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2015/05/28

【登山】カタクリ散って弥三郎バサ残る・六万騎山(ろくまんぎやま)

Img_4448 前夜、上の原高原温泉いろりあんで山菜料理を満喫して、本格的な登山をする気力を失ったぽん太とにゃん子、それでもちっとは身体を動かさないと気持ち悪いということで、八海山の近くの六万騎山(ろくまんぎやま)に登ってきました。季節が季節ならかたくり群生地として有名な山ですが、既に時期が遅くて何の花も咲いておらず、当初の目的の単なる運動登山となりました。

【山名】六万騎山(320.7m)
【山域】中越
【日程】2015年5月22日
【メンバー】ぽん太、にゃん子
【天候】晴れ
【ルート】地蔵尊登山口12:28…坂戸山12:57…庚申塔登山口13:30…地蔵尊登山口13:37

(※3D地図や当日の天気図などは「山行記録のページへ」をクリック)
【マイカー登山情報】地蔵尊登山口に、車を5台ほど停められる駐車場あり。庚申塔登山口にも駐車場があるようです。
【関連サイト】http://www.katakuri-hozonkai.jp/modules/contents1/content/index.php?id=2
六日町カタクリ保存会のサイト。六万騎山も含め、かたくり群生地のマップがダウンロードできます。

Img_4441 登山口にある地蔵尊です。いわれは不明。
Img_4439 地蔵尊の参道の階段横にあるこの大きな岩は……
Img_4438 「弥三郎バサ腰掛け岩」というそうです。おばあさんが、生まれたばかりの孫の弥三郎をあやしていたところ、あまりの可愛さについつい食べてしまったそうです。おばあさんはそのために鬼になってしまいましたが、後悔の念から仏道に帰依し、心の安らぎを得たそうです。この岩は、このおばあさんが腰掛けて休んだ岩だそうです。
 子供を食べると聞いてぽん太が思い出すのはまず鬼子母神(きしもじん)ですが、彼女は自分の子供を育てるための栄養を付けるために、人間の子供を食べたのでした。また次に思い出すのはギリシア神話のクロノスです。この神様は男ですね。子供に権力を奪われるという予言を受けたため、子供が生まれるたびに飲み込んでしまいました。最後の子供だけは、母親が機転をきかせて石をクロノスに食べさせたために助かりました。この子供がゼウスです。
 弥三郎バサの場合は、孫があまりに可愛くてついつい食べてしまったというところが特異です。「可愛くて食べちゃいたい」という言葉はありますが、ホントに食べちゃうとは。類似の物語はあるんでしょうか?
 もひとつ気になるのは「風」との関係。孫を食べて鬼と化したおばあさんは、「窓から風に乗って」飛んで行きます。また、お寺で安心を得たおばあさんは、お礼の品を寄進して、「嵐に乗って飛び立った」と書かれています。
 鬼と化したおばあさんが飛んで行った先の「弥彦」とは、新潟県西蒲原郡の弥彦ですかね。三条市や燕市の近くですね。弥彦山と弥彦神社があるようですが、何か関連があるのでしょうか……。
 ぐぐっていくと、弥彦神社の近くの宝光院というお寺に、「弥彦の婆々杉」という杉の巨木があるそうです。伝承によると、「弥彦の鬼婆」と呼ばれる悪行の限りを尽くした老婆が大杉をねぐらにしてましたが、大僧正に説法されて改心して「妙多羅天女」となり、今度は善行の限りを尽くしたそうです。その後、罪人が死ぬと死体や衣服などが見せしめのためにこの大杉にかけられるようになり、いつしか「婆々杉」と呼ばれるようになったそうです(新潟県WEB観光案内所)。
 さらにぐぐってみると、「ヤサブロウバサ」の話しは、新潟県を中心に様々なバリエーションが流布しているようで、こちらのサイトにアップされている「吹雪の晩のヤサブロバサ」(新潟の生活文化№9/新潟県生活文化研究会/2002掲載)が詳しいです。

Img_4446 カタクリは一輪も咲き残っておらず、あっという間に山頂へ。「六萬騎城跡」の碑があります。六万騎城に関しては、例えばこちらのサイト(六万騎城 ー越後の城ー)が詳しいです。
Img_4453 下りは、弥三郎バサゆかりの真浄寺方面に降りました。ふもとにはいくつかの庚申塔や石仏がありました。これは二臂(腕が二本)ですが如意輪観音ですかね。善くなった弥三郎バサのような優しい笑顔です。
Img_4452 こ、こちらは、一転して図像的な像ですね。三臂の憤怒相、足元に三猿、左右に二鶏、上に日月、庚申信仰の青面金剛(しょうめんこんごう)ですね。そういえば、昨日登った坂戸山の麓にも、如意輪観音像と、青面金剛の碑がありました。う〜ん、ぐぐってみると、庚申塔で如意輪観音を祀ったものは結構あるようです。知りませんでした。

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