« 【仏像】福島の仏像(2)オチあり。木造薬師如来坐像(国重文、会津坂下)・道の駅あいづのジェラート・勝常寺薬師三尊像(国宝、湯川村)・中田観音(国重文、美里町) | トップページ | 【バレエ】ブルメイステル版を生で観るのは初めてです。「白鳥の湖」東京バレエ団 »

2016/02/07

【仏像】福島の仏像(3)珈琲館蔵の観音様(会津若松)、白水阿弥陀堂の阿弥陀三尊像(重文)、いわき・ら・らミュウの生牡蠣

Img_8607_2
 ぽん太とにゃん子の福島の仏像をめぐる旅、ほとんどお目当ての仏像が見れません(:_;)。京都や奈良みたいに、行けばいつでも見れると思ってたぽん太とにゃん子が間違ってました。

Img_8610 ということで、気を取り直して、まずは番外編。会津若松の「珈琲館 蔵」で一服(食べログ)。観光スポットの中心街にあり、明治12年築の蔵を利用した店内には、上の写真にある十二尺の観音様がおられます。
Img_8609 寒い雪の中、仏像は見れず、冷えた心と体がおいしいカフェラテで暖まりました。

Img_8630
 磐越自動車道でいわき市に向かい、白水阿弥陀堂(しらみずあみだどう)に参拝。建物は「国宝」に指定されてます。1160年(永暦元年)、藤原清衡の娘である徳姫によって造られました。
 ぽん太も以前に訪れたことがありますが、入場料を節約して遠くから見ただけでした。今回はなかに入って仏様にご対面。
Img_8631 なかには阿弥陀三尊像と二天像があり、すべて国指定の重要文化財です。撮影禁止なので、写真は例えばこちらこちらをどうぞ。
 阿弥陀如来はいわゆる定朝様式で、阿弥陀堂と同じように優美なお姿です。親指と中指をつけ右手を上げて左手を下げる、下品中生の来迎印を結んでらっしゃいます。光背の細かな浮き彫りも美しいです。
 阿弥陀さまの左右には、阿弥陀三尊像のお約束の勢至菩薩(右脇侍、向かって左)と観世音菩薩(左脇侍、向かって右)。「無量寿経」「観無量寿経」を根拠とするフォーメーションですね。阿弥陀さまと同じく派手さのない入念な造りです。それぞれのオデコにあるはずのシンボル(勢至菩薩の水瓶、観世音菩薩の化仏)はありませんね。
 周りを囲むのは二天像。普通は四天王像ですね。仏像初心者のぽん太にはちょっと珍しく感じられます。
 四天王像では、向かって右手前が持国天、左手前が増長天、左奥が広目天、右奥が多聞天です。覚え方は「じぞうこうた」(地蔵買うた)ですね。
 白水阿弥陀堂の二天像は、向かって右が持国天、向かって左は多聞天(一説には増長天)です。多聞天なら宝塔を持ってそうですが、持物は失われてしまってわからないそうです。どちらの像も、外側の腕を振り上げ、内側の手をお腹のあたりに置いて、左右対称の姿をしております。「じぞうこうた」の最初と最後ということで、持国天と多聞天を選んだと考えられているそうです。
 実は中尊寺金色堂の阿弥陀三尊像も、二天像を従えているそうで、こちらは持国天と増長天です。これは後ろの二人を省略し、前の二人だけを表現したということでしょうか。白水阿弥陀堂で多聞天が一説には増長天と考えられているのは、金色堂との類比かもしれません。
 「四天」ではなく「二天」である意味はぽん太にはわかりませんが、どちらも同じ奥州藤原文化圏にあることがわかります。

Img_8636 いわき・ら・らミュウ(公式サイト)によって、美味しい生牡蠣をいただきました。

|

« 【仏像】福島の仏像(2)オチあり。木造薬師如来坐像(国重文、会津坂下)・道の駅あいづのジェラート・勝常寺薬師三尊像(国宝、湯川村)・中田観音(国重文、美里町) | トップページ | 【バレエ】ブルメイステル版を生で観るのは初めてです。「白鳥の湖」東京バレエ団 »

思想・宗教」カテゴリの記事

旅・宿・温泉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74997/63134256

この記事へのトラックバック一覧です: 【仏像】福島の仏像(3)珈琲館蔵の観音様(会津若松)、白水阿弥陀堂の阿弥陀三尊像(重文)、いわき・ら・らミュウの生牡蠣:

« 【仏像】福島の仏像(2)オチあり。木造薬師如来坐像(国重文、会津坂下)・道の駅あいづのジェラート・勝常寺薬師三尊像(国宝、湯川村)・中田観音(国重文、美里町) | トップページ | 【バレエ】ブルメイステル版を生で観るのは初めてです。「白鳥の湖」東京バレエ団 »