【寺院】 各国の人たちでにぎわう高尾山薬王院
6月の高尾山登山のご報告をしてましたが、長くなりましたので、薬王院だけ別にご報告いたします。薬王院の公式サイトはこちらです。
山門です。
薬王院の正式名称は、高尾山薬王院有喜寺。天平16年(744年)に聖武天皇の勅命により開山。本尊は薬師如来でした。
永和年間(1375年 - 1379年)に飯縄権現を守護神とした頃から、修験道の性格も加わりました。
さて、恒例の仁王様は……。あれ?変な人が入ってるぞ。何でしょう。神社の鍾馗様でもないし。四天王の誰かでしょうか?
その先の真新しい仁王門に、仁王様がいました。阿形だけご紹介。
そして大本堂です。建立は明治34年(1901年)と新しいですが、細かく彫刻が作り込まれ、さまざまな札やら旗やらの装飾も加わって、参拝客が多くて栄えているお寺の印象です。このなかに開山時の本尊の薬師如来と、途中で加えられた本尊の飯綱権現が祀られているはずですが、拝観することはできません。たまにご開帳をしているようなので、機会があったら行きたいと思いますが、いつかよくわかりません。
薬師如来の写真はちょっとググったんですけど見つかりませんでした。
飯綱権現の方は、薬王院の公式サイトに写真があります(http://www.takaosan.or.jp/about/img/gongensama_2.jpg)。なかなかの異形です。烏天狗のようにクチバシがあり、背中には羽根があります。右手に剣、左手には索を持つところは不動明王のようですが、索を上から掴むように持っているのが気になります。光背はメラメラと炎のごとく、頭上でグルグル渦巻いてます。狐に乗っており、その狐の口は金剛杵を咥えております。
しかしこの写真が、薬王院の御本堂のものかどうかは書いてないのでわかりません。
軒下には、でっかい烏天狗のお面が飾られています。
こちらが御本社(権現堂)です。こちらははっきりと権現造の神社形式ですね。現在の本殿は(享保14年)1729年建立され、幣殿と拝殿は宝暦3年(1753年)にが建立されたそうです。
美しく彩色された彫刻が見事です。
人物の顔など、どこかマンガチックです。
奥の院(不動堂)です。室町以前の作の「木造不動明王及び二童子立像」が祀られているそうですが、これも拝観はできません。
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