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2014/10/01

【クラシック】純音楽的に豊かなシベリウスの交響曲第2番/グスターボ・ドゥダメル指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(2014.9.25)

 昨夜に引き続きウィーンフィル。ちょっと贅沢な気もしますが、人間いつ死ぬかわからないし、ウィーンフィルの方からわざわざ日本に来てくれたのですから、これは行かない手はありません。公式サイトはこちら
 今日のプログラムは「ツァラトゥストラ」とシベリウスの交響曲2番。全体として、昨日の演奏よりも充実感がありました。
 とはいえ、どちらもぽん太は生で聴くのは初めて。うちの貧弱なオーディオでは、「ツァラトゥストラ」は冒頭以外、シベリウスは第4楽章の盛り上がり以外、なんだかゴロゴロざわざわいってよく聞こえません。しかし生で聴いてみると、どちらも素晴らしい音楽であることがわかりました。特にシベリウスは、有名な「フィンランディア」なども含め、北欧的な民俗主義の通俗的な作曲家だと思ってたのですが、実はとても才能が豊かで、交響曲第2番が、昨日のドヴォルザークの8番に比べて、ずっと「音楽」として複雑で良く出来ていると思いました。
 ドゥダメルの指揮、「ツァラトゥストラ」の有名な冒頭は、俗っぽく劇的効果を狙うのでもなく、抑制された哲学的表現でもなく、やはり明るく燃え上がるかのような演奏でした。これがドゥダメルの持ち味なのでしょうか。その後も複雑な音楽を、優れたリズム感で見事にコントロールしておりました。
 シベリウスの交響曲第2番は、冒頭の北欧のそよ風のような序奏が、大きめの音で重々しく始まったのでちょっとびっくりしました。その後の演奏は、それぞれの声部が明瞭に聞こえ、またリズムやニュアンスの表現もしっかりとしていて、様々な「音楽」が聞こえてきました。第4楽章の盛り上がりは、ぽん太が聞き慣れた演奏よりもテンポが速く、とてもエネルギッシュで輝かしかったです。
 今日はどちらもちと「難しい」曲でしたが、アンコールの二つのポルカでストレス発散……というわけではないでしょうけど、スピーディーで躍動感あふれる演奏でした。昨日も思ったけど、こういう音楽を一生懸命楽しそうに演奏するのが、ウィーン人なんだな〜と思いました。
 余談ですが、演奏前にオーボエがAの音を吹いてみんなが音合わせ、っていうのをウィーンフィルはやらないんですね。コンマスがAを弾いて、皆ちょこちょこっと合わせてました。リハーサル室で合わせてるのかしら。それからティンパニーの奏者が演奏中に実にこまめにチューニングを行っていたのにも驚きました。

グスターボ・ドゥダメル指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団  
2014年9月25日
サントリーホール

R.シュトラウス:交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』op.30

シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 op.43

(アンコール)
J.シュトラウスⅠ:アンネン・ポルカ op.137

J.シュトラウスⅡ:ポルカ・シュネル『雷鳴と稲妻』 op.324

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