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2017/04/29

【仏像】禅定に入るがごとき木造釈迦如来坐像・陽泉寺(福島県福島市)

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 3月下旬、福島県は福島市の陽泉寺に、重要文化財の木造釈迦如来坐像を拝観しに行ってきました。

【寺院名】曹洞宗 朝日山陽泉寺
【住所】福島県福島市下鳥渡字寺東17
【拝観】寸志(200円?)。事前連絡をした方が確実です。
【仏像】木造釈迦如来坐像 像高89cm 寄木造り 玉眼 足利時代 重要文化財
【関連サイト】
【写真】
福島市の文化財|福島市役所
仏像ファン的古寺巡礼

 陽泉寺は福島駅の南東の方向にある曹洞宗のお寺です。あらかじめ電話をして訪れると、住職さんが案内してくれました。

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 国指定重要文化財の釈迦如来さまは、収蔵庫の中に安置されておりました。扉を開け収蔵庫の中に入って、間近で拝観することができます。お写真は禁止です。
 
 像高88cmとほぼ等身大の仏様。見た目真っ黒ですが、江戸時代に良かれと思ってか粗悪な漆を塗られてしまったそうです。ちょっとお顔が大きめ。衣服のシワがゴツゴツした印象で、深く彫り込まれているのは宋風でしょうか。
 しばらく対面していると、仏様からこちらに迫ってくるかのような圧迫感が、まったくないのに気がつきます。お顔の表情も、姿勢も、力が抜けた自然体で、まるで静かに座禅をなさっているかのようです。

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 案内板です(クリックで拡大します)。後半に、仏像の背部内面に書かれていた墨書銘の内容が書かれています。
 これによると、作り始めが延文2年(1357年)で、完成が応安4年(1371年)。14年間もかかっているのは、かなり長いそうです。延文や応安は、南北朝時代の北朝の元号です。応安二二年と書かれているのは、四という数字を避けたんだそうです。
 作は乗円。南北朝時代に南東北地方で活躍した仏師だそうです。福島県では全部で6体あり、二本松の善性寺の阿弥陀如来坐像、古殿の西光寺も地蔵菩薩半跏像と阿弥陀如来坐像、西会津町真福寺の地蔵菩薩坐像、喜多方市山都町にある久昌寺の十一面観音坐像だそうです。そのうち訪ねてみたいです。

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 陽泉寺から東の方向を眺めると、ちっちゃな双子山があります。ここにかつては臨済宗の末松山湖山寺というお寺があり、陽泉寺のお釈迦様はこのお寺の御本尊だったんだそうです。
 また、大杉のご神木があり、それを彫って作ったという言い伝えもあるそうですが、真偽は不明です。


 また、陽泉寺の境内一角の丘の上に「阿弥陀三尊供養塔」という浮き彫り状の石仏があり、国の史跡にしていされているそうですが、ぽん太とにゃん子は見逃しました。写真を見ると(愛しきものたち)、なかなか優美な来迎像のようで、機会があったらまた見に行きたいです。

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