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2015/02/05

【オペラ】「こうもり」観てテロなんか忘れ……られません!新国立劇場

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 朝、イスラム国に捉われていた後藤さんが亡くなったというニュースを聞いて、気分が暗くなる。こんな日にオペレッタを楽しみに行くのはどうかな、とも思ったのですが、「こうもり」の初演当時のウィーンはさまざまな社会不安を抱えていて、人々はそれを忘れるかのようにシュトラウスのワルツに熱狂していたわけで、そういう意味ではこういう日に聞くのにふさわしい演目なのかもしれないと、気を取り直して行ってきました。公式サイトはこちら
 ぽん太は新国立のこのプロダクションは3回目。こんかいは、指揮者や歌手もウィーン出身、あるいはウィーンで活躍する人を集め、ウィーンらしさ漂う舞台だったように思います。
 細かいセリフが前回と微妙に変わっていた気がします。フロッシュが今回はボリス・エダーになりましたが、過去2回のフランツ・スラーダの強烈な印象が頭に残っていて、ちと物足りない気もしました。でもぐぐってみると(こちらそのGoogle翻訳)、ウィーン・フォルクスオーパーのメンバーで、ミュージカル、映画やテレビでも活躍している人みたいですね。
 歌手では、アデーレ役のジェニファー・オローリンが目を引きました。愛らしいお顔がクルクルと表情を変え、喉の方も変幻自在。笑いのツボもしっかり押さえてます。へ〜んな声で泣きまねして、ロザリンデが「何の音かしら?」とキョロキョロするのも、前回もあったかどうかは覚えてませんが、おかしかったです。
 反対にロザリンデのアレクサンドラ・ラインプレヒトは、本格的な歌声で、チャルダッシュもよかったです。オルロフスキー公爵のマヌエラ・レオンハルツベルガーは、ちょっと声が軽くて可愛らしくて、人生に厭きた冷酷なロシア貴族という雰囲気はあまり感じられませんでした。アイゼンシュタインのアドリアン・エレートは前回の公演と同じで、あいかわらずお達者。「ドン・ジョバンニ」の名演も記憶に残ってます。
 指揮はウィーン生まれのアルフレート・エシュヴェが、ウィーンの雰囲気が漂う指揮振り。東京交響楽団は、序曲は思い切って音を出せてない感じでしたが、後半はノリノリでした。オケが小編成だったせいか、4階席だとちょっと音が小さかったです。

オペラ「こうもり」/ヨハン・シュトラウスII世
Die Fledermaus/Johann Strauss II
2015年2月1日 新国立劇場オペラパレス

指揮:アルフレート・エシュヴェ
演出:ハインツ・ツェドニク
美術・衣裳:オラフ・ツォンベック
振付:マリア・ルイーズ・ヤスカ
照明:立田雄士

ガブリエル・フォン・アイゼンシュタイン:アドリアン・エレート
ロザリンデ:アレクサンドラ・ラインプレヒト
フランク:ホルスト・ラムネク
オルロフスキー公爵:マヌエラ・レオンハルツベルガー
アルフレード:村上公太
ファルケ博士:クレメンス・ザンダー
アデーレ:ジェニファー・オローリン
ブリント博士:大久保光哉
フロッシュ:ボリス・エダー
イーダ:鷲尾麻衣

合 唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京交響楽団

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