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2017/03/10

【歌舞伎】海老蔵の助六が見もの。2017年3月歌舞伎座夜の部

 海老蔵の助六がとても面白かったです。

 先日の六本木歌舞伎の「座頭市」も、海老蔵の役者としての魅力と実力で見せておりましたが、今回の「助六」もなかなかでした。
 最初の出の花道での美しさ、意休とのやりとりでの迫力、「屋形船蹴込むぞ」のバカっぽさ、母と知ってしおしおとなるところなど、演技のメリハリがあり、それぞれが面白く、2時間の長丁場、まったく飽きさせませんでした。
 もちろん周囲の支えがあればこそで、いちいち書きませんが、それぞれの出演者がみな自分の仕事をきっちりしてる感じでした。家橘は久しぶりに見た気がします。菊五郎、秀太郎、舞台が締まりますね。
 雀右衛門の揚巻は、ちまちま可愛らしくなってしまうのではないかと心配してましたが、さにあらず。弱々しくもならず、辰巳芸者みたいな蓮っ葉な感じもなく、吉原の太夫としての風格やプライド、匂い立つような色気や美しさが現れてました。見事な揚巻でした。


 幸四郎の南与兵衛、彌十郎の長五郎の「引窓」は、意外と面白くなかったです。なんか舞台がずっと煌々と明るかったですが、前からそうでしたっけ。あんまり満月の夜の雰囲気が感じられず、これでは「引窓」を開け閉めする演出効果や、意味合いが分かりにくいのでは?


 「けいせい浜真砂」は、上演時間わずか10分(!)で、しかも長唄と三味線の前奏で5分経過してしまうという演目。藤十郎と仁左衛門で、う〜ん、豪華ですね、錦絵みたいできれですけど、まあ、良かったです。

三月大歌舞伎
歌舞伎座
平成29年3月8日

夜の部

  双蝶々曲輪日記
一、引窓(ひきまど)

    南与兵衛後に南方十次兵衛 幸四郎
    濡髪長五郎 彌十郎
    平岡丹平 錦吾
    三原伝造 廣太郎
    母お幸 右之助
    女房お早 魁春

二、けいせい浜真砂(けいせいはまのまさご)
  女五右衛門 
  南禅寺山門の場

    石川屋真砂路 藤十郎
    真柴久吉 仁左衛門


  河東節開曲三百年記念
  歌舞伎十八番の内
三、助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)
  河東節十寸見会御連中

    花川戸助六 海老蔵
    三浦屋揚巻 雀右衛門
    くわんぺら門兵衛 歌六
    朝顔仙平 男女蔵
    通人里暁 亀三郎
    三浦屋白玉 梅枝
    福山かつぎ 巳之助
    傾城八重衣 新悟
    同浮橋 尾上右近
    同胡蝶 廣松
    同愛染 児太郎
    男伊達山谷弥吉 宗之助
    同 田甫富松 男寅
    文使い番新白菊 歌女之丞
    奴奈良平 九團次
    国侍利金太 市蔵
    遣手お辰 家橘
    三浦屋女房お京 友右衛門
    曽我満江 秀太郎
    髭の意休 左團次
    白酒売新兵衛 菊五郎

    口上 右團次
    後見 右之助

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