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2015/07/16

【観光】喜多方:三津谷の煉瓦蔵、願成寺の会津大仏(重文)、珈琲専門店煉瓦のダッチコーヒー、新宮熊野神社長床(重文)

Img_4733 喜多方周辺の観光です。喜多方は何回か訪れたところなので、今回は行ったことがないところを攻めてみました。

Img_4698 まずは、喜多方の北東にある三津谷集落。小さな集落ですが、れんが造りの立派な蔵が立ち並んでいます。
Img_4697 蔵というより立派な「洋館」に見えます。
Img_4701 この集落の煉瓦蔵全部が、地元の煉瓦積職人・田中又一の手によるものだそうです。

Img_4704 ついで、喜多方の北にある願成寺に、会津大仏を観に行きました。
Img_4712 ぽん太がまず気になったのは、願成寺の前の道の広さです。両脇に古い建物が残っているところからすると、近年に拡幅したわけではなく、昔から広い道幅を確保してあったと思われます。

 願成寺の東側を南北に走る道を、地図で拡大したり、ストリートビューで見ていただけるとわかると思いますが、長さ約600メートルの部分だけが幅広くなっており、その南と北は細い道になっております。Wikipediaを見ると、このお寺は元は別の場所にありましたが、慶長16年(1611年)に起きた慶長三陸地震による震災を機に、現在の場所に移転されたんだそうです。この時、会津松平家が会津地域で唯一庇護した寺だったそうですが、広い道の理由はよくわかりません。
 以前には、願成寺の南から西へとカーブして行く形で国鉄の日中線が走っておりました。願成寺の南あたりでは県道335号線に一致しており、押切川の西側には上三宮駅がありました(日中線調査結果3)。そのために古来の道が改変されている可能性もあります。
Img_4705 かわいらしい山門です。仁王様がいるスペースにはなにもありません。
Img_4711 この新しい建物(会津大仏御堂)のなかに、会津大仏が納められております。
Img_4710 こちらが会津大仏。ガラス越しのご参拝です。正式には「木造阿弥陀如来及び両脇侍坐像」。国指定の重要文化財です。
 高さが2.41メートルあるそうで、「大仏」という名にふさわしい存在感があります。欠損しているところがなく、金箔もきれいに残っているなど保存が良いです。造形も、いわゆる「素朴系」ではなく、洗練されていて、光背の千体仏も見事です。とってもきれいな仏様という印象です。鎌倉時代の作で、寄木造りです。
 中央が阿弥陀如来、左脇侍(向かって右)が観音菩薩、右脇侍(向かって左)が勢至菩薩で、阿弥陀三尊像の形をとっております。
 阿弥陀如来の印相(いんそう、手のかたちですね)は、親指と人差し指で輪を作っているのが一般的で、この像では、右手を上げて左手を下げるという「来迎印」を結んでいます。来迎印は、阿弥陀如来が西方極楽浄土からお迎えに来るときの姿とされております。
 左脇侍の観音菩薩は、阿弥陀如来の「慈悲」をあらわしており、頭髪のおでこの部分に化仏(けぶつ、小さな阿弥陀如来)があるのが目印です。右脇侍の勢至菩薩は、阿弥陀如来の「智慧」をあらわしており、オデコには水瓶があります。注目すべきは両脇侍の座り方で、正座のような座り方ですが、跪坐(きざ)と呼ばれます。
 阿弥陀三尊像のなかでも、この像のように、阿弥陀如来が坐像で両脇侍が跪坐のものを「来迎形式」といいます。来迎形式では、観音菩薩は往生する者を迎えるための蓮台を持ち、勢至菩薩は合掌しているのが普通です。
 この三尊像の組み合わせの根拠は、「無量寿経」や「観無量寿経」にあります。無量寿経は翻訳がアップされております(観経・現代語版①)。175で無量寿仏(=阿弥陀如来)が観音菩薩と勢至菩薩を伴って姿を現すところが書かれており、以下、様々な形でそのお姿が描写されております。

Img_4717 硬い話しはこれくらいにして、お次ぎは食い気へ。喜多方駅前の「珈琲専門店煉瓦」で美味しい珈琲とケーキをいただきました(会津全集)。明治時代に建てられたレンガ蔵を改装したお店で、レトロな雰囲気が漂います。写真のダッチコーヒーは、水を一滴一滴たらして60分かけてドリップしたものだそうで、苦みがなくてまろやかなお味でした。

Img_4719 お次ぎは新宮熊野神社。この注連縄はぶっといですね。垂れ下がってます。天喜3年(1055年)前九年の役に際して源頼義が熊野神社を勧請したのが始まりで、寛治3年(1089年)後三年の役の時に源義家が現在の地に熊野新宮社を移したと言われているそうです。栄枯盛衰の末、明治初期のの廃仏毀釈で多くの文化財が失われ、現在にいたっております。
Img_4723 正面に見えてきたのが長床(ながとこ)と呼ばれる拝殿で、国の重要文化財に指定されています。
Img_4725 長床の前にある大銀杏は、樹齢600年ともいわれ、なかなか立派です。
Img_4727 恒例の狛犬君。まずは向かって左。な、なんか花を持ってます。図式化されてますが牡丹のようです。ぽん太はあまり見たことがありません。「唐獅子牡丹」か?でも一般には、向かって右が獅子で、左が狛犬だから、右が持っているのならわかるけど。まあ、狛犬自体が想像上の動物だし。獅子のイメージと結びついて牡丹になったのかな…。ぐぐってみると、牡丹を持った狛犬は、ないわけではないようです。
Img_4728 向かって右は鞠ですね。これはよく見かける気がしますが、さてその意味はと問われると、ぽん太は知りません。
Img_4730 さて、こちらが長床です。太い柱が立ち並び、古風ななかにも力強さが感じられます。
Img_4732 エジプトのカルナック神殿の大列柱室をちょっと思わせます。全部で44本の柱があるそうです。
Img_4724 長床の解説です。鎌倉時代の初期に造られましたが、慶長16年(1611年)の大地震で倒壊。3年後に再建されたものの、ちょっと小さくなり、造りも変えられてしまいました。そこで昭和46年から49年の解体修理に際し、できるかぎり当初の姿に復元されたそうです。
Img_4735 建物の外周の天井は、庇風の化粧屋根裏になっております。
Img_4758 手の込んだ天井の造形です。
Img_4756 茅葺き屋根も美しいです。
Img_4736 長床の反対側の石段の上には本殿があります。
Img_4741 三つの社殿からなり、真ん中が一番立派です。
Img_4737 本殿の解説です。中央が本社新宮証誠殿、左が末社那智山飛龍権現、右が末社本宮十二社権現だそうです。形式はもちろん熊野造……といってもぽん太はよくわからないのですが、屋根の形は切妻で、妻の方に入り口がある妻入で、手前に庇があるのは春日造と同じ。後ろ側が入母屋になってるところが違うようですが、他にも違いがあるのでしょうか?ぐぐってみてもよくわかりません。
Img_4750 文殊堂です。
Img_4748 素朴な奉納額が掲げられています。芭蕉翁、一茶翁という字が読めます。いつ頃のものでしょうか。
Img_4775 観音堂です。
Img_4773 壁にはなぜかウサちゃんのレリーフが。
Img_4761宝物館には口径62.5cmの大きな銅鉢があり、国の重要文化財に指定されております。写真の木造文殊菩薩騎獅像もなかなか立派です。そもそも文殊菩薩とは……疲れたので今日はやめましょう。
Img_4765 素朴系の木造力士像や、十二神将(だったかな?)も味わいがありました。

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