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2016/11/16

【オペラ】わくわくドキドキぐるぐる「フィガロの結婚」ウィーン国立歌劇場

 2016年のウィーン国立歌劇場来日公演、最後は「フィガロの結婚」を観に神奈川県民ホールまで行ってきました。
 小さめのホールで、舞台もこじんまり、オケも小編成で、舞台と観客の距離がすごく近い感じでした。観客も大興奮。フライング気味の拍手はちと気になりましたが、最後はほとんど全員がスタンディング・オベーションでした。
 公式サイトはこちらです。

 もともと小さめの神奈川県民ホールの舞台ですが、前面にさらに白い枠が造られて、実際の舞台はかなり小さくなってました。セットは写実的でとても美しく、衣装も恐らく当時の時代のもので、演出も変な読み替えをしないオーソドックスなものでしたが、その分モーツァルトの音楽や、登場人物のさまざまな駆け引きを、じっくり楽しむことができました。

 歌手陣も、歌に演技に大活躍でした。フィガロのアレッサンドロ・ルオンゴも、張りのある声で表情豊かに歌ってましたし、スザンナのローザ・フェオーラは、透明感のある声が素敵でした。以前に英国ロイヤル・オペラのドンジョヴァンニを聴いたことがあるダルカンジェロのアルマヴィーヴァ伯爵は、さすがに安定感のある女たらしぶりでした。
 伯爵夫人のエレオノーラ・ブラット、第2幕で登場していきなり歌う「愛の神よ、ご覧ください」は、なんかちょっと固かったですが、だんだん調子が出てきたのか、第3幕の「美しい思い出はどこへ」は素晴らしかったです。ただあんまり、深い悲しみをかかえた高貴さがなかったかな。
 ケルビーノのマルガリータ・グリシュコヴァは、ちょっとくぐもった声質なのが気になりましたが、いかにも思春期の少年らしい、みごとなズボン役でした。
 その他の歌手たちも芸達者。省略されることも多い第4幕のバジリオのアリア、「人生経験も乏しく」 も良かったです。

 第一幕と第二幕、第三幕と第四幕は、舞台転換のみの休憩なしで上演。演出は、細かいとろでちょっと分かりにくいところがありました(例えば、最後にスザンナの衣装を着た伯爵夫人が登場したとき、いつ伯爵は真相に気付いたのか、など)。

 巨匠ムーティを生で聴くのはぽん太は初めて。男前のイタリア人指揮者も、いまはもうおじいさんですね。演奏も、タヌキにはよくわかりませんが、なんか良かったです。

 ウィーン国立歌劇場の来日公演の三演目。どれもとってもすばらしかった〜。相当な出費でしたが、その価値は十分あったと思います。

ウィーン国立歌劇場 日本公演2016

ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲
Wolfgang Amadeus Mozart
「フィガロの結婚」 全4幕
Le nozze di Figaro Komische Oper in vier Akten

2016年11月13日 神奈川県民ホール

指揮:リッカルド・ムーティ
Dirigent:Riccardo Muti
演出・装置:ジャン=ピエール・ポネル
Regie und Ausstattung:Jean-Pierre Ponnelle
合唱監督:トーマス・ラング
Chorleitung:Thomas Lang
音楽指導:トーマス・ラウスマン     
Musikalische Studienleitung :Thomas Lausmann      
再演演出:ウォルフガング・シリー
Szenische Einstudierung :Wolfgang Schilly

アルマヴィーヴァ伯爵:イルデブランド・ダルカンジェロ
Conte d'Almaviva:Ildebrando D'Arcangelo
伯爵夫人:エレオノーラ・ブラット
Contessa d'Almaviva:Eleonora Buratto
スザンナ:ローザ・フェオーラ
Susanna:Rosa Feola
フィガロ:アレッサンドロ・ルオンゴ
Figaro:Alessandro Luongo
ケルビーノ:マルガリータ・グリシュコヴァ
Cherubino:Margarita Gritskova
マルチェリーナ:マーガレット・プラマー
Marcellina:Margaret Plummer
バジリオ:マッテオ・ファルシエール
Basilio:Matteo Falcier
ドン・クルツィオ:カルロス・オスナ
Don Curzio:Carlos Osuna
バルトロ:カルロ・レポーレ
Bartolo:Carlo Lepore
アントニオ:イーゴリ・オニシュチェンコ
Antonio:Igor Onishchenko
バルバリーナ:イレアナ・トンカ
Barbarina:Ileana Tonca
村娘:カリン・ヴィーザー
Bauernmädchen:Karin Wieser

ウィーン国立歌劇場管弦楽団 Orchester der Wiener Staatsoper
ウィーン国立歌劇場合唱団 Chor der Wiener Staatsoper

プロンプター: マリオ・パスクワリエッロ    Maestro Suggeritore: Mario Pasquariello

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