駒の湯(★★★)

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 8月上旬、美ヶ原の散策の後、ひつじちゃんとフクロウ義父さんは一足早く巣に帰り、残ったぽん太とにゃん子は木曽福島温泉 駒の湯に泊まりました。公式サイトはこちらです。
Img_0237_2 木曽路はすべて山の中である。宿場のひとつ木曽福島から東に10分ほど入ったところ、木曽駒ヶ岳の裾野に駒の湯はあります。綺麗で落ち着いた感じの和風旅館です。こんかいはお得な本館を利用しましたが、清潔で落ち着いた心地よい和室でした。
Img_0230 温泉は、広々として清潔です。大きなガラス窓から入る光で明るいです。
Img_0233 露天風呂は、開放感はありませんが、やはり広々しており、周りの樹々の緑が美しいです。
Img_0217 ただし、問題はお湯です。温泉分析表を見ると、泉質は含二酸化炭素-カルシウム-炭酸水素塩冷鉱泉で、炭酸水素イオン1,444mg/kg、遊離二酸化炭素1,121mg/kgとのこと。これは、どちらもかなりの含有量で、普通だったら入浴していると体に泡が付き、飲むと炭酸水のようなシュワシュワ感があるはずですが、どちらもみられません。また鉄(II)イオン15.0mg/kgも相当な含有量で、普通なら茶色く濁っていて、鉄味がするはずです。
 掲示によると、元々はタオルが茶色く染まるようなお湯でしたが、リニュールのときにお湯を濾過するように変えたとのことです。加水・循環濾過によって、成分が薄まっているのでしょうか。それとも、写真の温泉分析表には源泉の湧出量が見当たりませんが、湧出量が少ないのでしょうか。温泉力に欠けるのがちと残念です。また、露天風呂のお湯は温泉ではなくて、薬草風呂です。
Img_0220 お食事処でいただく夕食は、なかなか凝っていて、見た目も華やかで、美味しいです。
Img_0222 「おおびら」という木曽地方の郷土料理だそうです。冠婚葬祭で必ず作られるものだそうです。会津の「こづゆ」に似てますね。
Img_0226 木曽地方といえばお蕎麦も忘れてはなりません。これもなかなか美味しかったです。
Img_0235 朝食も、品数が多くて美味しゅうございました。
 明るくて新しくてきれいな宿。食事もおいしく、従業員の応対もとっても親切で暖か。夕食後に星空観察会を開くなど、いい宿にしようという意気込みが感じられ、とてもいい宿だと思います。が、ぽん太の好みの「鄙びた温泉」という観点からすると、リニューアルされて鄙び度に欠けるのと(旧館の部屋が残ってますが)、温泉力が弱いのがそれぞれ減点となり、3点となります。

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2014/08/25

【登山】これもまた百名山・美ヶ原(付:中房温泉再訪)

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Img_0167 五竜岳から下山したぽん太とにゃん子にひつじちゃん、フクロウ義父さんと合流し、中房温泉(公式サイト)に泊まりました。
Img_0160 中房温泉に関しては、以前の記事で書いたので繰り返しませんが、なんど泊まってもいい宿です。豊富な湯量、様々なお風呂、美味しいお料理、鄙びた雰囲気、まさにぽん太の好みにぴったり。細いうねうね道を走って行く必要があるので、敬遠する人が多いのかもしれませんが、もし簡単にアプローチできたらたいそう混雑することでしょう。
Img_0153 今回は、ちょっと洒落たベッドの部屋でした。
Img_0180 しばらく行かぬ間に、温泉大プール、ウェストン卿が宿泊したという本館菊、旧湯会所・田村薬師堂・山の神の社・土蔵・板倉が登録有形文化財に指定されていました。

 さて、翌日は、日本百名山の五竜岳に登頂したひつじちゃんに、もひとつ百名山登頂をプレゼントしようと、美ヶ原に行きました。ちと風が強かってですが、とてもよい天気でした。

【山名】美ヶ原(2024m)
【山域】霧ヶ峰・美ヶ原
【日程】2014年8月6日
【メンバー】ぽん太、にゃん子、ひつじちゃん、フクロウ義父さん
【天候】晴れ・強風
【ルート】美ヶ原自然保護センター12:27…王ヶ頭13:06…美ヶ原自然保護センター14:19

(※3D地図や当日の天気図などは「山行記録のページへ」をクリック)
【マイカー登山情報】美ヶ原自然保護センターに広い無料駐車場あり。松本ICから自然保護センターへの道は、松本浅間カントリークラブ、美鈴湖を経て行く路が広くて走りやすいと思ています。

Img_0214 現在においては美ヶ原の象徴とも言える林立する巨大アンテナ。IT技術が発達した今、取り払うことはできないのでしょうか。
Img_0207 あっという間に頂上台地に。東方向の美しい山並み。これで車道さえなければ、立派な山なのに。
Img_0204 登り始めて30分で山頂に到着。五竜岳も美ヶ原も、貴賤の差はない同じ百名山の一座です。
Img_0205 石碑その1。矛を持って怒ってますから、不動明王でしょうか。
Img_0206 石碑その2。顔が二つ、手が4本?それとも6本?イノシシに乗っているところを見ると摩利支天でしょうか?
Img_0210 こ、これは……?天狗や不動明王がフォーメーションを組んでます。
Img_0212 柱に「木曽御嶽本教」と書かれています。ググってみたところ、木曽御獄本教|神社・寺院・仏閣から学ぶ宗教と日本の歴史御嶽教って何?が詳しいです。要するに、江戸時代に広く行われていた御嶽信仰が、明治政府の神仏分離政策に従う形で教派神道となったのが、木曽御獄本教のようです。信者は約50万人いて、13のた教派神道のなかでは、天理教に継いで二番目に多いんだそうです。(2014年9月28日付記:御嶽教と木曽御嶽本教がこの記事では混同されてますが、実際は異なる宗教でした。おわびして訂正します。御嶽山信仰に関する新たな記事はこちらです。)
 で、なんで美ヶ原に木曽御嶽山信仰が?ということになるのですが、美ヶ原観光連盟公式サイト:美ヶ原の歴史を見てみると、御岳信仰の講社に集う人々が、美ヶ原から木曽御嶽山を望んで、宗教行事を行ったんだそうです。
 また、このサイトには、江戸期中期の「信府統記」で「美ヶ原」という呼称が始めて使われたと書いてあります。ぽん太は先日の記事でWikipediaを参照して、「美ヶ原」という呼び名が定着したのは1921年(大正10年)に木暮理太郎が『山岳』に登山記録を載せてからだと書きましたが、「美ヶ原」という呼び名そのものは、江戸中期からあったのですね。
Img_0213 お馬さんが草を食べてました。ぽん太たちもベンチで昼食をとって、下山いたしました。

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2014/08/24

【登山】長くて楽しい(?)遠見尾根往復・五竜岳

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 夏の恒例、義妹のひつじちゃんを連れての山行。今年はどこに行きたいか聞いてみたところ、五竜岳とのこと。もちろんぽん太とにゃん子は制覇済みですが、登ったことがない遠見尾根からアプローチすることにしました。帰りは状況が許せば唐松岳経由で八方尾根に降りるというオプション付きです。

【山名】五竜岳(2814.1m)
【山域】白馬・鹿島槍・五竜
【日程】2014年8月4日〜5日
【メンバー】ぽん太、にゃん子、ひつじちゃん
【天候】(8/4)曇り、(8/5)曇り
【ルート】(8/4)ゴンドラ・アルプス平駅8:08…大遠見11:49…五竜山荘15:07(泊)
(8/5)五竜山荘5:45…五竜岳6:59…五竜山荘…アルプス平駅14:01

(※3D地図や当日の天気図などは「山行記録のページへ」をクリック)
【マイカー登山情報】ゴンドラ駅の所に広大な無料駐車場があります。
【参考URL】
http://www.hakubagoryu.com/kankou/alps-summer/
  白馬五竜のテレキャビンの運行時間・運賃、白馬五竜高山植物園の案内などあり。
http://www.hakuba-sanso.co.jp/goryusanso/
  五竜山荘のホームページ。

Img_0053 ぽん太とにゃん子だけなら、前夜泊は松本市か長野市あたりに泊って、夜の街へ繰り出したいところ。しかしひつじちゃんは、年に数回しか山に登らぬひ弱な体。7時半のテレキャビン運行開始と同時にスタートを切りたいところ。狸の頭で考えて、白馬周辺の民宿に泊まることにしました。「白馬 民宿 登山」でググると、登山の早出に対応してくれるいくつかの民宿が出て来ましたが、一番よさそうだった「白馬の小さな ペンションあぎ」さんにお世話になることにしました。あぎさんのホームページはこちらです。オーナーは山岳ガイド。早朝出発対応です。
Img_0048 夕食は、自家菜園の有機野菜がたっぷりのサラダから。最初、ペンションがなかなか見つからずに困りました。小さな看板に「hagi」と書いてあったので、通り過ぎてしまったのです。変わった名前ですが、苗字が萩原さんだったので、フランス風に最初のhを発音せずに、「あぎ」という名前にしたそうです。
Img_0051 冷製スープ、魚料理をいただいて、メインはこれまた野菜たっぷりのステーキ。カレー風味のスパイシーな味付け。年に何回かネパールに出かけ、食材を買い付けてくるそうです。
Img_0054 早出にあわせ、朝食は6時半に用意して下さいました。ハムエッグと……
Img_0055 美味しいパンです。登山に備えて、いっぱい頂きました。

Img_0057 天候はあいにくの曇り。テレキャビンが雲の中に吸い込まれていきます。テレキャビンを降りると「白馬五竜高山植物園」となっております。「栂池自然園」とは異なり、人工的に整備して、花を植えてあります。こちらはエーデルワイス。日本のウスユキソウより毛がフサフサしてますね。
Img_0063 そして、一度見たいと思っていたヒマラヤの青いケシです。以外と背が高くて大きいのでびっくりしました。
Img_0065 地蔵の頭のケルンの中にある、風切地蔵尊です。新しく見えますが、慶応三年 (1867年)に祀られたものだそうです(白馬スキー場)。
Img_0066 まだまだ元気なひつじちゃんです。遠見尾根は長い、長いと言われてますが、単に長いのではなく、無駄に長いです。最初と最後こそ急登ですが、標高2,000メートル付近で、登ったり降りたりの水平移動が延々と続きます。しかも異常に階段が多く、ひょっとしたらやんごとなきお方がこの道をお登りになられたのでは、という思いがよぎります。
Img_0069 稜線が近づいて来たところで、ガスが晴れてきました。ガスの合間から突然姿をあらわした北アルプスの景観に、圧倒されるやら喜ぶやら。
Img_0081 やがてザレ場の連続となり、ちょっとした鎖場もあります。
Img_0088 高山植物も咲き乱れています。
Img_0099 五竜小屋は目の前ですが、断崖絶壁に阻まれています。一度白岳近くの小ピークまで登ってから、降りなければなりません。稜線に出ると、富山側はガスが晴れていました。写真は唐松岳へと続く北側の稜線です。
Img_0101南に目を転ずると、眼下に五竜山荘の赤い屋根が見えます。
Img_0104 ようやく五竜山荘に到着。ご苦労様でした。客室は、一階が上下二段の蚕棚、二階が個室形式になっております。有料で個室を利用することはできませんが、早めに予約をしておいたせいか、三人で一つの個室を使うことができました。一階はけっこうぎっしりでしたから、ゆったりと眠れるのは有り難い限りです。皆さんも、ご利用の際は、早めの予約をおすすめします。
Img_0105 五竜山荘といえば、夕食のカレーが名物なんだそうです。肉とか野菜とか「具」は入ってないのですが、しっかり煮込んだルーがとってもふくよかな味で美味しかったです。天気が悪いので夕焼けも見えず、早々に就寝。明日の晴天を祈りながら眠りに入ります。
Img_0108 朝食にお魚はもはや北アルプスの山小屋の定番か?
Img_0110 雲が多くて、すっきりとしたご来光は望めませんでしたが、ちょっと不穏な感じの雲がいいです。
Img_0112 朝日に染まる雪渓です。
Img_0119 まずは五竜岳山頂をピストン。残念ながら、途中から上はガスがかかってます。
Img_0122 やっと山頂に到着。時々ガスがさーっと晴れて、鹿島槍が顔を出します。
Img_0123 こちらの上には劔様がおられるはず。
Img_0139 富山湾が見えました。その向こうには能登半島も見えたのですが、写真には写ってません。
 展望もよくないので、無理して唐松岳へ縦走するのは止めて、遠見尾根を下山することにしました。おりしもガスが晴れて、遠見尾根が見渡せました。延々と続く上り下りが、やる気をなくさせ気分がウキウキしてきます。
Img_0142 五竜山荘のお弁当はシャケとソーセージでした。

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2014/08/23

【観光】金峯山牛伏寺/諏訪湖博物館で諏訪法性の兜を見る

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 7月下旬、美ヶ原温泉「旅館すぎもと」に泊まった翌日、ぽん太とにゃん子は、巣穴への帰り道、まず松本市内にある金峯山牛伏寺(きんぽうざん ごふくじ)に寄りました。公式サイトはこちらです。
Img_0034 なぜ牛伏寺の寄ろうとおもったかというと、以前の記事に書いたように、以前に鉢伏山に登ったとき、鉢伏山が山岳信仰の山であり、牛伏寺と関係があったことを聞いたからです。
Img_0031 参道の途中にある牛堂です。
Img_0030 このお寺に祀られていた十一面観音の霊力で、お経を運んでいた牛が倒れたそうです。倒しちゃいかんだろ、と思いますが、その牛を祀ったのがこのお堂で、牛伏寺という名前の由来になっているそうです。
Img_0039 ということで、仁王像や狛犬ではなく、狛牛(?)がお出迎え。
Img_0041 けっこう境内が広く、立派なお寺です。
Img_0042 本堂(観音堂)です。建物の装飾も見事です。
 ただ、人気がなく、寺宝の国指定重要文化財の仏像なども拝観できませんでした。また、鉢伏山信仰との関連についても、新たな情報は得られませんでした。
宿・ホテル予約ならじゃらんnet 
 次いで、諏訪湖畔にある、「諏訪湖博物館・赤彦記念館」に寄りました。公式サイトはこちらです。
 なぜここに寄ったかというと、歌舞伎の「本朝廿四孝」に出てくる「諏訪法性の兜」が展示されていると聞いたからです。
 訪れてみると、建物は立派ですが、小さな博物館で、「郷土博物館」によくあるような民具などが申し訳程度に展示してあります。
 その合間に、ありました、ありました、「諏訪法性の兜」です。写真はこちらをどうぞ。白い毛が生えていて、前立ては動物か何かの顔になっていて、髭が生えてます。
 職員の方をお呼びしてお話をお伺いしたのですが、この法性の兜は、残念ながら「レプリカ」だそうです。ただ、本物を確かに収蔵しているそうです。8月に本物を展示するとおっしゃっていましたが、公式サイトを見ても何も記載されていないので、本物を見たい方は、博物館に問い合わせてから行くといいでしょう。
 諏訪法性の兜と「本朝廿四孝」に関しては、こちらのサイトに、諏訪湖博物館の館長さんのインタビューも含め、かなり詳しく書かれています。
 ぽん太が常々疑問に思っていた、「御神渡りと狐の関係」についても聞いてみたのですが、「御神渡りの神事に狐は出て来ず、歌舞伎の創作であろう」とのことでした。以前の記事に書いたように、幕末には一般に御神渡りと狐が関係付けられていた証拠がありますが、あまりお手間を取らせても申し訳ないので、そこまではツッコミませんでした。この問題は、さらに調査継続していきたいと思います。
 島木赤彦に関する展示も見ましたが、名前は知ってるけど代表作も知りません。ダウンタウンのまっちゃんにそっくりだと思いました(こちらのページの写真を参照)。

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2014/08/22

【歌舞伎】萬次郎大活躍、笑いが板に付いてきた勘九郎/2014年8月歌舞伎座第一部・第二部

 八月納涼歌舞伎はいつもながらの三部制。本日は猛暑のなか、第一部・第二部を続けて観劇しました。全体として、第一部はなんかいまいちでしたが、第二部はなかなか面白かったです。公式サイトはこちら
 第一部の幕開きは「恐怖時代」。谷崎潤一郎の作で、初めて観る演目だったので、楽しみにしていたのですが、ちと期待はずれでした。これは脚本が悪いのか、演出がわるいのか、どちらかでしょう。
 前半は、お家騒動と愛欲とが絡み合う歌舞伎らしい展開で、ぽん太も引き込まれて見てました。お由良が蚊帳のなかで斬り殺されて血しぶきが飛ぶあたりは、ちょっと生々しいけど「納涼」だからこんなもんかな?という感じ。ところが磯貝伊織之介が武士たちを斬り殺したあたりから雲行きが怪しくなり、春藤釆女正が死にかけた武士たちを見ながら酒を飲み始めたりします。お小姓の伊織之介が春藤靱負の生首をぶら下げて戻ってくるあたりは、先頃ニュースになっていた、シリアで7歳の子供が敵兵の生首を持っている写真が思い出され、ちょっと嫌な気分になりました。さらに伊織之介は、許嫁の梅野や、あろうことか主君の春藤釆女正も斬り殺し、さらに家来たちも全員殺した上で、最後にお銀の方と刺し違えて死んでしまいます。登場人物がことごとく死んで、舞台上が死体で埋め尽くされて幕となると、この劇がいったい何をやろうとしてるのか、全く理解できなくなりました。
 登場人物が全員死んで終わりというのだったら、前半の人物描写や話しの筋が、まったく無意味になってしまいます。伊織之介が若く美しいがサイコパス的な性格であることが主題なら、もっと他に話しも持って行きようがあるはず。時代物のように始めて、様々な伏線の絡み合いが最後には解決するかと思わせておいて、いきなり皆殺しでおわることで、観客の期待を裏切るという作戦か?まさかね。耽美的・猟奇的な美しさを狙うのなら、もっと舞台を暗くするなどして、全体を妖しげな雰囲気にする必要があるし、「笑い」を少なくして、茶道珍斎ももっとグロテスクに演ずるべきでしょう。
 こんど原作を読んでみたいと思います。
 演技の方は、それぞれ良かったです。茶道珍斎の勘九郎、これまでは勘三郎を真似て、「真面目な勘九郎が一生懸命笑わせてます」という感じでしたが、笑わせ方が板に付いて来て、ホントにおかしくなってきました。最後に一人生き残り、ひょっこりと顔をあげるあたりも上手でした。第二部の「たぬき」の太鼓持蝶作と共に、なかなかの演技でした。
 それから萬次郎も、この芝居の梅野のほか、第二部の「信州川中島合戦」のお勝、「たぬき」の「お駒」と、それぞれ違う役をどれも見事に演じてました。これまで「うまい役者だな〜」と思ってましたが、「信州川中島合戦」などはすっかり魅了され、とっても感動しました。
 扇雀も、権力欲と愛欲に捉われて策略をめぐらすお銀の方を好演。女形は扇雀、男役は翫雀と、二人併せて藤十郎の芸を見事に受け継いだ気がします。
 橋之助は持ち前の明るさのせいか、最初に出来て来たとき豪放快活に見えてしまい、春藤釆女正の癇が強いエキセントリックな性格が感じられませんでした。その他の人たちもそれぞれ健闘。

 「龍虎」は、龍と虎が髪を振り立てて戦い合うという舞踊作品。前シテ/後シテという二部構成ではなく、静・動・静という三部構成になっているあたりが現代風で、振付けも新しい(三津五郎の振付けですね)。獅童と巳之助の若さとパワーは大迫力でしたが、感動はしませんでした。

 第二部に入り、「信州川中島合戦」は初めて観る演目。近松門左衛門の作で、さすがに第一部の「恐怖時代」だの何だのとはレベルが数段違います。吃りのお勝が琴を弾いて輝虎を止めようとするアイディアも面白く、琴を挟んでの見得は錦絵のごとしでした。
 上にも書きましたが越路の萬次郎が素晴らしかったです。脇役では何度も観て、うまい役者だと思っておりましたが、今回は丸本物の主役。武将の母親としての格式と貫禄が感じられ、輝虎の籠絡に乗るまいと、貢ぎ物を拒絶したり、輝虎自ら運んで来た料理を足蹴にしたりしますが(これも実際に蹴ったりせず、象徴的に表現されているあたりが、また良いのですが)、それが意地悪っぽくならないところはこの人の持ち味か。橋之助も、この輝虎の役だと大きさと力強さが生きて来ます。怒ってからのパワーもすごかったです。児太郎も、最近よく見かけるようになったと思っていたら、いつの間にかこんな立派な役を。福助がやる予定だったのかしら?

 「たぬき」は、大佛次郎作の新作歌舞伎。笑いとペーソスのある脚本もまずまずだし、役者の演技も素晴らしく、なかなか楽しめました。
 柏屋金兵衛が生き返って棺桶から出て来たときは、隠亡多吉はもっと驚いてもいいような気がするし、そのあとのやり取りも「あんたは幸運だ」見たいなことばかり繰り返して冗長な感じがしましたが、お染の家に場面が写って以後はテンポが出て来ました。
 三津五郎の柏屋金兵衛が、品格とユーモアを兼ね備えて秀逸。お染の背後を、驚かしてやろうとイソイソと歩く姿など、あちこちで大笑いしていしまいました。一方で、生きることは辛いことだが、それでも生きていることは素晴らしいことであり、生きることの苦難を引き受けて行かなければならない、というメッセージは、死から生き返った金兵衛と、膵臓がんの手術から復帰した三津五郎とがぽん太の心の中で交錯して、思わずぐっと来ました。
 また、隠亡多吉の山左衛門にも感心しました。下層階級の人の良い老人を演じて味わい深く、十両を手にして驚き喜んでいる様子など、生活感と人間味が自然ににじみ出て来て、まるでロシア演劇の登場人物を見ているかのようでした。
 太鼓持ちの勘九郎は、ここでもおかしい。七緒八君かわいい。七之助、巳之助、萬次郎、その他好演。
チケットぴあ

歌舞伎座
八月納涼歌舞伎
平成26年8月20日

第一部

一、恐怖時代(きょうふじだい)  
 お銀の方 扇 雀
 磯貝伊織之介 七之助
 茶道珍斎 勘九郎
 細井玄沢 亀 蔵
 お由良 芝のぶ
 氏家左衛門 橘太郎
 梅野 萬次郎
 春藤靱負 彌十郎
 春藤釆女正 橋之助

二、龍虎(りゅうこ) 
 龍 獅 童
 虎 巳之助

第二部

一、信州川中島合戦(しんしゅうかわなかじまがっせん)
  輝虎配膳  
 長尾輝虎 橋之助
 直江山城守 彌十郎
 唐衣 児太郎
 越路 萬次郎
 お勝 扇 雀

二、たぬき  
 柏屋金兵衛 三津五郎
 太鼓持蝶作 勘九郎
 妾お染 七之助
 門木屋新三郎 秀 調
 松村屋才助 市 蔵
 倅梅吉 波野七緒八
 隠亡平助 巳之助
 芸者お駒 萬次郎
 狭山三五郎 獅 童
 備後屋宗右衛門 彌十郎
 女房おせき 扇 雀

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2014/08/21

【温泉】古民家と創作懐石で濃厚なおもてなし。美ヶ原温泉「旅館すぎもと」(★★★★)

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  7月下旬、登山を終えたぽん太とにゃん子は、松本は美ヶ原温泉にある旅館すぎもとで疲れた体を癒しました。前から気になっていた宿だったのですが、お値段がちょっとお高め。今回、かなりお得な期間限定のスペシャルプランが設定されていたので、お世話になることにしました。宿の公式サイトはこちらです。

 「旅館すぎもと」の楽天トラベルからの予約は、左のリンクをクリック。

Img_0012 美ヶ原温泉は、松本市のすぐ東、車で15分ほどのところにあります。二十数軒の宿からなる、静かな温泉街です。ぽん太は以前に「和泉屋善兵衛」という宿(公式サイト)に泊まったことがありますが、旅館すぎもとのお隣です。

 「湯宿 和泉屋善兵衛」の楽天トラベルからの予約は、左のリンクをクリック。

Img_0014 入り口に魚をかたどった木彫りの看板がありました。ん?「湯之原温泉」?美ヶ原温泉じゃないのか。
 言われてみると、「美ヶ原」温泉という命名は、なんか新しっぽい気がします。美ヶ原-Wikipediaによると、引用先と思われる山の方の「美ヶ原」という呼び名が定着したのが、1921年(大正10年)に木暮理太郎が『山岳』に登山記録を載せてからだといいます。ということは、「美ヶ原」温泉の命名は、それより後か。美ヶ原温泉-Wikipediaを見ると、温泉名が美ヶ原温泉になったのは昭和30年代に入ってからだそうです。なになに、それ以前は「白糸の湯」、「山辺の湯」、「束間の湯」という名称で呼ばれていた?「湯之原温泉」がないやん。
 調べてみると、旅館すぎもとの住所が、松本市大字里山辺「湯ノ原」となっております。また、「湯の原温泉事業協同組合」というものもあるようです。してみると、ぽん太が推測するに、美ヶ原温泉に配湯されているこの源泉の名前が、「湯の原温泉」なのかもしれません。
Img_9968 内部は、民芸調のレトロモダンという感じです。松本民芸家具があちこちに置かれています。
Img_9966 鏡面素材が効果的に使われているのが面白いです。写真の左側の鏡面素材の内部は源泉となっております。
Img_9961 写真は貸し切り風呂ですが、窓の外の風景にも鏡面素材が使われております。窓から外を覗いたら、間近に裸の男性がいたのでビックリ。良く見たら鏡に映った自分でした。
Img_9962 設計は、古民家再生で有名な降幡廣信だそうです。ぽん太が泊まったことがあるところでは、野沢温泉の民宿いけしょうや、新平湯温泉松宝苑、そして下諏訪温泉みなとやが降旗氏の設計でした。降幡建築設計事務所のサイトはこちらです。
Img_9971 客室も、広々と落ち着いた和室です。
Img_0019 こちらが内湯です。木が多用された浴室で、お湯は無色透明のやわらかいお湯です。源泉が敷地内にあるので、当然のことながら加水なしの源泉掛け流し。湯温を保つための循環は行われているようです。
Img_0022 露天風呂も付いております。
Img_0025 温泉分析表です。pH8.63のアルカリ性単純温泉。お肌すべすべ系ですね。
Img_9983_2 夕食は、創作系の会席料理。一つひとつ運ばれてくるお料理は工夫がこらされていて、器や盛りつけも目を楽しませてくれます。オプションの手打ち蕎麦も絶品だそうですが、熟年のぽん太とにゃん子は量的に無理なので、今回は残念ながら諦めました。
Img_9973Img_9975Img_9977Img_9979Img_9982Img_9988Img_9990Img_9993
Img_9985_2 お酒もおいしゅうございました。
Img_9994 今回のプランでは、夕食後に素敵なバーでワンドリンクが付いてました。
Img_0008 こちらが朝食です。
 建物もお食事も凝っていて、従業員のサービスも満点。ぽん太は、放っておかれる感の宿も嫌いではありませんが、ここは一生懸命もてなして頂いたという感じの宿です。温泉も、源泉を有するだけあって掛け流しが嬉しいです。お値段がちとお高いですが、今回のプランなら大満足。この方向性の宿としては最高レベルかと思いますが、ぽん太の個人的な好みからすると鄙び度にやや欠けるので、4点!
宿・ホテル予約ならじゃらんnet

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2014/08/16

【登山】不帰のキレットと天狗山荘(唐松岳)

Img_9810 後立山連峰の登山道のうち、白馬鑓ヶ岳から唐松岳のあいだは、ぽん太とにゃん子にとって未踏破の空白地帯となっておりました。昭文社の山と高原地図で点線になってるし、なによりも「不帰のキレット」という恐ろしい名前に気圧されていたのです。しかし、以前に山小屋で出合ったおっちゃんが「大したことないよ」と言ってたこともあり、こんかいチャレンジすることにいたしました。また、これまで利用したことがない天狗山荘にも泊まってみました。

【山名】唐松岳(2696.4m)
【山域】白馬・鹿島槍・五竜
【日程】2014年7月21日〜23日
【メンバー】ぽん太、にゃん子
【天候】(7/21)曇り、(7/22)ガス・強風、(7/23)曇り・強風
【ルート】(7/21)八方尾根第1ケルン9:43…八方池10:52…唐松岳頂上小屋13:23(泊)
(7/22)唐松岳頂上小屋6:02…唐松岳6:28…不帰キレット…天狗山荘11:47(泊)
(7/23)天狗山荘6:07…白馬鑓温泉…猿倉荘12:39

(※3D地図や当日の天気図などは「山行記録のページへ」をクリック)
【マイカー登山情報】八方尾根第2駐車場(無料)に車を停め、ゴンドラの駅まで歩きました。ゴンドラ駅近くの駐車場はすべて有料です。帰りは猿倉荘から八方尾根駐車場までタクシーの相乗り。運転手さんが3,000円ちょっきりで行ってくれるとのことでしたので、4人で相乗りして、一人で750円と、バス料金(930円)よりも安くあがりました。
【参考URL】
http://www.happo-one.jp/access/parking.html
  八方尾根周辺の無料駐車場の案内。
http://karamatsu.jp
  唐松岳頂上山荘のホームページ
http://hakubakousha.com/index.php/mountain-lodge-info/tengu
  天狗山荘ホームページ
http://www.alpico.co.jp/access/hakuba/sarukura/
  白馬〜猿倉間のバスの時刻表、料金など

 これまで北アルプス登山前は、松本市のビジネスホテルに前夜泊することが多かったのですが、ちょっと飽きた感があるので、今回は長野市に泊まってみました。お世話になったのは「もてなしの宿 臼井館」。長野駅からは遠いですが、長野市の繁華街権堂にほどちかく、何よりもお値段が安いのが有り難いです。楽天トラベルからのご予約は左のリンクから!

 ということで、暗くなるのも待ちきれず、飲屋街に繰り出しました。最初に訪れたのが「漁師酒場 やひろ丸」です。

漁師酒場 やひろ丸
漁師酒場 やひろ丸
ジャンル:長野漁師居酒屋
アクセス:長野電鉄長野線権堂駅 徒歩3分
JR長野駅 徒歩15分
住所:〒380-0832 長野県長野市長野東後町5(地図
周辺のお店のプラン予約:
竹取御殿 長野駅前店のプラン一覧
桜坂 長野駅前店のプラン一覧
周辺のお店:ぐるなびぐるなび 居酒屋(長野市)
情報掲載日:2014年8月16日

P7200024 まずは長野ということで、馬刺を注文。
P7200026_2 「宮崎県青島漁港から直送の鮮魚」が売りとのことなので、お造りもお願いしました。

P7200038プレメディが終わって勢いがついてきたところで、「居食酒処 祇園」にハシゴ(食べログ)。店主さんが唎き酒師だそうで、5種類だか7種類だかの飲み比べセットがあって、1セットを二人で味わいました。東京でも飲んだことがないマニアックな酒も多く、日本酒好きにはお勧めです。

Img_9743 翌朝は早朝に宿を立ち、八方尾根駐車場に車を停め、文明の利器ゴンドラとリフトで一気に高度をかせぎます。いよいよ登山開始といきたいところですが、海の日の連休ということで、老若男女のハイカーで道は大渋滞。だいぶ時間をロスしました。写真は八方池。ハイカーのほとんどは、ここでUターンしていくようで、池の周りは人で溢れてました。
Img_9749 雪のせいなのか、妖しげな雰囲気にねじ曲がったダケカンバを、所々で見ることができました。
Img_9755 ハクサンタイゲキ。花のような葉っぱのような、地味な花ですが、初めて見ました。
Img_9757 稜線に近づくと、ガスの晴れ間に雪渓が目に入ります。
Img_9768 ♪黒百合は、恋の花〜。死語か?
Img_9789 唐松岳頂上小屋に到着!
Img_9775 時々ガスが晴れて、唐松岳が姿を現します。どうせ明日登るので、今日はビールを飲んで、夕食までお昼寝です。
Img_9780 夕食は、山の上なのに魚もついて、なかなか豪華。最近の山小屋の食事の充実振りは素晴らしいですね。でもお値段も、夕朝食にお弁当付きで10,700円。山小屋で1万円越えは初めてのような気がします。
Img_9791 夜の間中、激しい風の音で何度も目が覚めました。翌朝、ご来光を拝みます。ちょっと雲がかかっていて、すっきりとした日の出にはなりませんでしたが、雲海が美しかったです。相変わらず風が強く、ちと心配です。
Img_9797 朝食にもお魚がついてました。
Img_9802 強風のなかを出発! 唐松岳頂上小屋から少し唐松岳方面に行ったところは、コマクサが満開でした。
Img_9805 唐松岳山頂。ガスと強風で何も見えず。
Img_9811 岩場の核心部へと入っていきますが、確かに梯子も数段くらいで、槍穂高縦走や剱岳に比べると、あっけないくらいでした。思うに、大雪渓から白馬岳に登ったり、八方尾根から唐松岳に登ったりした初心者が、安易に踏み込まないように、地図上で点線になっているのかもしれません。こんかい強風にあおられながらの縦走でしたが、岩場の鎖や梯子に慣れている人には問題のないルートでした。
Img_9816 天狗岳へと続く稜線。正面が天狗岳で、その手前が不帰のキレット。天狗岳への赦免は「天狗の大下り」と呼ばれておりますが、こちらから行くと、300メートル近いザレ場の登りとなります。
Img_9823 帰し方を振り返る。この稜線を乗り越えて来ました。
Img_9825 一瞬顔を出した剣岳?
Img_9829 天狗の大下りの途中から、帰し方を振り返る。
Img_9832 こちらはこれから向かう方。白馬っぽい風景になってきました。
Img_9838 景色のよいピークで、風の当たらない場所を選んで、昼食のお弁当です。こちらもお魚つき。美味しゅうございましたが、蒟蒻畑はデザートかと思いますが、山の上でノンカロリーのダイエット食品はそぐわいくないような気がします。
Img_9852 天狗山荘までもう一息。ウルップ草が咲いています。
Img_9855 珊瑚の浜辺のような白い石。
Img_9859 天狗山荘が見えて来ました。
Img_9872 到着です。お昼前に着いてしまいましたが、ここに泊まるのも今回の山行の目的の一つだったので、お世話になることにしました。
Img_9891 2階建ての蚕棚方式。白馬頂上宿舎と同じく、白馬村の村営の山小屋ですが、とっても空いていてよかったです。山小屋によっては、宿泊客が少なくても、端からぎっしり詰め込んでいくところも多いですが、ここは一組一部屋という感じでした。
Img_9892Img_9893 布団も、軽い布団に徐々に変えているようです。今回は、部屋によって、新しい布団の部屋と古い布団の部屋がありました。
Img_9890 夕食です。シャケですけど、お魚つきで、美味しい夕食。料金はお弁当付きで、やはり1万円越えの1,600円也。
Img_9895 テント場に咲いていたウルップ草。こんなにキレイな花を見たのは、ぽん太は初めてかも。
Img_9897 雲が多くてご来光は見えねども、いと神秘的なる夜明けかな。
Img_9900 雲海の彼方に見えるのは、戸隠と高妻山かしら?
 当初は稜線を歩いて、白馬岳に登ってから大雪渓を下るつもりでした。しかし、風があまりに強くて稜線歩きがしんどそうな上、ガスもかかっていて景色も楽しめなさそうだったので、白馬鑓温泉経由で下山することにしました。
Img_9904 ガスの合間から一瞬顔を見せた剱岳。さようなら、もうすぐ会おう。ぽん太とにゃん子は9月に剱沢を下る計画を立てております。
Img_9908 稜線からちょっと降りると風は嘘のように止み、こんどは暑さが堪えてきます。
Img_9910 雪渓に現れた不思議なストライプ模様。
Img_9937 小ピークにガスがかかり、樹々のシルエットが浮き上がります。ぽん太が好きな一瞬です。
Img_9956 キヌガソウの大群落。
Img_9958 天狗山荘のお弁当です。肉汁たっぷりのソーセージが美味しかったです。

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2014/08/15

【観光】夏を迎える京都(六波羅蜜寺、永観堂、戒光寺、泉涌寺、東福寺など)

Img_9629 7月上旬、大阪で歌舞伎を観た帰りに、京都で一泊して来ました。ちょうど過去最大級だかなんだかの台風が夜半に通過したため、京都の街はこの時期にしては空いておりました。
Img_9599 せっかくなので、京都の夏の風物詩、川床を利用してみました(→ごとく庵)。ぽん太がむかし京都に住んでいた頃は、とても川床などを使える身分ではありませんでしたが、あれから数十年、思えば遠い所に来たものです。
Img_9601 とは言えお値段も、席料がかかる以外は普通のお値段でした。高い所は高いんでしょうけど。
Img_9615 日が落ちつつある鴨川の景色です。
Img_9653 四条大橋の上で、なにやら神事をしているのに居合わせました。祇園祭のなかの、神輿洗いという神事だそうで、神輿を鴨川の水で清めるというものだそうです。

Img_9656 もう一軒はしご。「酒菜ばんから」です(→食べログ)。こちらは高瀬川沿いのちょっと洒落たお店。四条から南に入ったあたりは静かでいい雰囲気ですね。

 さて朝食は、ホテルから観光地に向かう途中で偶然通りかかった、喫茶すずき(→食べログ)で頂きました。古い街並のなかにある普通の喫茶店です。近所の常連さんがモーニングを食べに来てるという雰囲気でした。
Img_9658 トースト、目玉焼き、サラダという近頃珍しい定番のモーニングです。う〜ん、昔にタイムスリップしたみたいで落ち着くにゃ〜。

Img_9662 まず訪れたのは六波羅蜜寺(→公式サイト)。建物はあまり大したことありませんが、彫刻が充実しております。ご本尊である国宝の十一面観音立像は残念ながら普段は非公開ですが、宝物殿で様々な重要文化財の彫刻を観ることができます。有名なのは、教科書にも載っている「空也上人立像」。口から念仏を現す六体の阿弥陀が出ているやつですね。運慶の四男康勝の作です。
Img_9665 それから運慶の作の「地蔵菩薩坐像」。運慶と湛慶の坐像もあります。さらに「平清盛坐像」、定朝の作の「地蔵菩薩立像」。どれも見事なできばえです。
Img_9663 それから、歌舞伎ファンにとって見落としてはならないのは「阿古屋塚」。傾城阿古屋が平家の残党「悪七兵衛景清」を守ろうとする『壇浦兜軍記』の「阿古屋の琴責」は有名ですね。9月に京都南座で行われる海老蔵の「壽三升景清」(ことほいでみますかげきよ)にも、阿古屋が出てくるはずなので、興味がある方はどうぞ(公演の案内とチケットの購入はこちらから)。
 もっともこちらの「阿古屋伝説地を訪ねて」というページによると、もともとこのあたりは鳥辺山葬場の入り口で、遺体に火をつける下炬(あこ)の儀式が執り行われていたのが、後に阿古屋の物語と重なって、阿古屋塚と呼ばれるようになったとのこと。ホントはどうなのかわかりませんが、そういわれてみれば、そんなもののような気がします。
 なお、このサイトによれば、このあたりは「景清」の伝説地帯でもあり、清水寺の境内の石燈龍に「景清爪形観音」、本堂の西側には60センチ程の景清の足形石があるそうです。また西大谷付近には、以前は 「牢ノ谷 」と呼ばれる音羽川の渓谷があり、ここには景清が投獄されていた牢屋や、「景清姿見ノ井戸」がありました。要法寺の庭には、牢屋の石柵であったという石があり、また龍眠庵の後の竹林に、景清の屋敷跡と墓があると伝えられているそうです。
Img_9664 「阿古屋塚」の隣りには、「平清盛公の塚」もあります。

Img_9669 次いで訪れたのが永観堂。公式サイトはこちらです。お目当ては「みかえり阿弥陀」です。永観堂という名の由来となった第七世法主永観律師が阿弥陀像の前で行道していたところ、とつぜん阿弥陀像が動き出し、壇を降りて永観を先導して行道しはじめました。呆然として立ち尽くす永観を阿弥陀は振り返り、「永観、おそし」と声をかけたのだそうです。弱者を切り捨て強者が甘い汁を吸うという現代社会において、ますます有り難さが増して来た仏様です。
Img_9672 で、来てみて思い出したけど、ここ来たことあるやん。昔紅葉を見に来た気がする。すごい人出だったという記憶しかないけど。みかえり阿弥陀もそのとき見た見た。いわれも知らず、有り難さもわからず、記憶に残ってませんでした。

Img_9691 次いでにゃん子のリクエストで、錦小路をぶらつきました。
Img_9690 錦小路の一角に、「伊藤若冲生家跡」の看板を発見!
Img_9688 生家は錦小路にあった青物商だったらしい。
Img_9689 近年発見された資料によると、画家として名をはせただけではなく、錦市場の青物問屋の主人として、営業認可をめぐるもめごとの解決に携わったりもしていたそうです。

Img_9693 寺町四条のイヅヅカフェ(食べログ)で一休み。

Img_9697 次は一気に京都の南東に位置する「戒光寺」に移動しました。公式サイトはこちらです。
Img_9699 ここにある「本尊丈六釈迦如来像」は運慶・湛慶親子による合作で、重要文化財に指定されております。見の丈約5.4メートルという巨大な像です。後水尾天皇が即位争いに巻き込まれて暗殺されそうになったとき、この像が身代わりになったという伝説もあるそうです。

Img_9702 泉涌寺を参拝(公式サイト)。重要文化財の仏殿には、運慶作と「伝えられる」三尊像があります。阿弥陀・釈迦・弥勒の三尊が、それぞれ過去・現在・未来に対応しており、「三世仏」というそうです。なんかがらんとした倉庫みたいな広い空間に、ぽつんと仏様が安置されていてちょっと寂しそうですが、年にいちど巨大な大涅槃会を御開帳するために、このような構造になっているそうです。また、あまりの美しさから楊貴妃観音と呼ばれる聖観音像(重文)もありました。

Img_9709 東福寺までぶらぶら歩きました(公式サイト)。途中、陶器の窯元がそこかしこにありました。京焼・清水焼などの多くはこの辺りで作られているんだそうです。
Img_9711 突然降り出した大雨。本堂の軒下に腰掛け、国宝の三門を眺めながらしばし雨宿りをしました。重厚な門に滝のように打ち付ける雨を眺めていると、黒沢明の「羅生門」が思い出されました。今回の京都旅行のラストとてしてなかなかドラマチックな演出で、ちょっと神秘的な感じもしました。

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2014/08/14

【バレエ】モローの「月の光」 エトワール・ガラ2014、Aプロ

 あづい、あづい。
 時間が経ってしまいましたが、エトワール・ガラの覚え書きです。Bプロも面白そうだったけど、日程が合わんかった。公式サイトはこちらかな。

 ま〜暑いなか、ダンサーの皆さんにおかれましては、よくぞ来日して下さいました。ただ、エイマン、アバニャート、オブラスツォーワが来日できなくなって、だいぶメンバーやプログラムの入れ替わりがあり、ちとエトワールの輝きが鈍った印象も受けました。それでも、この春にようやく日本の舞台に上がってくれたエルヴェ・モローがまたもや登場。素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。

 まずは「ジュエルズ」より"ダイヤモンド"。ダンサーはローラ・エケとオードリック・ベザール。ぽん太は二人とも初めて観たと思います。代演で参加のローラ・エケ(Laura Hecquet)はスジェのようです。オードリック・ベザール(Audric Bezard)は1982年生まれ。2012年にプルミエール・ダンスール
に昇格したようです。踊りの感想は……う〜ん、忘れた。
 次いで「マノン」からのパ・ド・ドゥは。春のパリオペ来日公演での『椿姫』の印象いまださめやらぬシアラヴォラ姐さんとフォーゲル君。シアラヴォラはマノンにしては貫禄ありすぎですが、豊かな表現力はさすが。フォーゲルの描く線の大きさと美しさには、暑さも吹っ飛びました。でも、「エトワール・ガラ」としては、フォーゲル君ではなく、パリオペのダンサーで観たかった気もしました。
 お次は「白鳥の湖」第2幕より アダージョとヴァリエーション。グラン・アダージョの前に、ガニオ君の「マザコン王子の憂うつ踊り」が付いているという、ガラにはちょっと珍しい構成。でも、ガニオ君の踊りが堪能できたのでいいかもしれません。白鳥のアマンディーヌ・アルビッソン(Amandine Albisson)は、春のパリオペ公演で「ドンキ」のリアードの女王を踊ったのを観ているはずですが、記憶にございません。今年(2014年)の3月5日にエトワールに昇進したばかりの気鋭のダンサーのようですが、なかなか雰囲気がありました。振付けがヌレエフということでちと注目していたのですが、普通とそんなに違いませんでした。
 アッツォーニとリアブコのハンブルク・コンビによる、ノイマイヤーの「マーラー交響曲第3番」は定番。
 ジルベールとベザールの「3つの前奏曲」は、初めて観る演目っつか、ベン・スティーブンソンの振付けを観るのが初めてでした。ベン·スティーブンソン(Ben Stevenson)は1936年生まれのイギリス人。1976年から2003年までヒューストン·バレエの芸術監督を務め、これをアメリカを代表するバレエ団に育て上げました。現在はテキサス·バレエ·シアターの芸術監督のようです。
 舞台上には伴奏の生ピアノ、バレエのレッスンバーがしつらえてあり、男女のしっとりとした情感が漂う踊りで、テクニック的にはクラシカルな感じでしたが、リフトが難しそうでした。悪くなかったんですけど、暑さで火照った体が冷房で程よく冷えて来て、ちと眠くなりました。
 待ってました!エルヴェ・モローの「月の光」。ブベニチェク振付けの世界初演です。やんや、やんや。なんか、ちょっと憂うつさを備えたうら若き青年の、恋だか今後の自分の人生だか未知の世界に対する憧れや不安を描いた感じで、よかったな〜。モローがほんとに初々しく見えました。モローの踊りは常に「人間らしさ」が残っていて、決して抽象的なダンスにならないところがいいですね。振付けもよかったです。ただぽん太の個人的な好みと、この曲に対する思い入れから言うと、中間部をもう少しテンポアップして、静かな出だしや終わりと対比し、情熱や狂おしさを表現して欲しかったです。
 「オネーギン」より“鏡のパ・ド・ドゥ”。アルビッソンがエトワールに昇格したのがこの役によってでしたから、お披露目みたいな感じでしょうか。慣れないフォーゲルとのペアでしたが、恋する少女の雰囲気がよく出てました。
 リアプコの「アルルの女」は会場大興奮。なんか今回のプログラムは、おとなし目なのが多かったから、身体を駆使したパフォーマンスをちと求めていたという感じでしょうか。来日していればエイマン君が超絶テクニックを披露して観客を沸かせてくれてたはずですが。
 最後は豪華なキャスティングの「イン・ザ・ナイト」で華麗なエンディングとなりました。

エトワール・ガラ2014《プログラムA》

2014/7/31  Bunkamuraオーチャードホール

「ジュエルズ」より “ダイヤモンド”
振付:ジョージ・バランシン 
音楽:P.I.チャイコフスキー
出演:ローラ・エケ&オードリック・べザール

「マノン」第1幕より デ・グリューのヴァリエーションとパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン 
音楽:ジュール・マスネ 編曲:レイトン・ルーカス
出演:イザベル・シアラヴォラ&フリーデマン・フォーゲル

「白鳥の湖」第2幕より アダージョとヴァリエーション
振付:ルドルフ・ヌレエフ 
音楽:P.I.チャイコフスキー
出演:アマンディーヌ・アルビッソン&マチュー・ガニオ

「マーラー交響曲第3番」より
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:グスタフ・マーラー
出演:シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ(デュオ)

「3つの前奏曲」
振付:ベン・スティーブンソン 
音楽:セルゲイ・ラフマニノフ 
出演:ドロテ・ジルベール&オードリック・ベザール
ピアノ:金子三勇士

「月の光」 *世界初演
振付:イリ・ブベニチェク 
音楽:クロード・ドビュッシー
出演:エルヴェ・モロー
ピアノ:金子三勇士

「オネーギン」より“鏡のパ・ド・ドゥ”
振付:ジョン・クランコ 
音楽:P.I.チャイコフスキー 
編曲:クルト=ハインツ・シュトルツェ
出演:アマンディーヌ・アルビッソン&フリーデマン・フォーゲル

「アルルの女」より
振付:ローラン・プティ 
音楽:ジョルジュ・ビゼー 
出演:シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

「イン・ザ・ナイト」
振付:ジェローム・ロビンズ 
音楽:フレデリック・ショパン
出演:イザベル・シアラヴォラ&バンジャマン・ペッシュ、ドロテ・ジルベール&マチュー・ガニオ、ローラ・エケ&エルヴェ・モロー
ピアノ:金子三勇士

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2014/08/02

【観光】知多半島の先端の羽豆神社と、焼き物の街・常滑

Img_9578 渥美半島は以前に行ったことがあるので、今回は知多半島を攻めて見ました。
Img_9558 とりあえず半島の先端まで行った所、岩山の上に神社があったので、行ってみることにしました。羽豆神社(はずじんじゃ)というらしいです。奉納の白い旗が並んでいるところは、竹島の八百富神社と似てますね。この辺りのデフォルトか?
Img_9560 なにやら石が祀られてます。
Img_9559 加藤清正が名古屋城築城のために切り出した石を、奉納したものだと言われているそうです。石を切るためにあけた「矢穴」が残っていると書いてありますが、ぽん太はどこを探しても穴が見つかりませんでした。
Img_9562 拝殿です。
Img_9561 御祭神は建稲種命(たけいなだねのみこと)で、ヤマトタケルの東征の際に副将軍を務め、軍功を揚げました。その妹が宮簀媛(ミヤズヒメ)で、ヤマトタケル亡き後、草薙の剣を祀る熱田神宮を建立しました。熱田神宮の御祭神に、建稲種命と宮簀媛が含まれています。羽豆神社も、熱田神宮の勢力圏にあるのかもしれません。
Img_9565 展望台から、渥美半島を望むことが
できました。
Img_9569 「羽豆神社の社叢」は国の天然記念物に指定されております。写真はウバメガシのトンネルです。葉が厚くて南方系の雰囲気ですね。

Img_9574 その後、焼き物で有名な常滑を訪れました。陶磁器が好きで、あちこちの産地を訪れているぽん太とにゃん子ですが、常滑は初めてでした。
Img_9575 常滑を初めて観光する場合は、まず陶磁器会館を訪れ、そこで滑やきもの散歩道の地図をもらい、それに従って歩くと、主な観光スポットや窯元を巡ることができます。また、少し離れた所にあるセラモール・とこなめ焼卸団地には多くの店が終結していて、焼き物を買いたい場合は便利です。
Img_9577 全体は丘のようになっていて、細い路地が複雑に入り組んでいます。
Img_9579 趣きのある風景が広がります。
Img_9581 ばかでかい甕が屋外に展示してありました。
Img_9580 第二次世界大戦時に開発されたロケット戦闘機「秋水」の燃料貯蔵槽として作られたものだそうです。
Img_9586 立派な登窯です。
Img_9583 ずらりと立ち並んだ煙突が見事です。
Img_9588 黒く塗られた古めかしい建物は、歴史を感じさせます。改装してオシャレな店になっているものもあります。陶磁器を買うためだけでなく、観光地としてもなかなか面白いスポットでした。

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2014/08/01

【観光】島まるごと天然記念物。竹島@蒲郡

Img_9475 7月の頭、蒲郡クラシックホテルに泊まったぽん太とにゃん子は、ホテルの向かいにある小さな島、竹島を観光いたしました。
Img_9487 御覧のとおり、陸地からほど近くにあるのですが、植生がまったく異なっており、昭和5年に天然記念物に指定されております。

Img_9513 陸地側にある八百富神社遥拝所です。竹島全体は、八百富神社の境内となっているのです。
Img_9514 正面に竹島が見えます。昔は橋などなかったわけですから、竹島全体を神域と考え、ここから拝んでいたのかもしれません。
Img_9512 橋の入り口にある彫刻。なんか宇宙人みたいで不気味ですが、埴輪をイメージしているものだそうです。
Img_9493 島の入り口には鳥居があり、「八百富神社」と書かれています。神社のホームページはこちらです。
Img_9495 以前は竹島弁財天とも呼ばれていたようですが、神仏分離の結果でしょうか。
Img_9498 参道に立ち並ぶ奉納された旗がいい雰囲気です。
Img_9500Img_9499 筋骨隆々の狛犬君たちは、比較的新しそうな感じです。
Img_9501 こ、こいつらはなんじゃいな〜。わ、わからん。
Img_9502 見事な大木です。南国的な木ですね。
Img_9503 こちらが拝殿です。御祭神は市杵島姫命(イチキシマヒメ)です。アマテラスとスサノオが誓約を交わしたときに、スサノオの剣から生まれた五男三女神のなかの一柱です。元々は水・海に関連する神様ですが、子育ての神・子供の守護神とも言われ、のちに仏教の弁財天と習合して同神とされました。安芸の宮島の厳島神社の御祭神としても有名ですね(Wikipedia)。
Img_9504 御覧の通り、南国っぽい植生です。

Img_9505 拝殿を通り過ぎて進んで行くと、祠がありました。
Img_9506 「八大龍神社 祭神 豊玉彦命 厄除の神」と書いてあります。
 「八大龍神社」という名前からすると、元来は雨乞いの神様として知られる仏教の八大竜王を祀っていたはずです。地域の農業を支えるための雨乞いの役割をしていたのでしょうか。あるいは龍ということで、海の平穏や、船の安全の意味合いがあったのかもしれません。
 豊玉彦命は、別名綿津見大神(ワタツミノオオカミ)。ワタツミという名前の通り、海の神様です。イザナギ、イザナミから生まれた大綿津見神(オオワタツミノカミ)とは別人です(「大」の位置が違うので良く見てね)。海幸彦・山幸彦のハナシで、針をなくして困っていた山幸彦が訪ねて行ったのが豊玉彦命(綿津見大神)で、彼の娘・豊玉姫と結婚することになりました。
 豊玉彦命が神仏分離の後に祀られたのか、それとも元々八大竜王と習合していたのかは、ぽん太にはわかりません。
Img_9507 島の一番奥(南端)の崖の上です。松のあいだから海が眺められます。
Img_9508 そこから海岸に降りると、浸食された岩(花崗岩か?)による荒々しい風景が広がります。
Img_9509 海沿いの遊歩道を廻って、橋に戻りました。

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