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2015/04/22

【温泉】東京駅の辰野金吾設計の名旅館・あまみ温泉南天苑@大阪府(★★★★★)

Img_3214 3月上旬の京都・奈良の旅のご報告が続いているわけですが、今回は温泉のご紹介。大阪に温泉!?って思うかもしれませんが、とっても素晴らしい宿で、ぽん太の評価は南天ならぬ満点です。ホームページはこちら

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Img_3160 大阪府の南、高野山にも近いあたり。国道371号線から天見(あまみ)の集落へと細い道を入って行き、お店が一軒あるだけの天見駅前を通り過ぎたところに宿があります。広々とした庭園の向こうに、美しい瓦屋根が見えてきます。
 あいにく小雪が舞う天気。いまだつぼみの梅の枝に薄雪が積もっております。
Img_3156 実はこちらの旅館の建物、近頃有名な東京駅や、日本銀行本店で有名な建築家・辰野金吾(1854年〈嘉永7年〉- 1919年) の設計です。
 この旅館は、もともとは堺市大浜公園にあった辰野金吾設計の「潮湯」の建物を移築したものだと伝えられておりましたが、証拠があるでもなし、あまりおおっぴらには言えないハナシとされておりました。ところが2002年、柴田正巳らの明治建築研究会の調査・検討によって、言い伝えが事実であることが裏付けられ、晴れて登録有形文化財に登録されるにいたりました。
Img_3161 宿の公式サイトのこちらのページに、歴史的な経緯や貴重な写真が掲載されております。1913年(大正2年)に阪堺電気軌道(のちに南海鉄道に合併される)が娯楽施設「潮湯」を開業。その別館の「家族湯」が、現在の南天苑本館です。この娯楽施設が1934年の室戸台風で破損したのをきっかけに、南海電鉄は翌1935年(昭和10年)に「家族湯」を天見温泉へ移築。同年、大阪の松虫花壇の別館として営業を開始しました。戦争に伴って贅沢を控える風潮から閉館しましたが、1949年に南天苑として創業されたんだそうです。
 また知らないことが出てきた。「松虫花壇」ってなに?ぐぐってみてもほとんど情報がみつかりません(たとえばこちら)。大正から昭和の初めにかけて大阪の阿倍野にあった、巨大な料亭旅館のようです。
Img_3211 数寄屋風建築とのことで、確かに屋根の軒先や庇を銅板一文字葺きにしたりしてますが、むしろどっしりとして重厚な印象です。
Img_3208 玄関の天井部分。筵天井(むしろてんじょう)になってます。
Img_3195 階段の手すりも竹や自然木が使われてます。
Img_3164 客室は、明るい角部屋。内部はきれいに改装されております。
Img_3165 欄間も自然木があしらわれております。
Img_3167 窓からは広い庭園をのぞむことができます。ちょっと雪が積もってます。
Img_3187 浴室は新しく改装されており、そんなに広くありません。
Img_3190 温泉分析表です。無色透明でほとんど無味無臭。泉温は15.3度と低く、pH6.88と中性です。泉質は単純弱放射能泉とのことで、ラドンが110×10^(-10)Ci/kg(30.2マッヘ/kg)です。
Img_3174_2 夕食も素晴らしかったです。先付けですが、空豆やホタルイカといった春の食材で、梅の花が添えられ、箸置きも梅です。
Img_3179 田楽と焼き魚です。
Img_3180 なが〜い入れ物の天ぷらも美味しゅうございました。
Img_3212 庭園の片隅にあった祠です。狐の置物があるのでお稲荷さんだと思うのですが、たくさんぶら下げられた提灯には、白菊大神・白玉大神・白龍大神・白塔大神と、やたらと「白」が入った名前が書かれております。ぐぐってみると、白菊大神や白玉大神は京都の伏見稲荷で、また白龍大神はあちこちで祀られているようですが、白塔大神というのがわかりません。白塔はチベット式の仏舎利塔のことだそうですが。この祠の意味はなぞです。
Img_3199 朝食です。卵焼きはもちろん甘くないやつ。関西に来るとこの味が楽しみですね。

 大阪からほど近くにあるのに、別世界のような山里の風景、広い庭園に由緒ある建物、お風呂はちょっと小さいけど、料理もおいしく暖かく細やかなおもてなし。ただ、お値段もそこそこいいのですが、今回は半額の特別プランで泊まれたので、ぽん太の評価は5点満点!

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