【クラシック】教会という雰囲気がいい・オラトリオ「メサイア」品川教会
キリスト教品川教会に、年末恒例の「メサイア」を聴きに行きました。公式サイトはこちら。
合唱団はアマチュアですが、教会という空間で聴くと、格別な味わいがあります。演奏もパイプオルガンにチェンバと、トランペット2本、ティンパニと小編成ですが、こじんまりした感じがまた好ましいです。でも「ハレルヤ」はやっぱり迫力があって、けっこう感動してしまいます。
バリトンは青戸知が代役で歌いましたが(とはいえ、昨年まで何年か彼が歌ってたので、なじみの舞台でしょうが)、オペラを思わせるドラマチックな歌声でした。
しかし、歌詞を見ながら聴いていると、日本人にとってキリスト教が異質であることを、改めて感じます。イエスが民衆にひどい目にあわされているところなど、なんだかな〜という気がするし、「ついに全能の神である主が王になった、ばんざ〜い」とか言われても、ちと困ってしまいます。
2014年・第23回メサイア公演
ヘンデル・オラトリオ「メサイア」
2014年12月2日
キリスト品川教会礼拝堂
指 揮 藤本 敬三
ソプラノ 日比野 幸
アルト 愛甲 久美
テノール 土師 雅人
バス 青戸 知
パイプオルガン 筒井 淳子
チェンバロ 寺村 朋子
トランペット 小泉 貴久/鳥越 洋
ティンパニー 高橋 泰生
合唱 品川メサイア合唱団
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