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2015年2月の8件の記事

2015/02/23

【温泉】天然の巨岩を彫った岩風呂は唯一無比。三之亟(さんのじょう)@やまがた赤倉温泉(★★★★)

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 赤倉温泉といっても、スキー場で有名な新潟県妙高市の赤倉温泉ではなく、こちらは山形県。元禄2年、奥の細道の旅に出た松尾芭蕉は、封人の家に投宿して「蚤虱馬の尿する枕もと」の句を読んだのち、難所・山刀伐峠(なたぎりとうげ)越えにかかります。この封人の家と山刀伐峠の間に位置するのがやまがた赤倉温泉です。
 なんといっても江戸時代に自然の巨岩を手彫りで掘って作ったという大岩風呂が天下無双の逸品。庄屋風の建物も古さの中にモダンな味わいがあります。公式サイトはこちらです。なお、近くの宮城県鳴子温泉郷に「三之亟湯」という似たような名前の旅館があるので、予約や宿泊のときは注意が必要です。

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Img_2824 入り口は、写真のように庄屋風の造りです。
Img_2825 日本秘湯を守る会の提灯が下がってます。
Img_2877 こちらがエントランスです。
Img_2880 一角には囲炉裏も切られています。
Img_2828 客室は新館もあるようですが、ぽん太とにゃん子はリーズナブルな旧館を選択。ちょっと古びてますが、こじんまりしてて、なんか落ち着きます。
Img_2867 さて温泉は、岩風呂、露天風呂、ひょうたん風呂の三つがあります。露天風呂とひょうたん風呂は時間帯で男女入れ替わり。岩風呂は混浴ですが、女性専用タイムが設けられています。
 で、左の写真が岩風呂です。手前の「深湯」、奥の「中湯」、階段を登った所にある「高湯」のすべてが、写真右側の岩を含む巨大な天然の岩を彫り込んで作られています。江戸時代に掘ったと考えられるそうです。
Img_2866 深湯をやや上から見たところ。青みがかった岩の模様が美しいです。写真の奥の真ん中あたりは「深湯」という名前のとおり深く彫り込まれていて、深さ130センチくらいあります。天然の岩風呂のため排水孔がないので、最後に残ったお湯を掻き出しやすくするためのものだそうです。
Img_2835 源泉です。もちろん源泉掛け流しで湯量も豊富。泉温が62度と高いため、温度調節のために加水は行われています。また浴槽の底の岩の間からも、ジワジワお湯が湧き出てます。動力を使わない「自噴」の源泉も貴重です。お湯は無色透明で、ヌルヌル感のある美人の湯系。舐めるとほのかにカルシウム味がします。
 源泉の右側が中湯。三つの浴槽は、微妙に温度も変えてあります。
Img_2831 こちらは高湯。打たせ湯風に、上からお湯が注がれています。
Img_2871 巨岩に掘られた横穴。途中まで入ってみましたが、真っ暗なのでやめました。この横穴と高湯は比較的新しく掘られたもので、宿のご主人が子供の頃に掘ってた記憶があるそうです。以前は横穴から源泉が流れ出ていたのかも、とのこと。
Img_2839 温泉分析表です。pHは8.1でほぼ中性。とうことは、ぬるぬる感はアルカリ性だからじゃないですね。泉質はカルシウム・ナトリウムー硫酸塩温泉です。
Img_2843 こちらがひょうたん風呂。レトロな感じのタイル張りのこじんまりしたお風呂です。
Img_2857 こちらが露天風呂で、岩風呂風です。女性タイムもあるため周りはスダレで覆われており、見晴らしはありません。
Img_2846 ひょうたん風呂と露天風呂は、岩風呂とは別の源泉となっておりますが、泉質は似ています。泉温が低いので加水が少ないのか、ぬるぬる感が強い気がしました。
Img_2850 夕食は、別室の個室で頂きました。地元の食材を使ったお料理です。
Img_2852 ハタハタは東北の日本海側ならではの食材ですね。干し柿の天ぷらも初めて頂きました。
Img_2853 広間で頂く朝食も、地元の山菜や自家製の漬け物が、とっても美味しゅうございました。
 朝食後に岩風呂にもう一回入って暖まり、玄関ホールでゆるゆるしていると、雪ん子スタイルのおばさんたちがが7〜8人「おせわんなります」と入ってきました。みな混浴の岩風呂に向かったと思われます。この宿のチェックアウトは11時でのんびりできますが、男性は朝は遅くまで岩風呂に入っていないよう注意が必要。
 天然の岩を手彫りした岩風呂が温泉遺産認定に値する逸品で高得点。食事も美味しいです。建物は、玄関は趣きがありますが、客室はまあ普通なのでマイナス1点となり、ぽん太の評価は堂々の4点!この岩風呂は一度は入るべし。

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2015/02/17

【歌舞伎】(ネタバレ注意!)これぞ現代の荒事!海老蔵・獅童の「地球投五郎宇宙荒事」2015年2月EXシアター六本木

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★本日の記事にはネタバレがあるので心して見よ!
 海老蔵歌舞伎は、前回の「石川五右衛門」は脚本がひどくてつまらなかったのですが、今回は宮藤官九郎が脚本担当なので、少しは期待できそうです。だいいち「地球投五郎」という題名が、気宇壮大、かつ歌舞伎の荒事らしく非常に馬鹿馬鹿しくて良いです。六本木歌舞伎の公式サイトはこちら、歌舞伎美人の公演情報はこちら
 タヌキのぽん太には敷居の高い六本木のEXシアター、初めて入りました。モダンな芝居小屋風の造りですが、正面舞台のまわりに歌舞伎風の屋根がしつらえてあります。花道はちょっと縦に伸び、そこから横に走って客席前方左右の入り口へと抜けております。ぽん太の席は横花道の真後ろだったので、海老蔵の暫くが登場した時の凧みたいに広げた袖や、退場した時の長い刀が顔にぶつかりそうなくらいでした。歌舞伎座では花道にどんなに近くても、役者を見上げる形になりますが、こんかいは真ん前だったので、すごい迫力でした。
 で、こども店長の前説のあと、歌舞伎座の楽屋の場面となり、楽屋入りした海老蔵と獅童が世間話をしながら顔をこしらえ、衣裳を身に着けるのですが、本来なら舞台の前にやっておくべきことを、30分も舞台の上で芝居の一部としてやるという禁じ手には、ぽん太も参りました。これだと芝居の直前に楽屋入りすればいいから時間の節約になるかも、なんちゃって。二人のダラダラした会話も、アドリブなんだか、アドリブと見せかけたセリフなんだか、よく分かりませんが、なかなか楽しかったです。なによりも顔をこしらえているプロセスを生で見れたのが興味深かったです。最近あまり見かけなくなったけど、電車の中でスッピンから化粧をして顔を完成させる女の子を見てる気分ですな。以外と早くできるもんですね。水白粉とか、乾かす時間はいらないのでしょうか。プラモの塗装より早いです。考えてみれば、幕間とかにメイクを変えたりするわけですから、そんなに時間はかからないんでしょうね。
 で、ストーリーですが、地球を征服しようと江戸を訪れた獅童と、正義の味方の海老蔵が闘うというものです。宮藤官九郎は、「あまちゃん」でやったようにパロディ全開。こんかいは「スターウォーズ」やら「未知との遭遇」やらをパロってます。パロディに頼りすぎるのは、ちょっと演劇としては邪道な気もしますが、考えてみれば歌舞伎も元来先行作を書き換えて新作を作るという伝統がありますから、これは「セーフ」です。
 で、前半はほとんど歌舞伎の「暫」(しばらく)です。「暫」は、狼藉を働く悪党に鎌倉五郎が「し〜ば〜ら〜く」と声をかけて現れて、やっつけるというものですから、悪党を別の設定に変えても成立するわけです。むむむ、これは盲点でした。宮藤さんお見事。
 「し〜ば〜ら〜く〜」という掛け声は、歌舞伎ではちょっと神聖なものとされてます。それをソ・ラ・ファ・ファ・ドという「未知との遭遇」の宇宙人との更新のメロディに乗せてたのは、不遜というか、歌舞伎の内部の人だったら恐れ多くて絶対にできない発想でした。
 ストーリー展開もなかなか面白く、次はどうなるのかな〜とワクワクしてしまいました。獅童と高窓太夫が実は兄妹だったというのも、まさに歌舞伎的な「実ハ」になっていて、官九郎も歌舞伎をだいぶ研究したんだな〜と思いました。
 STAP細胞のパロディもありました。ってことは、あの緑色に光る赤ん坊もひょっとして……。
 最後の地球を投げるところは、もっと時間をかけてたっぷりとやって欲しい気がしました。
 ちゃんと義太夫や下座音楽もついて、和楽器で洋曲を奏でたりします。また津軽三味線もコラボしてました。海老蔵、プロデュース能力は高そうだけど脚本能力はないから、今後も今回のように、ちゃんといい脚本家を付けた方がいいよ。
 海老蔵・獅童が健闘、右近が可愛くて現代劇でも十分いけそう、萬次郎は相変わらずおかしいです。清史郎くんは、セリフ回しや間の取り方など、舞台俳優としてはまだまだでした。

六本木歌舞伎
地球投五郎宇宙荒事(ちきゅうなげごろううちゅうのあらごと)
EXシアター六本木
平成27年2月12日
   
 地球投五郎 市川 海老蔵
 駄足米太夫 中村 獅 童
 絵師の竜二 坂東 亀三郎
 高窓太夫 尾上 右 近
 火消しの彦兵衛 大谷 廣 松
 左坊 市川 福太郎
 市川鯛蔵/与駄 加藤 清史郎
 右坊 市村 竹 松
 大工の源 市川 九團次
 法漢和尚 片岡 市 蔵
 徳川綱吉 市村 萬次郎

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2015/02/16

【歌舞伎】菊五郎・菊之助の芸に歌舞伎っていいなァと思う。2015年2月歌舞伎座昼の部

 二月の歌舞伎座、昼の部は菊五郎の「毛谷村」と、菊之助・幸四郎の「関の扉」。やはり歌舞伎は実力がある役者が演じると面白さが全然違うことを痛感しました。公式サイトはこちらです。

 まず最初の演目は「吉例寿曽我」。歌昇が曽我五郎、萬太郎が十郎を演じましたが、「寿曽我対面」と異なり、見せ場があまりないのが残念。「吉例寿曽我」は、それぞれがポーズを決めてセリから上がってきたときが、まるでフィギュアのような美しさですが、その後はさしたるやりとりもなく、昼ひなか富士山が見える野っ原でなぜかダンマリになるという不思議な演目。ということで見せ場は少なかったですが、歌昇の曽我五郎はなかなか迫力がありました。萬太郎の十郎が、和事風の柔らかさが乏しく、江戸の町人風に見えてしまったのが残念。

 で、次の「毛谷村」の菊五郎の六助が、初役とは思えない素晴らしさでした。こういう好人物の役はホントにぴったりで、人のよさそうな表情でぽーっと立っているだけで、「いいなァ」と感動してしまいます。仕草といい、セリフ回しといい、リズム感といい、きまりきまりの表現といい、どれをとってもお見事という感じですが、具体的にどこがどう良いのか言えないのは、素人のあさましさ、お許し下さい。おそらく、さまざまな工夫が盛り込まれてるんでしょうね。時蔵のお園は、女丈夫の時と、急にしおらしくなったときの変化がも少し大げさでも良かったか。團蔵の微塵弾正と東蔵のお幸はしっかりしていました。左團次の杣斧右衛門がごちそう。

 「関の扉」は、常磐津の大曲にのせた有名な舞踊でありながら、ぽん太はこれまで毎回寝倒してきました。そこで今回は詞章を予習していったところ、十分にはわからないながらも、大変面白く見ることができました。皆さんも詞章を読んでいくことをお勧めします。関の扉の詞章は例えばこちらの「てぬぐいぶろ」というサイトにありますし、またこちらの常磐津の家元の息子・小文字太夫さんのサイトにも後半の詞章がのってます。小野小町の逸話やその他の物語を踏まえているんだと思いますが、その辺りのみちくさはまたの機会に。
 前半で絶世の美女の小野小町を演じた菊之助が、後半、小町桜の精(傾城墨染)として出てきたとき、まさに薄墨のような実体性のなさ、この世のものではない雰囲気、哀れさがはっきりと伝わってきて、見事に対比された表現に、芸術的な感動を覚えました。ぽん太はバレエの「ジゼル」を思い出しました。踊りの大好きな明るい女の子ジゼルちゃんが心臓麻痺で死んでしまい、ウィリという化け物になってしまうのですが、ウィリの親玉に操られてクルクル回り出したりするのを見ると、「あゝ、あのジゼルちゃんも化け物になっちゃったんだな」と哀れさをさそうのでした。「関の扉」では前半の小野小町と後半の小町桜の精は同一人物ではありませんが、小町桜の精も出てきたところでクルクル回ってましたね。幸四郎の関守関兵衛は、妖しいというよりも、ちょっと滑稽な感じで良かったです。

 う〜ん、ちと飽きてきた気がしてたけど、やっぱり歌舞伎はいいですね。夜の部の「一谷嫩軍記」も見ればよかったな……。


歌舞伎座
二月大歌舞伎
平成27年2月112日

昼の部

一、吉例寿曽我(きちれいことぶきそが)
   鶴ヶ岡石段の場
   大磯曲輪外の場  
 近江小藤太 又五郎
 八幡三郎 錦之助
 化粧坂少将 梅 枝
 曽我五郎 歌 昇
 曽我十郎 萬太郎
 朝比奈三郎 巳之助
 喜瀬川亀鶴 児太郎
 秦野四郎国郷 国 生
 茶道珍斎 橘三郎
 大磯の虎 芝 雀
 工藤祐経 歌 六

二、彦山権現誓助剱(ひこさんごんげんちかいのすけだち)
   毛谷村 
 毛谷村六助 菊五郎
 お園 時 蔵
 微塵弾正実は京極内匠 團 蔵
 お幸 東 蔵
 杣斧右衛門 左團次

三、積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)  
 関守関兵衛実は大伴黒主 幸四郎
 小野小町姫/傾城墨染実は小町桜の精 菊之助
 良峯少将宗貞 錦之助

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2015/02/10

【タスマニア・エコツアー】(4)続・ダブ湖一周(Dove Lake Circuit)

Img_1916 タブ湖一周コースで見た花の説明をしております。
 この写真は、タスマニアン・ワラター(Tasmanian Waratah)です。きれいではありますが、ちょっとエイリアンぽくって、少し怖い感じもします。葉っぱはシャクナゲっぽいですね。
Img_1918 ニードルブッシュ(Needlebush)の一種です。どことなく松に似てます。
Img_1921 雲が少し上がって山の上の方が見えてきました。見えているのはクレイドル山の稜線です。
Img_1925 カッティンググラス(Cutting Grass)です。葉っぱの縁が鋭いので、このような名前がついたようです。
Img_1943 ペンシルパイン(Pencil Pine)です。名前のとおり、尖った樹形をしていて、遠目には日本の杉みたいです。
Img_1948 絶壁に咲くこの花は、ホワイトエバーラスティング(White Everlasting)。エバーラスティング(=永遠)という名にふさわしい美しさで、バレエのコスチュームみたいですね。
Img_1949 見たまんま、クリスマルベルズ(Christmas Bells)という名前です。
Img_1988 地面から咲いているように見える黄色い花。スプレッディングギニアフラワー(Spreading Guineaflower)です。
Img_1965 アルペンサンデウ(Alpine Sundew)です。いわゆる食虫植物で、日本のモウセンゴケみたいなもんですね。
Img_1967 この美しい花は……前のモウセンゴケの花です。昆虫を喰ってこんな美しい花を咲かせるとは。
Img_1977 ピンクの綺麗な実が目立つ、マウンテンピンクベリー(Mountain Pinkberry)です。これはあちこちで見かけます。
Img_1980 名称不明の苔(?)ですね。
Img_1982 ゴールデンロズマリー(Golden Rosemary)(ピンボケ)です。
Img_1985 ワイヤリーバウエラ(Wiry Bauera)です。
Img_1986 枝分かれ系のモウセンゴケです。
Img_1991 歴史のあるボート小屋。撮影スポットです。ここからスタート地点まではほんの一息です。

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2015/02/08

【タスマニア・エコツアー】(3)花の宝庫・ダブ湖一周(Dove Lake Circuit)

 翌日は、標高1223mのマリオンピークまで登る予定になってましたが、天候が不安定になって雷の恐れもあるとのことで、ダブ湖周回路(Dove Lake Circuit)に変更となりました。とはいえ花と植物の宝庫で、すばらしいハイキングとなりました。
 ルート図を御覧になりたい方は、こちらのヤマレコのサイトを御覧下さい。
 車でダブ湖の駐車場まで行き、そこから時計回りでダブ湖を一周します。
Img_1864 ボタングラス(Buttongrass)です。湿原では至る所に生えてます。小さな球形のボタンのような種がつくので、このように名付けられたそうです。この草にはタンニンが多く含まれており、それによってタスマニアの川や湖の水は、褐色に染まっております。
Img_1957 ちょと時間は前後しますが、これがダブ湖の湖水の色です。水色の湖面を想像して行くと、ちょっとびっくりします。
Img_1867 セントラルレモンボロニア(Central Lemon Boronia)です。葉っぱをちぎって手で揉むようにすると、レモンのような香りが漂います。
Img_1869 ユーカリの一種、スノーガム(Snow gum)の花です。
Img_1871 葉っぱの先っちょがフック状になってます。
Img_1876 モクマオウの雌株です。花が咲いてますね。
Img_1878 こちらは雄株です。
Img_1880 氷河岩と呼ばれるケイ岩でできた岩の上は、ちょっとした展望台になっております。表面に一方向に刻まれた傷は、かつて氷河によって削られたものだそうです。
Img_1881 ネイティブプラム(Native Plam)です。
Img_1883 ワイヤリーバウエラ(Wiry Bauera)です。恥ずかしげにうつむいて咲く可憐な花で、「愛のかんざし」とも呼ばれるそうです。
Img_1887 パンダニ(Pandani)です。夜中に見たらお化けと間違えそうですね。
Img_1888 怖そうに見えて、こんな情熱的な花が咲きます。
Photo ヒース(Heath)の一種です(詳細不明)。
Photo_3 こちらは別のヒースの一種ですね。
Img_1895 ナンキョクブナ(Myrtle Beech)です。タスマニア唯一の落葉樹です。
Img_1954 葉っぱはだいぶ小ぶりですが、そう言われてみればどことなくブナっぽい感じがします。北半球のブナとは近縁種だそうです。
Img_1900 セロリトップパイン(Celerytop Pine)です。なぜセロリかというと……
Img_1899 葉っぱがこのようにセロリっぽいからですね。
Img_1903 シルバーバンクシア(Silver Banksia)です。
Img_1904 このような風変わりな花が咲きます。
Img_1905 そしてこのような、まるでウォンバットのような実になります。
Img_1908 スワンプハニーマートル(Swamp Honeymyrtle)です。
Img_1910 コモンライスフラワーのつぼみと教わりましたが、葉が4列にみっちり並んでいるように見えるあたり、ひょっとしたらドワーフライスフラワー(Dwarf Riceflower)か?
Img_1912 台風でなぎ倒されたわけではありません。見た目どおりホリゾンタル(Horizontal)という名の木だそうです。これもタスマニア固有種ですね。
 長くなってきたので、続きは日を改めて……。

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2015/02/07

【日帰り温泉】源泉掛け流しドバドバ系・杣の湯@中塩原温泉(★★★★)

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 ハンターマウンテンでスキーを楽しんだあと、汗を流すために立ち寄りました。「源泉掛け流し」であることと、600円というお値段が、ここを選んだ理由です。公式サイトはこちらかな?
Img_2821 建物はいたってシンプルで、プレハブみたいな感じ。隣りに「かやぬき荘」という宿泊施設もあるようです。
Img_2819 内部もまたシンプル。飾りっ気のない浴室に、コンクリート製の真四角の浴槽が鎮座しております。内部は木張りか?
 しかし、ぶっといビニル管から源泉がドバドバと注がれております。この湯量はかなりの高得点ですね。お湯は無色透明で味もなく、泉質は単純温泉のようですが、モール泉のようなちょっと深緑がかった色をしていて、浴槽の内側が褐色の結晶でスベスベになっているのを見ると、それなりの成分がありそうです。
Img_2820 洗い場もシンプル。シャワーがないのはいいとして、蛇口がひとつしかありません。こ、これは……とひねってみると、生温いお湯、いや、生温い水が出るだけ。しばらく出してても温度が上がらないので、浴槽のお湯を使わせていただきました。
Img_2816 露天風呂もありますが、開放感はあまりなく、湯船も小さいので、広々とした内湯の方がなんか気持ちいいです。
 温泉分析表を探したところ、受付のおじさんの頭の上の壁に貼ってあったのですが、ちょっと気が引けて写真は撮りませんでした。
Img_2822 とにかく源泉ドバドバ掛け流しが素晴らしい。泉質も単純温泉ながら、何かありそう。シンプルで素っ気ない建物も、ぽん太の評価では加点要素となり、堂々の4点!

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2015/02/06

【温泉】尾崎紅葉も泊まった歴史ある建物/清琴楼@塩原温泉郷畑下温泉(★★★)

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 日塩もみじラインの方から西那須野塩原インターに向かって塩原温泉を下っていくと、温泉街とは箒川を挟んで反対側の道をゆくことになるのですが、途中下の方にちらりと緑色の瓦屋根の古風な建物が目に入ります。前から気になっていたのですが、それが金色夜叉ゆかりの宿・清琴楼であることを知り、泊まってきました。宿の公式サイトはこちらです。
 上の写真は明治時代に造られた本館で、尾崎紅葉が泊まった「紅葉の間」を見学することができますが、宿泊はできません。
Img_2808 こちらがぽん太とにゃん子が今回泊まった「別館」です。なんと「木造三階建て」で、大正時代に建てられ、その後改修が重ねられたものだそうです。外壁にモルタルが塗られ、木造らしさが失われてしまっているのが、古い宿が好きなぽん太には残念に思われます。玄関ホールも広く、歪みやきしみも全くないので、ぽん太はコンクリート造と思い込んでいたのですが、木造と聞いてびっくりしました。当時の木造建築技術は優れてたんですね。
Img_2812 玄関まわりには、木造建築らしさが残ってます。看板の字は、尾崎紅葉門下で硯友社同人の小説家・山岸荷葉の手になるそうです。Wikipediaによれば、荷葉は天才書家としても知られているそうです。
Img_2763 廊下もきれいに改装されていて、灯りがいい雰囲気です。
Img_2740 客室も、普通に落ち着く和室ですね。
Img_2751 お風呂はこの時期の平日は、すべて貸し切りです。内湯が家族風呂を入れて三つ、露天が二つありますが、露天の一つは冬季閉鎖になってました。
 露天風呂は、いったん宿を出て、写真の吊橋を渡った、箒川の中州にあります。
Img_2776 川に囲まれ、広々として気持ちがいいです。上にある道路から、ぽん太は清琴楼の緑の屋根を見たんですね。バスやトラックなど車高の高い車からは露天風呂が見えてしまいますが、遠いし、走り過ぎて行くので覗かれる心配はないでしょう。お湯は、わずかに緑褐色に濁っており、独特の香りがします。味は塩っぱくて、「塩原温泉」と呼ばれる由縁ですね。内湯よりもこの露天の方が、温泉力が強い気がします。聞いたわけではなくぽん太の推測ですが、露天だけ循環なしの掛け流しのように思います。ちなみにこの露天風呂で大河ドラマ「八重の桜」のロケが行われたそうで、西島秀俊と長谷川博己が入ったそうです。西島ファンのにゃん子は大喜びでした。
Img_2748 こちらがもう一つの露天風呂。残念ながら冬季は閉鎖です。
Img_2753 内風呂の「静の湯」。手前の井戸みたいなところから源泉が湧き出ています。
Img_2761 もう一つの内湯の「ラッキー風呂」。ちょっとネーミングが……。
Img_2755 温泉分析書の左ページ。泉温63.4度。pHは6.6でほぼ中性ですね。陽イオンでは、やはりナトリウムが多め。
Img_2756 こちらは右ページ。陰イオンでは塩素イオンが多く、やはり塩化ナトリウムが多いことがわかります。他のイオンも適度に混入。泉質は、ナトリウムー塩化物温泉です。
Img_2787 さて、紅葉の間の見学に行きましょう。別館の2階から廊下でつながっています。こちらの建物は昔そのままで、廊下の外側には窓ガラスがなくて、雨戸だけが閉まってます。雨戸や羽目板には隙間が多く、雨風も吹き込むでしょうから、建物が傷んでしまう心配があります。
Img_2789 こちらが紅葉の間。宿のお部屋に置いてあった案内によると、尾崎紅葉は明治32年(1899年)6月10日から約1ヶ月間この部屋に滞在。その頃は「佐野旅館」という屋号でした。紅葉は「紅葉山人」と名乗っていたそうで、宿の人たちは、『金色夜叉』で有名なあの尾崎紅葉だとは気付きませんでした。ところがのちに読売新聞に掲載された『金色夜叉』のなかに描かれていた塩原温泉の「清琴楼」の描写が、あまりにも佐野旅館に瓜二つなのでいろいろと調べたところ、あの紅葉山人が紛れもなく尾崎紅葉その人で、清琴楼のモデルは佐野旅館だったそうです。それにちなんで大正の初め頃に、佐野旅館は屋号を清琴楼に改めたそうです。
Img_2792 紅葉が宿泊した時に残していった書。サインは紅葉山人になってますね。「大智敬三昧索」(だいちをうやまいさんまいをさがす)。
Img_2794 隣りの部屋には、紅葉が愛用したカメラ、硯や、『金色夜叉』の生原稿などが展示されております。
Img_2784 こちらは大広間です。豪華ではありませんが、古めかしい造りがいいですね。
Img_2786 舞台の幕に哀愁が漂います。
Img_2785 窓まわりの造形は、いい仕事してますね。
Img_2768 夕食は、まあ普通の会席料理かな。自家製のイカの塩辛がおいしかったです。白みそのお味噌汁が濃厚で甘いのにはびっくりしました。
Img_2774 こちらは朝食です。
Img_2810 歴史ある旅館で、古い建物が残っていて、「素質」はあるんだけどそれを生かしきれていないという感じでしょうか。観光客の減少のなか、使われていない棟もあるようで、いまさら改修するのは資金的に難しいのかもしれません。消防等の制約もありますしね。しかし温泉(特に露天風呂)はなかなかですし、塩原温泉の歴史を味わえるという点でも、お勧めしたい宿です。

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2015/02/05

【オペラ】「こうもり」観てテロなんか忘れ……られません!新国立劇場

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 朝、イスラム国に捉われていた後藤さんが亡くなったというニュースを聞いて、気分が暗くなる。こんな日にオペレッタを楽しみに行くのはどうかな、とも思ったのですが、「こうもり」の初演当時のウィーンはさまざまな社会不安を抱えていて、人々はそれを忘れるかのようにシュトラウスのワルツに熱狂していたわけで、そういう意味ではこういう日に聞くのにふさわしい演目なのかもしれないと、気を取り直して行ってきました。公式サイトはこちら
 ぽん太は新国立のこのプロダクションは3回目。こんかいは、指揮者や歌手もウィーン出身、あるいはウィーンで活躍する人を集め、ウィーンらしさ漂う舞台だったように思います。
 細かいセリフが前回と微妙に変わっていた気がします。フロッシュが今回はボリス・エダーになりましたが、過去2回のフランツ・スラーダの強烈な印象が頭に残っていて、ちと物足りない気もしました。でもぐぐってみると(こちらそのGoogle翻訳)、ウィーン・フォルクスオーパーのメンバーで、ミュージカル、映画やテレビでも活躍している人みたいですね。
 歌手では、アデーレ役のジェニファー・オローリンが目を引きました。愛らしいお顔がクルクルと表情を変え、喉の方も変幻自在。笑いのツボもしっかり押さえてます。へ〜んな声で泣きまねして、ロザリンデが「何の音かしら?」とキョロキョロするのも、前回もあったかどうかは覚えてませんが、おかしかったです。
 反対にロザリンデのアレクサンドラ・ラインプレヒトは、本格的な歌声で、チャルダッシュもよかったです。オルロフスキー公爵のマヌエラ・レオンハルツベルガーは、ちょっと声が軽くて可愛らしくて、人生に厭きた冷酷なロシア貴族という雰囲気はあまり感じられませんでした。アイゼンシュタインのアドリアン・エレートは前回の公演と同じで、あいかわらずお達者。「ドン・ジョバンニ」の名演も記憶に残ってます。
 指揮はウィーン生まれのアルフレート・エシュヴェが、ウィーンの雰囲気が漂う指揮振り。東京交響楽団は、序曲は思い切って音を出せてない感じでしたが、後半はノリノリでした。オケが小編成だったせいか、4階席だとちょっと音が小さかったです。

オペラ「こうもり」/ヨハン・シュトラウスII世
Die Fledermaus/Johann Strauss II
2015年2月1日 新国立劇場オペラパレス

指揮:アルフレート・エシュヴェ
演出:ハインツ・ツェドニク
美術・衣裳:オラフ・ツォンベック
振付:マリア・ルイーズ・ヤスカ
照明:立田雄士

ガブリエル・フォン・アイゼンシュタイン:アドリアン・エレート
ロザリンデ:アレクサンドラ・ラインプレヒト
フランク:ホルスト・ラムネク
オルロフスキー公爵:マヌエラ・レオンハルツベルガー
アルフレード:村上公太
ファルケ博士:クレメンス・ザンダー
アデーレ:ジェニファー・オローリン
ブリント博士:大久保光哉
フロッシュ:ボリス・エダー
イーダ:鷲尾麻衣

合 唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京交響楽団

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