« 【仏像】木喰の明(妙)見菩薩@塩沢、君帰観音@南魚沼(見れず) | トップページ | 【登山】青空に思い立って高尾山 »

2016/07/12

【仏像】木造阿弥陀如来坐像(重文)円福寺@新潟県魚沼市

Img_1153 5月中旬、ぽん太とにゃん子は、新潟県は魚沼市、駅で言うと上越線小出駅に近い、円福寺を訪ねました。
 公式サイトはなさそうなので、地図などはこちらの円福寺/にいがた観光ナビをご覧下さい。
 伽藍が残っていて、たいそう本格的なお寺です。奈良時代に創建された古刹で、かつては上杉謙信も帰依したそうです。

Img_1178 苔むした庭も手入れが行き届いており、京都の古寺のような洗練された雰囲気が漂います。

 国指定重要文化財の木造阿弥陀如来坐像は、宝物殿に安置されております。撮影禁止なので写真はありませんが、例えばこのような写真こちらのブログにアップされておりますので、ご参照下さい。
 建保2年(1214年)の作。素朴ないわゆる地方仏ではなく、洗練されたお姿で、このお寺の雰囲気によくあってます。一木造りだそうですが、坐った状態で像高87cmあり、けっこうな巨木が使われたと思われます。

 阿弥陀様の向かって右には、県指定文化財の木造毘沙門天立像。鎌倉時代の作で、パンフレットには運慶の作と書いてありますが、神奈川県の浄楽寺の毘沙門天(こちら)や静岡県の願成就院の毘沙門天(こちら)のような躍動感は、残念ながらありません。

 向かって右には地蔵菩薩が、右手に錫杖ではなく釣り竿のようなものを持って立ってました。
 阿弥陀如来に、毘沙門天と地蔵菩薩という取り合わせは珍しい気がしますが、指定文化財二つに地蔵菩薩を加えただけで、宗教的意味合いはないのかもしれません。

Img_1175 こちらが金堂(燕堂)で、明暦3年(1657年)に建てられたものだそうです。

Img_1173 神仏習合の狛犬付きです。まずは阿形。バランス良く筋肉に躍動感が感じられ、巻き毛の表現も見事です。

Img_1174 こちらは吽形。

Img_1164 内部の装飾も見事です。

Img_1163 また、欄間には見事な透かし彫りが多数はめ込まれております。

Img_1171 奥にはりっぱな庭園もあります。江戸時代に京都から庭師を招いて造ったもので、京都風の苔庭です。

Img_1155 また、境内には隠れキリシタンの地蔵菩薩や供養塔があります。

Img_1156 このように近くで見ると、錫杖の頭の部分に十字架が彫られています。
 隠れキリシタンの仏像が、こんなところに堂々と置かれているのは不思議に感じますが、このお寺が治外法権的な立場にあったため、住職がかくまう意味で置かせたのではないかと考えられているそうです。


円福寺(新潟県魚沼市)
 木造阿弥陀如来坐像  建保2年(1214年)、像高87cm、桂材、寄木造、漆箔、国指定重要文化財
 木造毘沙門天立像  鎌倉時代、像高98cm、桂材、寄木造、県指定重要文化財
 木造地蔵菩薩立像 檜、寄木造

|

« 【仏像】木喰の明(妙)見菩薩@塩沢、君帰観音@南魚沼(見れず) | トップページ | 【登山】青空に思い立って高尾山 »

思想・宗教」カテゴリの記事

旅・宿・温泉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74997/63903751

この記事へのトラックバック一覧です: 【仏像】木造阿弥陀如来坐像(重文)円福寺@新潟県魚沼市:

« 【仏像】木喰の明(妙)見菩薩@塩沢、君帰観音@南魚沼(見れず) | トップページ | 【登山】青空に思い立って高尾山 »