« 【ハイキング】まるでセザンヌの世界・奥入瀬遊歩 | トップページ | 【歩かないと行けない温泉(12)】オシャレな秘湯・手白澤温泉(歩行時間片道2時間30分)(★★★★) »

2015/09/09

【ホテル】天然秋田杉を使った木造三階建てのクラシックホテル/十和田ホテル(★★★★)

Img_5173
 7月上旬のぽん太とにゃん子の青森・秋田の旅、最終日は十和田ホテルに泊まりました。前から一度泊まってみたいと思っていたホテルです。秋田杉を使った建物には独特の美しさがあり、国の登録有形文化財にも指定されています。築70年を経た今、磨きがかかった丸太が特有の飴色の光を放っており、堅牢な造りはまったく歪みが生じておりません。お値段も、梅雨時だったせいか意外とリーズナブルでした。こちらが公式サイトです。

★楽天トラベルからの予約は右のリンクをクリック★

Img_5181 建物は木造の本館と、新しい別館があります。古い建物が好きなぽん太とにゃん子は、迷わず本館の和室を選択。
Img_5180 本館の全景です。木材を多用して山荘風ですが、和風建築の味わいもあって、独特の雰囲気です。西洋風のロッジは普通は壁の丸太が横に走ってますが、このホテルでは縦羽目のように縦に貼られているのが面白いです。
Img_5182 こちらが本館の玄関だったところ。現在も出入りは可能です。
 このホテルの歴史に関しては、公式サイトのこちらのページや、こちらのpdfファイルに書かれています。
 竣工は昭和13年、オープンが昭和14年。昭和15年に開催が決定されていた東京オリンピックを前にした国の観光政策に応じて、秋田県が造ったそうです。
Img_5183 丸太を使いながらも、屋根裏など、数寄屋風の印象があります。
 設計は長倉謙介。日本大学工学部土木建築科教授だったそうですが、ほかにどんな作品があるのか、ちょっとぐぐってみましたがわかりません。
Img_5175 玄関を入ると、このようになっております。素晴らしい眺めですね。こんなの見たことありません。木材が飴色に光り輝いています。ガラス戸や欄間の利用により、広がりを感じさせるとともに、複雑な空間を生み出しています。建築にあたっては青森、岩手、宮城から集められた約80人の宮大工が集められ、釘を使わない伝統的な工法で建てられたそうです。そういわれてみれば、宗教建築的な雰囲気もありますね。冒頭の写真のように、三階までの吹き抜けになっています。
Img_5187 つきあたりの壁には、大きな金庫の扉があります。昔はここにフロントがあったそうです。
Img_5189 山荘風重厚数寄屋。
 ご存知のように東京オリンピックは戦争へと向かう時勢の中で中止となり、ホテルは開業早々経営が悪化。昭和15年に鉄道省に経営が移管され、鉄道職員の保養、錬成のために使われたそうです。
Img_5190 階段を登ります。
 戦後は進駐軍に接収されましたが、昭和27年に秋田県が買い戻して経営。その後秋田県観光公社、第三セクターが経営を受け継ぎました。
Img_5191 木造の螺旋階段。
 平成に入って老朽化が目立つようになり、一時は解体も検討されましたが、秋田県は保存修復を決定。平成8年から2年間の大改修を経て、平成10年に営業を再開。経営はワシントンホテルで有名な藤田観光となりました。
Img_5192 吹き抜けを上から見ます。
Img_5197 3階廊下から見た吹き抜け部分。
Img_5199 中庭を見る。向かって左側が新館部分。渡り廊下で結ばれています。

Img_5171 客室は落ち着いた和室。改修のおかげで、新しくてきれいです。
Img_5202 お風呂は残念ながら温泉ではありませんが、広々として清潔で、いくつも浴槽があります。そして窓の外の半露天風呂からは、十和田湖を独り占めめ。他の建物はまったく見えず、大自然のみが広がっています。

Img_5211 夕食は、ダイニングルームで和洋折衷のコース料理をいただきました。
Img_5210 メニューはこちら。
Img_5212 今回のプランの特典のアワビ君です。
Img_5215 ヒメマスの田楽です。美味しゅうございました。
Img_5231 翌朝も天気はすっきりせず。墨絵のような十和田湖です。
Img_5233 朝食は洋風を選択しました。

|

« 【ハイキング】まるでセザンヌの世界・奥入瀬遊歩 | トップページ | 【歩かないと行けない温泉(12)】オシャレな秘湯・手白澤温泉(歩行時間片道2時間30分)(★★★★) »

旅・宿・温泉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【ホテル】天然秋田杉を使った木造三階建てのクラシックホテル/十和田ホテル(★★★★):

« 【ハイキング】まるでセザンヌの世界・奥入瀬遊歩 | トップページ | 【歩かないと行けない温泉(12)】オシャレな秘湯・手白澤温泉(歩行時間片道2時間30分)(★★★★) »