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2015/05/18

【オペラ】前半寝なけりゃよかった。「椿姫」新国立劇場

 新国立劇場オペラの「椿姫」は今回が新制作。公式サイトはこちらです。
 私事ながら、前日の夜ついつい飲み過ぎたぽん太、時差ぼけのなごりとあいまって、前半寝倒してしまいました。ところが後半を聴いてみると素晴らしい舞台。前半ももっと聴いておけば良かったです。
 タイトルロールのベルナルダ・ボブロ、出だしの「乾杯の歌」ではちょっとハラハラしましたが、その後は持ち直し、声もお顔も可愛らしくて清楚で、冒頭の妖艶な高級娼婦というよりは、後半のけなげさが際立ちました。表現力も豊かで、すばらしい椿姫でした。
 アルフレードのアントニオ・ポーリはちょっと大人しめ。真面目な青年という役柄には合っていたのかもしれませんが、ここはイタリアオペラ、もっと情感たっぷりの歌声を聞かせて欲しかったです。父ジェルモンのアルフレード・ダザ、声量があって深みのある声で、素晴らしかったです。
 鏡を使った舞台美術がなかなか美しかったです。特に4階から見ると、舞台の床の反射も含めて、ちょっと不思議な3D空間に見えました。冒頭でネットが天井からふわりと落ち、次に天井に引き上げられていったのは美しかったです。最後の場面ではこのネットが、椿姫とその他の登場人物を隔てておりましたが、いったい何を意味しているのか。死を迎えた椿姫が見た幻影なのか、それとも椿姫の孤独感を表現しているのか。ただ第3幕、椿姫がピアノの上に寝てるのは、ちょっといただけませんでした。
 イヴ・アベル指揮の東京フィルハーモニー交響楽団、音楽はよくわからないぽん太ですが、劇的で情感が合って悪くなかった気がします。新国立劇場合唱団はいつもながらの大奮闘。

オペラ「椿姫」/ジュゼッペ・ヴェルディ
La Traviata/Giuseppe Verdi
2015年5月13日 新国立劇場オペラパレス

指揮:イヴ・アベル
演出・衣裳:ヴァンサン・ブサール
美術:ヴァンサン・ルメール
照明:グイド・レヴィ
ムーブメントディレクター:ヘルゲ・レトーニャ
舞台監督:村田健輔

ヴィオレッタ:ベルナルダ・ボブロ
アルフレード:アントニオ・ポーリ
ジェルモン:アルフレード・ダザ
フローラ:山下牧子
ガストン子爵:小原啓楼
ドゥフォール男爵:須藤慎吾
ドビニー侯爵:北川辰彦
医師グランヴィル:鹿野由之
アンニーナ:与田朝子

合 唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

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