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2017/01/29

【居酒屋】有名店だけどとっても気さく・鍵屋(鶯谷)(★★★★★)

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 有名な居酒屋さん鴬谷の鍵屋に行ってきました。ホームページはないみたいなので、食べログにリンクしておきます。

 ぽん太は東京に住んでいながら(と言っても多摩だけど……)、鴬谷駅で降りるのはたぶん生まれて初めて。いつぞやのアド街で誰かが言ってたように、立ち並ぶラブホの合間に雰囲気のある建物がある感じでした。言問通りからちょっと路地を覗いたら、明治の洋館のような建物があり、あとで睦奥宗光の屋敷と知ってびっくりしたり……。

 で、鍵屋さんは、交通量の多い言問通りからちょっと入った路地にあります。ちょっと料亭風の雰囲気で、歴史を感じさせます。とはいえ昭和49年に言問通りの拡幅にともなって移転したのがこの建物だそうで、それ以前の安政3年に建てられた建物は、小金井公園にある江戸東京たてもの園に移築保存されているそうです。

 開店時間の5時数分過ぎに入店したのに、すでに常連風のお客さんが4人ほど入店していて、「いつもの」なんて言っている。ぽん太とにゃん子はおどおどしながらカウンターに着席。女将さんの「飲みものは何にしますか」の問いかけに、反応しきれずにスルー。

 見回すと昭和な建物で、木の柱が飴色に光って美しいです。6〜7人でいっぱいになりそうなカウンターと、テーブルが二つ置かれた小上がりがあるこじんまりしたお店。昔のビールのポスターや、木の看板などが飾られています。目の前の銅製の燗付け機からは湯気が上がってます。老夫婦と若い衆の3人で店を回していて、お父さんがカウンターでお酒のお燗と串焼きを担当し、お母さんは中でつまみを作る感じ。

 お通しは煮豆。メニューは小さな板に書かれていて、20種類ぐらいしかありません。うなぎからくり焼きは、表面カリカリなかはふくっらで、脂が乗っていておいしかったです。他のお客さんが食べているの見て頼んださらしくじらや煮こごりも美味しゅうございました。
 お酒は3種類で、寒い日だったので熱燗をいただきました。お父さんが手でとっくりを握ってお燗の具居合いを確かめていたのが面白く思われました。

 有名な居酒屋さんは、お客さんも含めてちょっと怖かったりするとこもあり、またこの店は女性のみの入店を断っているなどという事前情報もあったので、ちょっとドキドキしてましたが、ここの大将はとっても気さく。「初めての人!」と言うので「は〜い」と手を挙げたら、近隣の観光マップをくれました。忙しさが一段落したところで果敢ににゃん子が話しかけると、いろいろとお話をしてくれました。昔は酒屋をやっていて、大名屋敷に納入したりしていたんだそうな。
 歴史ある有名居酒屋でありながら、物見遊山の一見さんのぽん太とにゃん子を暖かくもてなしていただいて、とっても幸せな気分になりました。

 ぽん太とにゃん子がちょっと気になったのは、店内にあった古いワインの木の看板。「佛國機那葡萄酒」「機那鐵葡萄酒」と書かれてました。ワインもちょっと好きなぽん太とにゃん子ですが、「キナ・ワイン」というのは聞いたことがありません。
 調べてみると、フランスのデュボネ社が販売している、赤ワインにキナの樹皮をつけ込んだ飲み物があり、カクテルやアペリティフで飲まれるんだそうです。これが明治初期に日本に輸入されて、「猫印機那葡萄酒」という名で販売されていたそうです。そういえば看板に、樽の上に猫が座っている絵が書いてありました。

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