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2014/08/15

【観光】夏を迎える京都(六波羅蜜寺、永観堂、戒光寺、泉涌寺、東福寺など)

Img_9629 7月上旬、大阪で歌舞伎を観た帰りに、京都で一泊して来ました。ちょうど過去最大級だかなんだかの台風が夜半に通過したため、京都の街はこの時期にしては空いておりました。
Img_9599 せっかくなので、京都の夏の風物詩、川床を利用してみました(→ごとく庵)。ぽん太がむかし京都に住んでいた頃は、とても川床などを使える身分ではありませんでしたが、あれから数十年、思えば遠い所に来たものです。
Img_9601 とは言えお値段も、席料がかかる以外は普通のお値段でした。高い所は高いんでしょうけど。
Img_9615 日が落ちつつある鴨川の景色です。
Img_9653 四条大橋の上で、なにやら神事をしているのに居合わせました。祇園祭のなかの、神輿洗いという神事だそうで、神輿を鴨川の水で清めるというものだそうです。

Img_9656 もう一軒はしご。「酒菜ばんから」です(→食べログ)。こちらは高瀬川沿いのちょっと洒落たお店。四条から南に入ったあたりは静かでいい雰囲気ですね。

 さて朝食は、ホテルから観光地に向かう途中で偶然通りかかった、喫茶すずき(→食べログ)で頂きました。古い街並のなかにある普通の喫茶店です。近所の常連さんがモーニングを食べに来てるという雰囲気でした。
Img_9658 トースト、目玉焼き、サラダという近頃珍しい定番のモーニングです。う〜ん、昔にタイムスリップしたみたいで落ち着くにゃ〜。

Img_9662 まず訪れたのは六波羅蜜寺(→公式サイト)。建物はあまり大したことありませんが、彫刻が充実しております。ご本尊である国宝の十一面観音立像は残念ながら普段は非公開ですが、宝物殿で様々な重要文化財の彫刻を観ることができます。有名なのは、教科書にも載っている「空也上人立像」。口から念仏を現す六体の阿弥陀が出ているやつですね。運慶の四男康勝の作です。
Img_9665 それから運慶の作の「地蔵菩薩坐像」。運慶と湛慶の坐像もあります。さらに「平清盛坐像」、定朝の作の「地蔵菩薩立像」。どれも見事なできばえです。
Img_9663 それから、歌舞伎ファンにとって見落としてはならないのは「阿古屋塚」。傾城阿古屋が平家の残党「悪七兵衛景清」を守ろうとする『壇浦兜軍記』の「阿古屋の琴責」は有名ですね。9月に京都南座で行われる海老蔵の「壽三升景清」(ことほいでみますかげきよ)にも、阿古屋が出てくるはずなので、興味がある方はどうぞ(公演の案内とチケットの購入はこちらから)。
 もっともこちらの「阿古屋伝説地を訪ねて」というページによると、もともとこのあたりは鳥辺山葬場の入り口で、遺体に火をつける下炬(あこ)の儀式が執り行われていたのが、後に阿古屋の物語と重なって、阿古屋塚と呼ばれるようになったとのこと。ホントはどうなのかわかりませんが、そういわれてみれば、そんなもののような気がします。
 なお、このサイトによれば、このあたりは「景清」の伝説地帯でもあり、清水寺の境内の石燈龍に「景清爪形観音」、本堂の西側には60センチ程の景清の足形石があるそうです。また西大谷付近には、以前は 「牢ノ谷 」と呼ばれる音羽川の渓谷があり、ここには景清が投獄されていた牢屋や、「景清姿見ノ井戸」がありました。要法寺の庭には、牢屋の石柵であったという石があり、また龍眠庵の後の竹林に、景清の屋敷跡と墓があると伝えられているそうです。
Img_9664 「阿古屋塚」の隣りには、「平清盛公の塚」もあります。

Img_9669 次いで訪れたのが永観堂。公式サイトはこちらです。お目当ては「みかえり阿弥陀」です。永観堂という名の由来となった第七世法主永観律師が阿弥陀像の前で行道していたところ、とつぜん阿弥陀像が動き出し、壇を降りて永観を先導して行道しはじめました。呆然として立ち尽くす永観を阿弥陀は振り返り、「永観、おそし」と声をかけたのだそうです。弱者を切り捨て強者が甘い汁を吸うという現代社会において、ますます有り難さが増して来た仏様です。
Img_9672 で、来てみて思い出したけど、ここ来たことあるやん。昔紅葉を見に来た気がする。すごい人出だったという記憶しかないけど。みかえり阿弥陀もそのとき見た見た。いわれも知らず、有り難さもわからず、記憶に残ってませんでした。

Img_9691 次いでにゃん子のリクエストで、錦小路をぶらつきました。
Img_9690 錦小路の一角に、「伊藤若冲生家跡」の看板を発見!
Img_9688 生家は錦小路にあった青物商だったらしい。
Img_9689 近年発見された資料によると、画家として名をはせただけではなく、錦市場の青物問屋の主人として、営業認可をめぐるもめごとの解決に携わったりもしていたそうです。

Img_9693 寺町四条のイヅヅカフェ(食べログ)で一休み。

Img_9697 次は一気に京都の南東に位置する「戒光寺」に移動しました。公式サイトはこちらです。
Img_9699 ここにある「本尊丈六釈迦如来像」は運慶・湛慶親子による合作で、重要文化財に指定されております。見の丈約5.4メートルという巨大な像です。後水尾天皇が即位争いに巻き込まれて暗殺されそうになったとき、この像が身代わりになったという伝説もあるそうです。

Img_9702 泉涌寺を参拝(公式サイト)。重要文化財の仏殿には、運慶作と「伝えられる」三尊像があります。阿弥陀・釈迦・弥勒の三尊が、それぞれ過去・現在・未来に対応しており、「三世仏」というそうです。なんかがらんとした倉庫みたいな広い空間に、ぽつんと仏様が安置されていてちょっと寂しそうですが、年にいちど巨大な大涅槃会を御開帳するために、このような構造になっているそうです。また、あまりの美しさから楊貴妃観音と呼ばれる聖観音像(重文)もありました。

Img_9709 東福寺までぶらぶら歩きました(公式サイト)。途中、陶器の窯元がそこかしこにありました。京焼・清水焼などの多くはこの辺りで作られているんだそうです。
Img_9711 突然降り出した大雨。本堂の軒下に腰掛け、国宝の三門を眺めながらしばし雨宿りをしました。重厚な門に滝のように打ち付ける雨を眺めていると、黒沢明の「羅生門」が思い出されました。今回の京都旅行のラストとてしてなかなかドラマチックな演出で、ちょっと神秘的な感じもしました。

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