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2014/09/05

【登山】車を回送して表銀座から槍ヶ岳へ

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 これまで槍ヶ岳に3回登りました。最初が上高地から入って槍穂高縦走。2回目が新穂高から西鎌尾根を登って新穂高へ下山。3回目は上高地から入って新穂高に抜けました。
 ということで今回は、歴史的にもっともメインでありながら、ぽん太とにゃん子が一度も登ったことがない、表銀座から東鎌尾根を行くコースを歩いてみました。
 ただこのコースは縦走となるため、車をどうするかが悩みどころ。下山後に回収に行くと時間がかかるし、回送サービスはお値段が張ります。そういうこともあってこれまで表銀座コースは敬遠していたのですが、今回は思い切って回送サービスを利用しました。とっても便利で、料金に見合う価値はあったと思います。

【山名】槍ヶ岳(3180m)
【山域】槍・穂高・乗鞍
【日程】2014年8月27日〜29日
【メンバー】ぽん太、にゃん子
【天候】(8/27)有明荘6:36…(合戦尾根)…燕山荘11:19…大天井ヒュッテ14:45(泊)
(8/28)大天井ヒュッテ5:49…(表銀座)…槍ヶ岳13:42…槍ヶ岳山荘14:10(泊)
(8/29)槍ヶ岳山荘6:49…槍平小屋10:08…新穂高温泉登山者駐車場14:50

(※3D地図や当日の天気図などは「山行記録のページへ」をクリック)
【マイカー登山情報】有明荘から新穂高まで車の回送サービスを利用しました。いくつか業者があるようですが、今回はアルペンキャリーサービスさんにお願いしました(公式サイト)。
【参考URL】
http://www.alpencary.com
 車の回送をお願いしたアルペンキャリーサービス。お値段も安めで、車の受け渡しもスムーズ。
http://www.enzanso.co.jp/ariakeso/
 前夜泊した有明荘のサイト。早出のための弁当など、登山者に優しいです。
http://www.yarigatake.co.jp/otenjo/
 大天井ヒュッテのサイト。
http://www.yarigatake.co.jp/yarigatake/
 槍ヶ岳山荘のサイト。

Img_0246 前夜泊の有明荘で、早出のためお弁当にしてもらった朝食を食べ、6時半過ぎに登山開始。前日の土砂降りは上がって、どんよりした曇りのお天気ですが、前線やら高気圧やら低気圧やらが入り乱れており、大雨はなさそうですが、どうなるかわからない感じです。
 天気のわりには登山客は多く、おまけに中房温泉のところに中学生が2校分たむろしており、トイレの前に数十人の大行列を作っておりました。どうやら燕山荘に宿泊するらしく、こんかいは燕山荘を避けたプランにして幸いでした。登山者渋滞に巻き込まれぬよう、中学生に先立って登山開始です。
Img_0278 合戦尾根は北アルプス3大急登のひとつ。何度も歩いた道でが、なかなかの急登です。後から山小屋でほかの登山者から聞いた話しでは、昨日の大雨のときは、登山道を水が流れて川のようになっていたそうです。本日は大天井ヒュッテまで行く予定なので、体力温存のためにゆっくりと登りました。ガスがかかって展望はありませんでしたが、稜線に出ると、西側は晴れ間が見えていて、燕岳に続く稜線を望むことができました。体力温存と時間の節約のため、燕岳山頂は省略です。
Img_0284 残念ながら、槍ヶ岳の途中から上は雲の中です。大天井岳に近づいた頃から雨が降り出したので、カッパを着込みました。燕〜常念の縦走路から外れる、喜作レリーフの分岐から先は、初めて歩く道です。
Img_0288 雨の中大天井ヒュッテに到着(左の写真は翌朝撮ったものです)。こじんまりとした可愛らしい山小屋です。1階が蚕棚、2階が個室となっておりますが、2階の個室を無料で使わせてもらえました(個室の無料開放は時期が決まっているので、ホームページをよくご確認下さい)。ぽん太とにゃん子二人で、三畳間に泊まりましたが、やっぱり大部屋より落ち着きます。泊まっていたのは十数人ぐらいで、静かでとっても落ち着きました。この小屋、太い梁でがっちり作ってあります。階段の柱など、黒光りしておりました。
Img_0287 夕食はトンカツ。揚げたでで、ボリュームもあり、とっても美味しかったです。肉が苦手な人は、チェックイン時に申し出るとあじフライに変更してもらえます。山小屋では初めて見た気遣いで、肉が苦手なにゃん子は嬉しそうでした。とっても感じのいい山小屋でした。
 雨のため、夕日は拝めませんでした。
Img_0290 夜中まで降り続けた雨もなんとか上がりましたが、曇りで朝焼けは見れませんでした。今日の行程に備え、ご飯を食べれるだけお腹に詰め込みます。
Img_0296 宿から少し行った所にある稜線には、「ビックリ平」という標識がありました。確かに槍ヶ岳とその周辺の山々が一望できる場所のようですが、あいにく槍ヶ岳は雲の中。裏銀座の稜線にある野口五郎岳が顔を出してました。
Img_0298 西岳へと続く稜線を歩くうち、だんだんと槍ヶ岳が見えるようになってきました。こちら側から見る槍は初めてです。向かって左が東鎌尾根、右が恐怖の北鎌尾根ですね。
Img_0302 天井沢から1,500メートルそそり立つ槍ヶ岳。
Img_0306 左が西だけに続く稜線、前方がこれから登っていく東鎌尾根です。
Img_0311 東鎌尾根がだんだん大きく見えて来ます。
Img_0318 西岳山頂へのピストンは、体力温存と時間の節約のために省略!西岳小屋を過ぎて、いよいよ憧れの東鎌尾根です。まずハシゴがかかった急坂を下り、登り返して行きます。
Img_0320 左下を見ると、槍沢と、それに沿う登山道が眺められます。
Img_0322 時々青空が見えるようになってきました。新潟側の方が天気がいいようです。
Img_0326 遥か彼方に見えた槍ヶ岳ですが、一つひとつコブを乗り越えるたびに、ひとまわり大きく見えて来ます。
P8280076 オコジョが出現。好奇心がおう盛なのか、出たり入ったり。動きが素早いので撮影は困難ですが、にゃん子が見事に捉えました。かわいいですね。
Img_0333 大天井ヒュッテのお弁当です。エネルギー・チャージ完了!
Img_0334 だいぶ近づいて来て、細かいとこまで見えるようになってきました。
Img_0342 ヒュッテ大槍付近。左に殺生ヒュッテの赤い屋根が見えます。
Img_0347 もう一息……と思ってからが長い。左の稜線上には槍ヶ岳山荘。
Img_0351 槍の穂先の東側の荒々しい絶壁。ところで、槍の穂先って、なんか緑っぽい色が、ブナの樹皮の色と似ていて綺麗ですよね。
Img_0354 殺生ヒュッテ横の雪渓で、スキーを楽しむ酔狂な人がおりました。
Img_0355 槍ヶ岳山荘に到着!槍の穂先を見ると、うわ〜っ、いっぱい登ってます。空いた頃を見はからって登頂しました。
Img_0365 4回目の登頂。う〜ん、何度来てもいいなァ。
Img_0359 穂高へと続く稜線。
Img_0373 すっかり秋の空気です。
Img_0377 槍ヶ岳山荘はけっこう混んでおり、ぎっしりというほどではありませんが、蚕棚の上段にも人が入るくらいでした。夕食は3回転。
 韓国人の団体が大勢いました。韓国人の登山者が急増しているという話しは聞いてましたが、目の当たりにするのは初めてでした。
 ん〜しかし、この山小屋は便利な位置にありますが、大天井ヒュッテなどの小さな山小屋と比べると、なんかムードがないというか、ざわついているというか……。大声で騒いでる人はいるし、寒いのでストーブに当たってたら、いきなり靴下を乗っけて乾かし始めるじいさんはいるし、到着して入り口で倒れたまま横たわっている人がいたり、大騒ぎでした。
 ヒュッテ大槍から軽装でピストンしている人も何人かいましたが、そういう選択もいいかもしれません。
Img_0382 夕食のあとは夕暮れ鑑賞です。ヒュッテ大槍にスポットライトがあたります。
Img_0386 夕灯りに頬を染める槍ヶ岳。
Img_0389 雲が多くて、夕日は大したことがない……と思われましたが。
Img_0393 日が沈んだあと、西の空が驚くような色に燃え上がりました。この光景には、みな感動してました。

Img_0408 ご来光です。
Img_0412 槍ヶ岳山荘に朝日が当たります。
Img_0413 南岳も赤く染まり、テント場では朝の準備が進んでいます。
Img_0415 影鳥海ならぬ、影槍です。
Img_0420 朝食で〜す。
Img_0425 今日は新穂高に降りるだけなので、ゆっくりと出発。東を見ると、常念の向こうを覆う雲海に太陽の光が降り注いでました。
Img_0428 笠ケ岳の奥に見える白山。これもおなじみの光景。
Img_0432 飛騨乗越から槍ヶ岳を振り返る。槍のメインルートもだいたい歩いたので、今後もう一回来ることがあるかどうか……。ひょっとすると、槍に登るのもこれが人生で最後かもしれません。心の中で何度も別れを告げました。
Img_0439 長くて退屈な下りですが、北穂から西穂へと続く稜線が、目を楽しませてくれます。
Img_0443 滝谷は、北穂の西側の水を集める沢です。二週間前、三人が流されて命を落とした現場です。
Img_0442 普段はこの程度の流れで、渡渉に問題はありませんが、雨が降ると急激に水かさが増すそうです。ご冥福をお祈りいたします。
Img_0445 槍ヶ岳山荘のお弁当はおこわです。色々なものが混ざっていて美味しく、コンパクトでゴミも出ないので、ありがたいです。

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コメント

BMWさん、コメントありがとうございます。返事が遅くなり、申しわけありません。
今シーズンは登山予定日の天候が比較的よかったので、ここまで体を作ることができました。
雨具の使いごこち、そのうち教えて下さい。

投稿: ぽん太 | 2014/09/29 17:42

今年はとても積極的ですね。
豪雨の登山道は河になるのに、たった一日経っただけで元の登山道に戻るのですね。
先日ブーツ履いたまま着脱可能な、フルジッパーの雨具(下)買いました。早く使ってみたいような、永久に使いたくないような・・・

投稿: BMW | 2014/09/07 06:47

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