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2015/03/30

【寺院・仏像】国宝がスクラム組んで・東寺(教王護国寺)@京都

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 3月の上旬のことですが、ぽん太とにゃん子は京都の東寺を訪れました。新幹線から見える五重塔が印象的ですよね。ぽん太がここに来るのは高校の修学旅行以来。物心ついてからは初めてですhappy01。東寺の公式サイトはこちらです。
 東寺は、桓武天皇による平安京遷都に伴って、都を守るための官寺として建立されました。平城天皇をはさんで嵯峨天皇の御代となり、このお寺は空海(弘法大師)に託され、日本初の密教寺院となったそうです。
640pxkyoto_toji_kodo_c0929 東寺といえば立体曼荼羅。多数の仏像をまるで曼荼羅のように配置したポワースポットで、室町時代の延徳3年(1491年)に再建された講堂(重文)のなかにあります。小さな入り口をくぐると、巨大な薄暗い空間のなかに多数の仏像がひしめいているのに驚かされます。暗さに目が慣れるに従って、壮大な立体曼荼羅が見えてきます。
 仏像の配置図は例えばこちらにありますが、中央が如来部、向かって右が菩薩部、左が明王部で、それぞれが5体の仏像からなっています。全体の4隅に四天王が配置され、さらに左右に梵天・帝釈天が加わります。
 もっとも偉い如来部の5体と、明王部・菩薩部それぞれの中心にある仏像は室町〜江戸時代に造られたものですが、その他はすべて講堂創建時のものです。如来部の5体は重要文化財ですが、その他はすべて国宝です。やはり古い仏像は、鎌倉時代の躍動感ある仏像とは違ってゆったりと落ち着いていて、静のなかにパワーがみなぎっています。特にガチョウの上に座る四面四臂の梵天と、象の上に片足をたらして座る帝釈天が面白かったです。にゃん子は、多くの仏像が立ち並ぶなか、一人すました表情で象に乗るイケメンの帝釈天が気に入ったようでした。



Img_3123 金堂(国宝)は、豊臣秀頼の発願で、慶長8年(1603年)に竣工した建物です。裳階のついた装飾的な外観を持つ一方、内部は柱のない広くて高い空間を確保しています。日光・月光菩薩を従えた薬師三尊像が安置されており、薬師如来の台座には十二神将が配されております。仏像制作能力が落ちてきた桃山時代における仏師康正の佳作で、すべて重要文化財に指定されております。桃山時代らしく、ふっくらとして豪華な仏様です。
Img_3113 桜が咲いたらさぞきれいでしょうが、今日は冬型の気圧配置で寒波がやってきて不穏な天気で、晴れ間が出たかと思うと小雪がちらついたりします。さて、これまた国宝の五重塔は、徳川家光の寄進によって正保元年(1644年)に再建されたもので、高さ54.8メートルは木造塔としては日本一とのこと。なんと第一層の内部を特別公開しておりました。心柱を大日如来に見たて、周りに造られた須弥段に如来を配して、講堂の如来部と同じフォーメーションをとっています。さらに八大菩薩も配され、柱や壁にも絵が描かれておりました。
 ところで五重塔の心柱って、一本柱だと思い込んでいましたが、高さ55メートルの大木なんてあるはずないよね。どなってるんだ?集成材かしら?調べてみると、太い柱を何本か縦につないで造られているようです。
Img_3125 大師堂(御影堂)です。五重塔と立体曼荼羅に気を取られ、こちらを見るのを忘れて帰る人も多いようですが、国宝です。しかも弘法大師がお住まいになっていたところ。残念ながら当時のものではなく、焼失により康暦(こうりゃく)2年(1391)年に再建されたもの。それでも桧皮葺のゆるやかな屋根が伸びやかな印象を与えます。
Img_3127 こちらの内部に、弘法大師作で大師の念持仏と伝えられる不動明王像が安置されているそうです。
Img_3126 案内板によると、平安末期に見たお坊さんがすぐに入寂(つまりお亡くなりになった)したため、以来一切御開帳がないのだそうな。ということは、建物が焼失した時に、秘仏のまま焼け残ったということか。しかし、一度も見ないまま国宝に指定なんてありですか。文化庁の国指定文化財等データベース(こちら)を見てみると、時代は平安、作者空欄、解説文は「平安時代の作品」とだけ。国宝指定年月日は1955.06.22とのこと。他のをみてもこんなのが多いようで、国宝がどのように指定されたのか、そのうちみちくさする必要がありそうですね。
Img_3128 大師堂には国宝の弘法大師像がありますが、拝観できませんでした。ホームページによれば、毎朝6時からの生身供(しょうじんく)の時と、毎月21の御影供(みえいく)や、御影堂の法要のときに御開帳しているようです。
 また宝物館の兜跋毘沙門天(国宝)、観智院客殿(国宝)も公開しておらず、見れませんでした。国宝蓮花門はうっかり見逃しました。

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