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2016/08/24

【仏像】ちょっと地味めの木造阿弥陀如来坐像(重文)圓福寺(茨城県茨城町)

Img_1797 6月末。天気、曇り。ぽん太とにゃん子は、茨城県東茨城郡の圓福寺に、国指定重要文化財の木造阿弥陀如来坐像を拝観しに行きました。楽しかったです。
 お寺のホームページはなく、また観光協会などにも分かりやすいページがないので、じゃらんにリンクしておきます。地図などはこちらを御覧下さい。
Img_1803 こちらの収蔵庫のなかに仏様がいらっしゃいます。鍵を開けて頂いて、いざ、拝観。
Img_1796 ジャーン!赤いお厨子のなかに、ちょっと窮屈そうにいらっしゃいました。
 全体として均整がとれて整っており、衣紋の彫りも浅く、定朝様の仏様です。平安時代末期から鎌倉時代に作られたものとのこと。まあるいなで肩です。
 印相(両手の形)がちょっと珍しい気がします。普通は阿弥陀如来だと、親指と他の指で輪を作る場合が多いのですが、この仏様は、左手の上に右手を置き、親指の先を合わせるという法界定印です。
 印相 - Wikipediaには、「阿弥陀如来の定印は密教では法界定印とされるが、浄土教などでの場合は同じように両手を重ねて親指と人差し指(または中指、薬指)で輪を作るものもある」と書かれております。ということはこの阿弥陀さまは密教タイプ?このあたりはよく分からないので、今後のみちくさの課題とさせていただきます。
 で、その法界定印も、親指が上に持ち上がって太鼓橋のようになっているのが、ちょっと特徴的です。
Img_1798 お顔ですが、頬から顎にかけてのフェイスラインは丸くふっくらしてますが、口は小さくて、下顎の先端が小さく飛び出していて、ちょっと変わったお顔ですね。
Img_1801 その横には十一面観音がいらっしゃいました。説明を聞いたのかもしれないけど、覚えてニャイ!ぐぐっても出てきません。特に文化財にも指定されていないようです。悪くない気がするのですが。丸いフェイスラインに小さい顎で、阿弥陀さまにお顔が似ている気もします。
Img_1804 何匹かの猫ちゃんがおりました。
Img_1809 続いて本堂に移動。
 円福寺は、弘仁3年(812)開山、法睿山高岳院(ほうえいざんこうがくいん)圓福寺という天台宗のお寺だそうです。
Img_1788 こちらには木造阿弥陀如来三尊像があります。中央に阿弥陀如来、向かって左に勢至菩薩、向かって右に観音菩薩という定型のお姿ですね。阿弥陀様の像内にあった銘板により、徳治2年(1307)の作であることがわかっております。
Img_1793 ちょと目のつり上がった勢至菩薩の表情が独特です。
Img_1821 こちらは小栗堂です。
Img_1820 内部には、歌舞伎で有名な、小栗判官(向かって右)と照手姫(左)の像が祀られています。
 小栗判官は伝説上の人物ですが、常陸国の城主であり、岐阜県でなくなってその地の神となったとされておりますが、ここ茨城町鳥羽田の神社の神となったという説もあるそうです。

圓福寺
 茨城県東茨城郡茨城町鳥羽田656

木造阿弥陀如来坐像 寄木造 漆箔 像高84.3cm 平安末期から鎌倉時代 国重文

木造阿弥陀如来三尊像 檜材 一木造 像高159.2cm(中尊)、137.2cm(観音)、136.4cm(勢至) 徳治2年(1307) 県指定 

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