【温泉】湯治の雰囲気で白濁の硫黄泉を堪能/奥塩原新湯 湯荘白樺(栃木県那須塩原市)(★★★★)
2016年11月上旬に宿泊しました。公式サイトはこちらです。
奥塩原新湯温泉には4軒のやどがあり、ぽん太はそのうち2軒に泊まったことがありますが、今回は湯荘白樺にお世話になりました。
観光客向けの贅沢さはありませんが、新湯の源泉掛け流しを堪能したいという人たちで、けっこう混んでいるようです。お値段もスタンダード・プランで約7,000円ととってもリーズナブル。湯治の雰囲気がいたします。地元の新鮮な食材を使った家庭料理を食べ、硫化水素臭ただよう酸性のにごり湯を掛け流しでいただくと、体の悪いものがすっかり抜けていく感じがします。ぽん太の総合評価は4点となりますが、豪華な部屋や料理はいいから、すばらしいお湯を堪能したいという人には絶対のおすすめです。
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建物はお世辞にもきれいとは言えません。
しかし、宿の裏手が奥塩原温泉新湯(あらゆ)の源泉です。この源泉を、そのまま掛け流しでいただけるのがこの旅館の売りです。
ごく普通のロビーです。従業員の応対はとってもアットホーム。
お部屋も普通です。
さあてお風呂です。男女別の内湯と、混浴(女性タイムあり)の露天風呂があります。
まずは内湯。木製の湯船でけっこうせまく、体を洗うときにシャワーのお湯が湯船に入らないか気になるくらいです。でも、白濁したお湯、硫黄の匂い、変色した床など、湯治の雰囲気が漂い、いい感じです。
壁の掲示もレトロな雰囲気。
温泉分析表です(クリックで拡大します)。泉温79.2度、pH2.6、強いお湯です。泉質は単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)。
浴室の片隅にポリバケツがあり、泥が入ってます。これが「湯どろ」で、いわゆる泥パックですね。貯めるのにけっこう時間がかかるそうで、下に落とさないようにスポンジで体に塗ります。
露天風呂もありますが、開放感はあまりありません。やはり内湯がいいですね。
夕食は部屋食で、お膳で出て来ます。豪華な会席とはいきませんが、地元の新鮮な食材を使った美味しいお料理。デトックスされます。豚肉は、下に大根おろしがいっぱい隠れていて、ごま油味。ホイル焼きは鶏肉です。
朝食も自室でお膳です。温泉旅館の普通の朝食ですが、素材のうまさがうれしいです。特に大量の大根の千切り。「塩原高原大根」という地元の特産品で、とってもみずみずしくて美味しいです。宿の少し先の農産物販売所で売っていて、大勢の観光客が買い求めていました(★訪れたのは11月下旬です!)。定番の温泉卵もおいしゅうございました。
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