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2016/01/07

【バレエ】ポリーナちゃんどうしたの? ヴォロンツォーワの「ジゼル」ミハイロフスキー劇場バレエ

 新春の東京文化会館には、悲しみと怒りと諦めと空席がありました。
 ポリーナちゃんの「ジゼル」を観られると思ってチケットとったのに〜〜。降板のニュースは前日知りました。う、う、う、こんなひどいお年玉とは!ぽん太になんか恨みでもあんの?

 代役のアンジェリーナ・ヴォロンツォーワは、「期待の新人」という触れ込みでしたが、実際に見てみると、「期待の新人」という印象でした。
 しっかりと踊っていて破綻はありませんでしたし、跳躍力もありました。また上体を前に倒して足を後ろから高く上げるポーズ(すみません、名前知りません)など、とても美しかったです。
 でも、発狂での表現力はまだまだ(ホワイエで丁度オシポワの「ジゼル」の発狂シーンのビデオが流れてましたが、凄い迫力でした)。ウィリになってからも、精霊の静謐な雰囲気が出てないし、動きも筋力でびょんびょん跳ねてる感じがしてしまい、フワフワ感が足りませんでした。
 ジゼルがミルタに導かれて突然クルクル回り出すところ、「あの愛らしいジゼルちゃんが、こんなヘンテコなウィリになっちゃった〜」という感じで、ぽん太の大好きな場面なのですが、踊り出す直前に上体を前に倒す動作がキビキビしすぎて軍隊みたいだし、回転も躍動感が出ちゃってました。もっと操られているような、非人間的な感じで回って欲しいです。
 ぐぐってみたらこの人、2012年のボリショイ・バレエの来日公演で見てました。覚えてません。

 サラファーノフ、さすがに足技のキレが見事。ジャンプして足を広げたりする技(名称不明)も美しく、また連続足チョコチョコジャンプ(正式名称不明)もお見事でした。
 ミルタのワレーリア・ザパスニコワは雰囲気が出てました。ウラジーミル・ツァルは、森番ハンスにしては男前すぎ。

 思えば「ジゼル」を観るのは久しぶり。ぐぐってみると2010年以来6年振りです。やっぱり第2幕の美しさは格別ですね。
 前回の「レニングラード国立バレエ」(=ミハイロフスキー劇場)の「ジゼル」は2009年で、シェスタコワとコルプでした。「新演出」と銘打っての舞台で、冒頭で椅子に腰掛けたジゼルにアルベルトが抱きついてキスしようとしたりしてましたが、今回はアルベルトが座ろうとするとジゼルが逃げるという馴染みの演出に戻ってました。
 ちなみに今回のサラファーノフのアルベルト、身分差故に報われない恋ではあるけれど、心からジゼルを愛しているように見えました。
 ちなみに2011年からナチョ・ドゥアトが芸術監督になったことの影響があるのかどうか、ぽん太にはわかりませんでした。

 ところで、アルベルト、アルベルトって、それ誰やねん。アルブレヒトやないんかい(-_-メ)。
 ジゼル - Wikipediaを見てみると、初演時は「アルベール」 (Albert) だったけど、後でゴーティエ自身が「アルブレヒト」に変更したとのこと。なるほろ、アルベールのロシア語読みでアルベルトね。もともとがオーストリア地方の民話だから、ゴーティエはドイツ語っぽいアルブレヒトに変更したのでしょうか。
 で、他のバレエ団はどうなのかググってみると、ぽん太の観たことがあるパリオペラ座、東京バレエ団、Kバレエは全部アルブレヒトでした。同じロシアだとどうなんかいな。他人のブログをググってみると、どうやらボリショイもマリインスキーもアルブレヒトのよう。ということは、アルベルトというのはミハイロフスキーだけのこだわりか……。で、どんなこだわり?

 ところで、これまで「レニングラード国立バレエ」という昔の名前で出ていましたが(しかも二つ前の名前)、今回の日本公演から現在の正式名称の「ミハイロフスキー劇場バレエ」にしたようですね。その方がいいと思います。
 ミハイロフスキー劇場 - Wikipediaを見てみると、この名称は1833年の劇場スタート時の名称のようです。
 で、ミハイロフスキーって誰?
 ということで、劇場の公式サイト(History - Mikhailovsky Theatre St Petersburg)を見てみると、ロシア皇帝ニコライ1世の兄弟であるミハイル大公にちなんだもののようです。と聞いても無知なるぽん太は誰だかわからないのでさらに調べてみると(ミハイル・パヴロヴィチ - Wikipedia)、1798年に生まれ1849年に死去したロシア大公とのこと。ふ〜ん。

ミハイロフスキー劇場バレエ
「ジゼル」
2016 年1月6日
東京文化会館大ホール

ジゼル:アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
アルベルト:レオニード・サラファーノフ

ミルタ:ワレーリア・ザパスニコワ
森番ハンス:ウラジーミル・ツァル
ぺザント・パ・ド・ドゥ:ヴェロニカ・イグナツェワ/アンドレイ・ヤフニューク
ベルタ(ジゼルの母) : アンナ・ノヴォショーロワ
バチルド(アルベルトの婚約者) :オリガ・セミョーノワ
公爵:アレクセイ・マラーホフ
アルベルトの従者:ロマン・ペトゥホフ
ドゥ・ウィリ:タチアナ・ミリツェワ/アスティク・オガンネシアン

農民、貴族、ウィリたち:ミハイロフスキー劇場バレエ

指揮:ヴァレンティン・ボグダーノフ
管弦楽:ミハイロフスキー劇場管弦楽団

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