« 【オペラ】上質の赤ワインはいかが?「ばらの騎士」新国立劇場 | トップページ | 【イギリス旅行】(3)エディンバラ観光その2 »

2015/06/04

【舞踏】上質の発泡吟醸酒はいかが?「うむすな」山海塾@世田谷パブリックシアター


 予定が空いたので数日前にチケットを取って、山海塾を観にいてきました。新作の『めぐり』は日にちが合わず、2012年初演の『うむすな』の再演を観ましたが、ぽん太とにゃん子は初見でした。ちなみににゃん子は、山海塾は「かわいい」から好きなんだそうな。特に今回は若い舞踏手が多かったので、お喜びのようでした。
 世田谷パブリックシアターの公演案内はこちら。山海塾のサイトの作品紹介はこちら。また2013年のものですが、天児牛大が「うむすな」について語った会見の記録がこちら、やはり2013年、歌舞伎評論家の渡辺保と天児の対談の記録がこちらにあります。
 こんかいの舞台美術はどちらかというとシンプル。長方形の踊るスペースが、数十センチの間隔を空けて、左右二つに分かれています。この間の隙間が、通路になったり、水の流れになったりします。舞台中央奥には、一筋の砂が天井から降り注ぎ続けており、「時間」を感じさせます。二つの踊りのスペースにも砂が敷き詰められており、踊りによって砂紋が作られて行きます。これは「歴史」ですかね。
 舞台はいつもながらの山海塾ワールド。本当は完璧にコントロールされていながら、まるで生まれたての動物のように「不自由」に感じられる身体。動物、幼虫、海の生物といったものへのメタモルフォーズ。機械状のシンクロと脱シンクロ。開口部としての口……。
 地面に敷かれた砂にちょっと触れたり、水の流れ(実際には水はありませんが)に手を差し入れたり、天井から降り注ぐ砂を手の甲で受けたりと、今回は「触覚」を感じさせるものが多かった気がしました。
 とっても面白い公演だったのに、空席が目立って残念。ぽん太とにゃん子ははまってるけど、あんまり一般受けしないのかしら……。それに山海塾って、あんまり宣伝しませんよね。


山海塾
『歴史いぜんの記憶―うむすな』
世田谷パブリックシアター
2015年05月31日

I. 跡形(アトカタ) あとに残ったしるし
II. たち現れるものたち
III. 水からの記憶
IV. かなたへ吹き去る風の中で
V. 樹の鏡
VI. 限りない堆積と浸食
VII. うぶす

[演出・振付・デザイン] 天児牛大(あまがつうしお)
[音楽] 加古隆/YAS-KAZ/吉川洋一郎
[舞踏手] 天児牛大/蟬丸/竹内晶/市原昭仁/長谷川一郎/松岡大/石井則仁/百木俊介

|

« 【オペラ】上質の赤ワインはいかが?「ばらの騎士」新国立劇場 | トップページ | 【イギリス旅行】(3)エディンバラ観光その2 »

芸能・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74997/61675042

この記事へのトラックバック一覧です: 【舞踏】上質の発泡吟醸酒はいかが?「うむすな」山海塾@世田谷パブリックシアター:

« 【オペラ】上質の赤ワインはいかが?「ばらの騎士」新国立劇場 | トップページ | 【イギリス旅行】(3)エディンバラ観光その2 »