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2016/04/02

【展覧会】「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦<糸巻きの聖母>」

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 江戸東京博物館で開かれた「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦<糸巻きの聖母>」を観てきました。お目当てはもちろん上の写真の「糸巻きの聖母」。こちらが特設サイトと、江戸東京博物館の公式サイトです。また出品リストはこちらです(出品リスト1出品リスト2)。
 切符売場には「大混雑」、「待ち時間45分」などの表示が。他の絵は後回しにして、とりあえず「糸巻きの聖母」の前に直行。20分ほど並んでご対面。
 第一印象は、意外とちっちゃいです。色彩や輪郭がくっきりしていて、保存がいい感じ。糸巻きを持つ幼いキリストを、聖母マリアが抱きかかえています。背景は海。垂直に持った糸巻きを見上げるようにしているキリストは、体を螺旋状にねじって、空に舞い上がりそうな感じ。身体の描写が、解剖学的にとてもしっかりしています。抱きかかえる聖母マリアは、慈しむような、それでいてちょっと不安げな表情を浮かべており、優しく抱きかかえる左手と、ちょっと緊張して開かれた右手の対比が見事です。
 入口まで戻って他の絵を鑑賞し、もう一回列に並んで「糸巻きの聖母」を鑑賞しました。終了間際だったせいか、今度は待ち時間10分。
 この絵だけ見るとこんなもんかな〜と思いますが、同じ題材の他の絵や、ダ・ヴィンチを模写した絵と見比べると、やっぱりダ・ヴィンチは凄いと改めて思います。

 この絵がダ・ヴィンチの真筆かどうかは長く議論されてきました。最近では、聖母子と手前の岩はレオナルド本人の手によるが、背景は後世に加筆されているという考えが主流だそうです。
 イギリスの貴族バクルー公爵家が所蔵していたもので、2009年にエディンバラのスコットランド・ナショナル・ギャラリーに寄託されて、初めて一般公開されました。もちろん日本初公開。

 江戸東京博物館は、変な建物として有名ですが、特に一階の展示場に行くには、むき出しのコンクリートの駐車場のようなところを延々と歩くという、不思議な構造になってます。設計は菊竹清訓(きくたけきよのり、1928年 - 2011年)、竣工は1992年です。

特別展
「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦<糸巻きの聖母>」
江戸東京博物館

出品リスト1出品リスト2

主な出品作
レオナルド・ダ・ヴィンチ「糸巻きの聖母(パクルーの聖母)」1501年頃、油彩・板、48.3×36.8cm、パクルー・リビング・ヘリテージ・トラスト(エディンバラ、スコットランド・ナショナル・ギャラリー寄託)、日本初公開
レオナルド・ダ・ヴィンチ「鳥の飛翔に関する手稿」1505年、トリノ王立美術館、日本初公開

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