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2017/05/06

【温泉】日本の温泉文化の最高峰・乳頭温泉郷鶴の湯温泉(秋田県)(★★★★★★)

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 つ・い・に・い・っ・て・ま・い・り・ま・し・たっ!鶴の湯温泉!!公式サイトはこちらです。

 温泉ファンをやって苦節●年。これまで何回かチャレンジはしたものの予約が取れず。瞬時にして予約が埋まったという以前に比べれば少しは予約が取りやすくなったものの、それでもなかなかタイミングがあいませんでした。
 しかしこんかいっ、直前の問い合わせだったにも関わらずっ、なんと空室がっ。し、しかも「本陣」が空いているというじゃないですか〜〜〜!
 ごほ、ごっほん。温泉ファンじゃない人は何のことかわからないでしょうけど、鶴の湯温泉の「本陣」といえば、全国の温泉ファンがよだれを流すという超レアもの。泊まれるとなれば三日三晩歓喜の涙を流し続けるという代物です(自分で何を言ってるのかよくわからなくなってきました)。

 江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気。4つの源泉を持ついかにも温泉らしい白濁したお湯。素朴で美味しいお料理。しかも本陣で1万円を切るお値段。ぽん太の評価は、ありえない点数が出ました。なんと5点満点の6点です!!!

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 見えてきました、何度も雑誌で見だ風景です。ううう〜涙が出てきてよく見えない。向かいの山が雪崩が起きたところでしょうか(これは秘密か?)。

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 じゃじゃ〜ん。時代劇に出てくるかのような風景です。向かって左が今回宿泊する「本陣」。茅葺の建物は、秋田藩主佐竹義隆(1609-1672年)が湯治に訪れた際に警護の人たちが泊まったと言われており、登録有形文化財に指定されております。向かって右は2号館・3号館です。

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 通りをまっすぐ進んで行き、左が受付、正面に温泉の建物(左が黒湯、右が白湯)が見えております。
 奥を歩いているのは外人さん。外人さんがけっこう多かったです。ただ、丹前の着方を知らないようで、浴衣の上に、帯を締めずにマントのように羽織ってます。

 と、思ったら、日本人でも同じように羽織っている人がいっぱいいるのにびっくり。若い人は丹前の着方をしらないのでしょうか……。と、言うより、鶴の湯温泉は、いわゆる温泉ファンじゃなくて、初めて温泉旅館に泊まるような人たちも多いということですね。

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 こちらが受付。ほとんど山小屋ですな。

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 本陣にご案内です。天窓つきの茅葺き屋根がきれいですね。ちなみに隣の部屋とは板一枚なので会話はつつぬけで、プライバシーはありません。

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 入り口から奥を見た図。内部はとっても綺麗に改装されています。トイレ洗面付き。

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 奥から玄関方向を見た図。いろりがあります。

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 日が傾いてきて、囲炉裏とランプに灯がともります。


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 さ〜て温泉です。鶴の湯温泉には4本の源泉があります。

 まずは鶴の湯を代表する混浴露天風呂。常に大勢の温泉客で賑わっておりますが、翌朝は雪だったせいか、それとも「温泉ファン」が少ないせいか、誰も入っていなかったので写真を撮らせていただきました。
 お湯は緑灰色で白く濁っています。硫黄泉ですが、なめても酸っぱくなくて、肌に優しいお湯です。素晴らしいお湯ですね。泉質は含硫黄ナトリウム塩化物・炭酸水素泉です。源泉は滝の湯と一緒ですが、滝の湯は冬季は閉鎖です。
 ところどころ、浴槽の底からお湯が沸いていて、ポコポコ泡が出ていたりします。
 混浴ですが、お湯が濁ってますので、女性専用の入り口でしゃがんでお湯に入って移動してくれば、女性もなんとかなります。

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 こちらが中の湯です。露天風呂への入り口になってます。木製のガラス戸が、湯治の雰囲気を漂わせています。

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 同じように白濁しておりますが、結晶の析出が目立ちます。泉質は含重曹・食塩硫化水素泉です。

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 お次は黒湯です。といってもお湯は黒くなくて、やっぱり白いです。泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素泉です。

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 黒湯の温泉分析表です(クリックで拡大します)。


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 こちらは白湯です。真っ白い結晶。石積みの壁。巡らされたお湯の樋。これもなかなか雰囲気がいいですね〜。泉質は含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉(硫化水素型)です。

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 白湯の温泉分析表です。

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 もうひとつ、新本陣の内湯があります。壁が真新しいですが、床はたちどころに年季が入ってます。どの源泉なのかは、ちょっとわかりません。


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 さて、お食事です。本陣は廊下がなく扉は外に面していますので、おじさんが雪の上をお膳を運んで来てくれます。頭がさがる思いです。
 メニューは地元の素材を使った美味しいお料理。特に右下の揚げ出しは「こまちだんご」と呼ばれるもので、きりたんぽとならぶ秋田の郷土料理だそうです。うるち米を粒が残るくらいに潰して、団子にしたものです。まわりのキノコはナラタケです。

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 そうして囲炉裏には、イワナの塩焼きとお鍋がセットされます。とっても暖まります。

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 すっかり日が暮れました。凍りつくような冷気のなか、部屋のあかりが温もりを与えてくれます。

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 凍み餅もすっかり凍っていることでしょう。
 明け方は部屋の中がどんなに冷え込むかと心配しましたが、意外と暖かいのには驚きました。

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 翌朝は雪でした。

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 朝食も美味しゅうございました。


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 麓に降りると、あの雪が嘘だったかのような青空。雪をかぶった岩手山が見えました。

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