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2016/08/11

【バレエ】これだけのダンサーを集めたのにちと物足りず・バレエの王子さま

 あづいあづいあづいあづいあづい。
 もひとつおまけにあづい。
 暑くてブログを書く気もしないけど、どんどん時間がたってしまうので備忘録代わりにアップ。7月中旬に行なわれた「バレエの王子さま」です。公式サイトはこちらです。

 う〜ん、この公演、「バレエの王子さま」というタイトルと素晴らしい出演者をお目当てに集まったバレエファンのお嬢様方には、ちょっと物足りなかったんじゃないかな〜。全体に演目も少ないし、ダンサーの肉体やテクニックを披露するような振付けも少ないです。おじさんタヌキのぽん太から見ても、後半の東京バレエ団は止めておいて、「バレエの王子さま」と銘打つからには、「海賊」とか、もっと淑女の目がheart01になるような演目を入れた方が良かったんじゃないかな〜。ダンサーも踊り足りなかったと見えて、フィナーレで次々と高度な技を披露して激しく踊っておりました。これを本編で見たかったです。まさか佐々木忠次さんがお亡くなりになって、企画力が落ちてるなんてことはないですよね〜?

 さて、まずはサンフランシスコ・バレエのマリア・コチェトコワと、ABTのダニール・シムキンの「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」。これは柔らかく軽く可愛らしいコチェトコワの踊りが目につきました。

 次いで英国ロイヤルのエドワード・ワトソンのソロで「予言者」。世界初演とのことですが、なかなかよいコンテで、ワトソンも体が柔らかく、体のあらゆる部分を使って踊ってました。

 マリインスキーのウラジーミル・シクリャローフが踊った「バレエ101」は、ユーモラスな演目。アナウンスに従って、バレエのポジションを1番から6番まで披露するが、アナウンスは7番、8番……とどんどん続いて行き、ヘンテコなポジションも含めて最後は101番まで。付いて、番号を次々と連呼するアナウンスに従って、シクリャローフが超絶的なダンスを踊ってみせるという、陣内智則風な演目でした。

 シュツットガルトのダニエル・カマルゴが踊った「ファイヤーブリーザー」は一転して尾崎豊風(古いかしら)。カマルゴの逆三角形の上半身が凄かった。

 コチェトコワの「ワン・オーバーチュア」は、半分だけスカートがついたチュチュを着て踊る、コミカルなダンスでした。

 エドワード・ワトソンの世界初演と銘打った「月の光」は、振付けが全然ダメでした。音楽に併せてひらりひらりと踊るだけで、目新しい動きもなく、ドラマや雰囲気もなく、退屈でした。振付けのアラステア・マリオットは、英国ロイヤルのダンサーですね。6月の来日公演で、「ロミジュリ」の僧ロレンスとモンタギュー公を演じてた人やんか。彼の振付け作品は、たぶんこれまでぽん太は見たことないと思います。

 以前にも見た『同じ大きさ?』は、若者ギャング風で、こんかいも楽しかったです。ところでこの演目、使われている音楽の歌詞がわかったらもっと面白いんでないかい?ということで、ぽん太がバレエファンの皆様のために探してみました。
 ハズマット・モディーンは日本語のwikipediaには出てないですね。こちらのサイトにちょっと書いてあります。
 ハズマット・モディーンHazmat Modineは、ニューヨークを拠点に活動するバンド。ハーモニカ・各種弦楽器・ヴォーカルを担当するウェイド・シューマンを中心に2006年に結成されました。2007年のデビューアルバムが「バハムート」Bahamutで、そこに収録された同名の曲が今回のバレエに使われたものです。
 動画はこちら↓ただし音質はこちら(https://www.youtube.com/watch?v=VqnPr470bhc)の方がいいです。歌詞はこちらにあります。翻訳は……自分で自動翻訳にかけとくれ。

 後半は東京バレエ団の「エチュード」。う〜ん、最初に書いたけど、「バレエの王子さま」と銘打った公演でやる必要があんのかな〜。「バレエ101」とかぶってる気もするし。英国ロイヤルのサラ・ラムが光り輝いてました。

 


「バレエの王子さま」
2016年7月17日
文京シビックホール

- 第1部 -

オープニング
振付:ロマン・ノヴィツキ― 
音楽:オスバルド・フレセド
全員

『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
マリア・コチェトコワ
ダニール・シムキン

『予言者』(世界初演)
振付:ウェイン・マクレガー
音楽:テリー・ライリー
エドワード・ワトソン

『バレエ101』
振付:エリック・ゴーティエ
音楽:イェンス・ペーター・アーベレ
ウラジーミル・シクリャローフ

『ファイヤーブリーザー』
振付:カタジェナ・コジルスカ
音楽:ルドヴィコ・エイナウディ
ダニエル・カマルゴ

『ワン・オーバーチュア』
振付:ヨルマ・エロ
音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
マリア・コチェトコワ

『月の光』(世界初演)
振付:アラステア・マリオット
音楽:クロード・ドビュッシー
エドワード・ワトソン

『同じ大きさ?』
振付:ロマン・ノヴィツキ― 
音楽:ハズマット・モディーン/ウェイド・シューマン/バハムート
ダニエル・カマルゴ、レオニード・サラファーノフ、ダニール・シムキン

- 第2部 -

東京バレエ団
『エチュード』
振付:ハラルド・ランダー 
音楽:カール・チェルニー/クヌドーゲ・リーサゲル

(ゲスト)
エトワール:サラ・ラム
レオニード・サラファーノフ
ウラジーミル・シクリャローフ

白の舞踊手(ソリスト):沖香菜子 岸本夏未
東京バレエ団


フィナーレ
振付:ロマン・ノヴィツキ― 
音楽:ジョルジュ・ビゼー
全員

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