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2017年6月の11件の記事

2017/06/24

【宿】三谷旅館(★★★★)、魚仙房 能登(滋賀県長浜市)

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 昨年(2016年)の11月中旬、古い街並みが残る長浜市にある町家旅館・三谷旅館に泊まりました。公式サイトはこちらです。
 人気の観光地黒壁スクエアから徒歩3分。古い建物が並ぶ商店街の中にあり、表側は町家の佇まいですが、内部はきれいに改装されております。ぽん太は朝食のみのプランにしましたが、夕食をいただくこともできます。おもてなしもアットホームで暖かいです。リーズナブルなお値段で歴史ある町家に泊まれるのがうれしく、ぽん太の評価は4点です。

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 長浜といえば、羽柴秀吉が初めて城主となった長浜城の城下町、江戸時代には北国街道の宿場町として栄え、現在でも古い街並みが残っております。そんな中にある昔ながらの町家を使った宿が、こんかいお世話になった三谷旅館です。

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 な、なんにゃ、これ?
 お花きつねのオブジェとのこと。長浜にはお花きつねにまつわる話がたくさん伝わってるそうです。

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 客室がわずか7室のちっちゃな宿。こんかい泊まった部屋は、土蔵を改造した趣のあるお部屋でした。内装はレトロモダン風。壁にたくさん掲げられたパッチワークは、女将の手作りだそうです。





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 夕食付きのプランもあるのですが、せっかくなのでぽん太とにゃん子は朝食のみのプランにし、夜の街に繰り出しました。
 と、ところが、大誤算。お店があんまりやってニャイ!昼間は観光客で賑わう長浜ですが、夜の街は閑散としてます。宿泊して街で食事をする人は、あんまりいないようです。
 地元のお料理が食べられて、地酒が飲めるお店を探し回ったあげく、こちらの「魚仙房 能登」に入りました。公式サイトはこちらです。

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 中居さんと相談しながら、地元のお料理をチョイス。
 琵琶湖といえば鮒寿司が有名ですが、これはほとんど食べられないものがないぽん太にしても食べられない逸品なので、こんかいはチャレンジせず。
 まずは「鮒の子つき」。鮒のお刺身に、鮒の卵をまぶしたものだそうです。もちろんぽん太は初めていただきました。

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 ワカサギの天ぷらです。

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 焼き魚はホンモロコ。琵琶湖の特産ですね。美味しゅうございました。





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 宿の裏庭です。

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 こちらが朝食です。彩きれいな小鉢がたくさんで、美味しゅうございました。

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2017/06/23

【山菜・温泉】山菜好きにオススメです。六日町温泉いろりあん(新潟県南魚沼市)(★★★★)

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 山菜好きのぽん太とにゃん子、今年は5月が忙しくて出かけることができませんでしたが、6月中旬、ようやく山菜シーズンの最後になってチャンスが巡ってきました。
 お世話になったのは六日町温泉いろりあん。公式サイトはこちらです。あんまりリピートしないぽん太とにゃん子には珍しく、こんかいで3回目の宿泊。もちろん「山菜満喫プラン」です。今年はこれまでより時期が遅かったので、青空のもと強い日差しが降り注ぎ、上の原高原は初夏の雰囲気。でも雪深い六日町にあるので、今シーズン最後の山菜にありつけます。宿の隣の田んぼは田植えが済んでおりました。昼には鳥のさえずり、夜にはカエルの合唱が聞こえてきます。温泉が循環加熱・消毒してあるのがちと残念ですが、ぽん太の評価は安定の4点!山菜好きにはオススメの宿です。

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 宿の隣の田んぼは、もう田植えが済んでおります。

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 こちらが宿の建物です。ちょっと山荘風の和風建築です。

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 客室は綺麗で落ち着いた和室です。

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 浴室はタイル張り。無色透明のお湯ですが、残念ながら塩素の匂いがします。なめるとちと塩っぱいです。右手前は薬草風呂。これはなかなかいいです。

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 露天風呂は、初夏の緑と日差しが気持ちよかったです。

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 温泉分析表です(クリックで拡大します)。泉温は52.9度と高温。泉質は「ナトリウムー塩化物温泉」です。

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 加水なしではありますが、循環ろ過・加温・塩素消毒をしているようです。温泉力がちょっと弱いのが残念。

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 さて夕食は、冒頭の写真のような山菜づくし。山菜ファンにはたまりません。
 この写真は「キノメ」。アケビの新芽です。

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 豚肉のお鍋には、左からウルイ、イヌドウナ、タケノコ(ネマガリダケ)が入ります。イヌドウナはぽん太はおそらく初めて。ほろ苦くて美味しかったです。

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 山菜天ぷらは、ヤマウド、フキノトウ、コゴミ、そしてぽん太とにゃん子が大好きなコシアブラです。

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 そばがきは揚げてあるタイプです。

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 新潟県は酒どころ。地酒もいただきました。

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 ご飯はもちろん魚沼コシヒカリ。美味しいですけどもう食べられません。もったいにゃい。お味噌汁は、海老の頭とワタリガニのダシが絶妙でした。


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 朝食も地元の新鮮な食材がふんだんに。目の前で炊き上げた魚沼コシヒカリのおコゲが旨い。お味噌汁がまた美味しゅうございました。

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 昨日残したご飯を、焼きおにぎりにしてくださいました。こうした心遣いがうれしいですね。

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2017/06/22

【登山】憧れのビクトリア・タワーを見下ろす/飯士山(新潟県南魚沼市)

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 空梅雨のなか、新潟県は南魚沼郡の飯士山(いいじさん)に登ってきました。飯士山と聞いてもピンとこない人が多いと思いますが、関越トンネルを越えると正面に見えてくる岩原スキー場がある山です。ちょうど張り出してきた寒気に覆われ、暑さを感じずに歩くことができました。
 ぽん太とにゃん子は、東側のルートを登って西側のルートを下ったのですが、東側の方がゲレンデ歩きが長いので、西から登って東を下った方が楽しいかと思います。


【山名】飯士山(1112m)
【山域】甲信越(その他)
【日程】2017年6月14日(日帰り)
【メンバー】ぽん太、にゃん子
【天候】晴れ
【ルート】岩原スキー場前11:23…13:09飯士山13:30…14:30岩原スキー場前

(※3D地図や当日の天気図などは「山行記録のページへ」をクリック)
【マイカー登山情報】登山口に駐車スペース多数。

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 登山道というか、スキー場のなかの道を登っていきます。ワラビ狩りの最後の時期で、山菜採りのひとたちが結構来てました。

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 ゲレンデの下の方に一面に咲いていた黄色い花。とってもきれいです。園芸種でしょうか、図鑑を見ても見つかりません。教えてエライ人!

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 ツガザクラです。

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 スミレの同定はぽん太は苦手です。
 途中から登山道がなくなるので、ゲレンデを適当に登っていきます。

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 もうすぐ山頂です。山頂近くはちょとした岩場もあり、なだらかなスキー場とは違った表情を見せてくれます。

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 ウラジロヨウラク?萼片が長いのでガクウラジロヨウラクですね。

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 山頂です。

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 岩の上にお賽銭が置かれており、なにやら文字が刻まれておりますが、石仏が見当たりません。剥がれ落ちたのでしょうか。

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 山頂から西側に湯沢駅を望む。こちら側は急峻な尾根になっており、こちらへ下る道もありますが、今回はスキー場の往復としました。

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 バブルの象徴だったリゾマン、ビクトリア・タワーを上から見下ろしながら下山します。

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2017/06/21

【バレエ】ワシーリエフの巨体が宙を飛ぶ「パリの炎」ボリショイ・バレエ

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 ボリショイ・バレエの来日公演、最後はワシーリエフです。演目は「バリの炎」、もちろんぽん太は初めてです。元気いっぱいのバレエで、おおいに盛り上がりました。公式サイトはこちらです。

 「パリの炎」は、フランス革命を題材にしたバレエ。パンフレットは買わなかったのでぐぐってみると(→ロシア劇場チケットセンター)、1932年にキーロフ・レニングラードバレエ団(現在のマリインスキー・バレエ?)で初演。振り付けはワシーリー・ワイノーネン、台本はフェリックス・グラの「マルセイエーズ」、作曲はボリス・アサフィエフでした。こんかい上演されたのは、2008年にボリショイ劇場で初演された版で、アレクサンサンドル・ベリンスキーとアレクセイ・ラトマンスキーによる台本、ラトマンスキーの振り付けによるものだそうです。
 ということで、音楽はかなり古風。振り付けは新しいけど、コンテっぽさはないです。力強くて躍動感があり、男性的。ストーリーは、農民の兄妹がいて、妹は義勇軍のリーダーに恋をしてやがては結婚。兄は、助けてくれた貴族の娘と愛し合うなかになりますが、貴族の娘は民衆に処刑されてしまうという話し。悪くはないけど、そんなに引き込まれるストーリーではありません。宮廷舞踏会のなかに劇中劇があって、そこで古典的なバレエが踊られるあたり、ちょっと脚本が弱い気もします。ラストは「人々の犠牲のもと、革命は進んで行くのだ」みたいな感じで、これが社会主義を否定して資本主義体制に戻ったロシアで作られたあたり、なんだかロシア政府を忖度している気がしないでもありません。

 で、ワシーリエフですが、なんかでっかい。太った? 腹回りとか太ももとかすごいです。このように重量感があるものが、高々とジャンプをしたり、くるくる回ったりしているのは、それなりにスペクタクルです。安定感は人一倍あります。髭をたくわえた姿はいかにもガテン系のおっさんという感じで、これではもう王子様役はできないのではないかと心配になります。
 踊りはエネルギッシュでパワフルでした。第2幕でジャンヌとのパ・ドドゥを踊った後、舞台からはけるときの疲れきった様子が、マジなのか演技なのかちとわかりませんでしたhappy01
 対するジャンヌ役のクリスティーナ・クレトワは、溌剌とした元気いっぱいの踊りで、ワシーリエフに負けておりませんでした。
 
 劇中劇の俳優役のマルガリータ・シュライネルとダヴィッド・モッタ・ソアレスがぽん太の目を引きました。特にソアレスは柔らかく優美な踊りで、ジャンプも高かったです。シュライネルもバランスがとても良く、脚がすごく高く上がってました。

 カーテンコールでは、東京公演のラクということで、ジャパンアーツ恒例の滝のような大量の紙テープと紙吹雪による二段攻撃がありました。また来てね〜〜。
 


ボリショイ・バレエ2017年来日公演
≪パリの炎≫
東京文化会館
2017年6月15日

音楽:ボリス・アサフィエフ
台本:アレクサンドル・ベリンスキー、アレクセイ・ラトマンスキー
  (ニコライ・ヴォルコフとウラジーミル・ドミトリエフの原台本に基づく)
振付:アレクセイ・ラトマンスキー
原振付:ワシリー・ワイノーネン
美術:イリヤ・ウトキン
   エフゲニー・モナホフ
音楽監督:パーヴェル・ソローキン
照明デザイン:ダミール・イスマギロフ
音楽構成:ユーリー・ブルラーカ
舞踊監督:マハール・ワジーエフ
指揮:パーヴェル・ソローキン
管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団
日本公演プロダクションサポーター:井上豊、高橋俊彦

<出演>
ジャンヌ(ガスパールとリュシルの娘):クリスティーナ・クレトワ
ジェローム(ジャンヌの兄):アレクサンドル・スモリャニノフ
フィリップ(マルセイユ生まれの青年):イワン・ワシーリエフ
アデリーヌ(侯爵の娘):アナ・トゥラザシヴィリ
コスタ・ド・ボールガール侯爵:イーゴリ・ツヴィルコ
ミレイユ・ド・ポワチエ(女優):マルガリータ・シュライネル
アントワーヌ・ミストラル(俳優):ダヴィッド・モッタ・ソアレス
ジャルカッス(侯爵に仕える老女):イリーナ・ズィヴロワ
ジルベール(マルセイユ義勇軍の隊長):アレクサンドル・ヴォドペトフ
フランス国王ルイ16世:ゲオルギー・グーゼフ
フランス王妃マリー・アントワネット:マリーヤ・ジャルコワ
ガスパール(農民):ユーリー・オストロフスキー
リュシル(ガスパールの妻):アンナ・アントローポワ

バレエ《リナルドとアルミーダ》
愛の神アモール:オルガ・カリーニナ
花嫁の幻影:ネッリ・コバヒーゼ
アルミーダの友人:アリョーナ・コワリョーワ、オルガ・マルチェンコワ、マルファ・フョードロワ、ヴィクトリア・ヤクシェワ
女神たち:エルヴィナ・イブライモワ、ブルーナ・カンタニェデ・ガッリャノーニ、クセーニア・ジガンシナ、ヤニーナ・パリエンコ、ダリーヤ・ボチコーワアナスタシア・グバノワ
狩人たち(侯爵の友人):バティール・アナドゥルディエフ、マクシム・スーロフ、マクシム・オッペンハイム、セルゲイ・クズミン
オーヴェルニュの踊り:オクサーナ・シャーロワ、ヴェラ・ボリセンコワ、イワン・アレクセーエフ、ヴィタリー・ビクティミロフ
マルセイユ人の踊り:アルトゥール・ムクルトチャン、アレクセイ・マトラホフ、ゲオルギー・グーセフ
国民公会の議長:アレクサンドル・ファジェーチェフ
儀典長:アレクセイ・ロパレーヴィチ
画家ダヴィッド:ユーリー・オストロフスキー
従軍商人:エウゲーニャ・サヴァルスカヤ

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2017/06/20

【バレエ】グリゴローヴィチ版に異議あり!「白鳥の湖」ボリショイ・バレエ

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 オデット/オディールは、先日の「ジゼル」でミルタを踊ったユリア・ステパノワ。記憶にないダンサーなので、自分のブログをググってみると、2012年のマリインスキーの「白鳥」でマズルカを踊ってました。あれから5年、ボリショイに移籍し、ソロを踊るまでに成長したのでしょうか。背が高くて、ジークフリートのオフチャレンコとバランスが悪いくらいでした。踊りは悪くなかったけど、ぐっと引き込まれるまではいかなかったです。ちょっと体が固い感じもしました。白鳥のウルウル感、黒鳥の妖婉さ、まだまだ頑張って欲しいです。
 ジークフリートのアルチョム・オフチャレンコは、顔が小さくてスタイルがいいです。踊りも優雅で柔らかく、ジャンプ力もありました。
 グリゴローヴィチ版では大活躍するロットバルトのミハイル・クリュチコフは、迫力のある大きな踊り。道化のゲオルギー・グーセフも回転や高いジャンプで拍手をもらってました。
 花嫁候補ではロシアのアナスタシア・デニソワが、柔らかい可憐な踊りでぽん太を魅了いたしました。

 全体として、悪くはないけど、先日のザハーロワの「ジゼル」を観ちゃうとちょっと……という感じでした。ザハーロワは何度も観たから、とステパノワにしたんだけど、やっぱり鉄板のザハーロワにしとけば良かったかしらん。

 ボリショイの「白鳥」はグリゴローヴィチ版。振り付けは悪くないですけど、ストーリーが面白くないですね。グリゴローヴィチ版については以前に書いたことがありますが(→こちら)、王子のなかにある善と悪が戦う、みたいなコンセプトで、王子が白鳥に恋をするのもロットバルトがあやつってるみたいで純愛感がありません。ラストも王子とロットバルトの戦い、がないし、最後は白鳥ちゃんが死んじゃって、とっても暗いです。やっぱり、マザコン王子が母親からもらった弓矢を持って狩りに出かけたら、白鳥に姿を変えた美しい女性に出会い……最後は王子が命をかけてロットバルトと対決……という普通のストーリーの方がいいです。


ボリショイ・バレエ2017年来日公演
≪白鳥の湖≫
東京文化会館
2017年6月8日 マチネ
公式サイト

音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
台本:ユーリー・グリゴローヴィチ
  (ウラジーミル・ベーギチェフとワシーリー・ゲーリツェルの原台本に基づく)
振付:マリウス・プティパ、レフ・イワノフ、アレクサンドル・ゴールスキー、ユーリー・グリゴローヴィチ
制作:ユーリー・グリゴローヴィチ
美術:シモン・ヴィルサラーゼ
音楽監督:パーヴェル・ソローキン
照明デザイン:ミハイル・ソコロフ
舞踊監督:マハール・ワジーエフ
指揮:パーヴェル・ソローキン
管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団

<出演>
オデット/オディール:ユリア・ステパノワ
ジークフリート王子:アルチョム・オフチャレンコ
悪魔ロットバルト:ミハイル・クリュチコフ
王妃(王子の母):ヴェラ・ボリセンコワ
王子の家庭教師:ヴィタリー・ビクティミロフ
道化:ゲオルギー・グーセフ
王子の友人たち:クリスティーナ・クレトワ、マルガリータ・シュライネル
儀典長:アレクサンドル・ファジェーチェフ
花嫁候補たち
ハンガリー:アナ・トゥラザシヴィリ
ロシア:アナスタシア・デニソワ
スペイン:ダリーヤ・ボチコーワ
ナポリ:ブルーナ・カンタニェデ・ガッリャノーニ
ポーランド:オルガ・マルチェンコワ
3羽の白鳥:オルガ・マルチェンコワ、マルファ・フョードロワ、アリョーナ・コワリョーワ
4羽の白鳥:ダリーヤ・ロフツォーワ、オルガ・カリーニナ、マルガリータ・シュライネル、ダリーヤ・ボチコーワ
ワルツ:エルヴィナ・イブライモワ、ネッリ・コバヒーゼ、ヴィクトリア・ヤクシェワ、クセーニア・ジガンシナ、ウラディスラフ・コズロフ、ドミトリー・エフレーモフ、イワン・アレクセーエフ、ダヴィッド・モッタ・ソアレス

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2017/06/19

【オペラ】「神々」が楽しみになってきたぜい「ジークフリート」新国立劇場オペラ

 飯守リングの第3夜「ジークフリート」を新国立劇場で観てきました。聴きごたえのある素晴らしい公演で、午後2時に始まって終わるのは8時頃という長丁場を、ほとんと寝ずにhappy01聴くことができました。公式サイトはこちらです。

 ハイレベルの歌手をそろえ、奇をてらわない演出。飯守さんの真面目さと、真摯に音楽に取り組む姿勢が伝わってきます。おまけに自分で指揮棒まで振って……。さぞ嬉しいことでしょう。観ているぽん太も嬉しいです。

 タイトル・ロールは新国立ではおなじみのステファン・グールド。いまさら繰り返すまでもなく、素晴らしい歌声と演技でした。しかしこのジークフリートってやつは、でっかい子供みたいで、悪いやっちゃのう。悪人とはいえ育ててくれたミーメを馬鹿にしてぶったたいたり。日本で言えばスサノオノミコとみたいなもんか?
 ヴォータンのグリア・グリムスレイは、見た目も格好よく、深みのある声もすばらしい。でも、ジークフリートに槍を折られるシーンあたりで何回かプロンプトの声が聞こえたな〜。歌舞伎ではよくあったけど(最近はイヤホン付けてるので観客には聞こえないらしい)、オペラでは初めてでした。舞台手前の小窓みたいなところから叫ぶのかしら。音楽よりワンテンポ遅れちゃうはずだけど、気がつかないようにうまく歌ってました。それとも怪しい部分をあらかじめ早めにプロンプトしてるのでしょうか。
 エルダのクリスタ・マイヤーは、雰囲気はありましたが、特定の音域でちょっと声の質が変わるのが気になりました。
 リカルダ・メルベートのブリュンヒルデもラストを盛り上げました。
 ミーメとアルベリヒのアンドレアス・コンラッドとトーマス・ガゼリは、とっても演技上手で楽しませてくれました。
 ファフナーのクリスティアン・ヒュープナーも迫力なるバスでしたが、へんてこな風船のお化けみたいな演出が気になりました。大蛇なのになんで手があるんじゃい。なんか新作歌舞伎みたい。「なんで俺はこんなものを真面目に見とるんじゃい」とふと我に返る瞬間が寒々しいです。
 小鳥さんたち……。う〜ん……。セクハラ?

 飯守さん指揮の東京交響楽団も、日本のオケとは思えない大迫力でした。

 最後は大拍手。時間が延びたせいか、カテコが短くて拍子抜けしました。もっともっと拍手を送りたかったです。

 さて、次はとうとう「神々の黄昏」。前回の新国立リングでは、用事があって「神々」だけ観ていません。今回は絶対に観るぞ!

新国立劇場オペラ

ワグナー「ジークフリート」
2017年6月7日
新国立劇場オペラパレス

指揮:飯守泰次郎 
演出:ゲッツ・フリードリヒ
美術・衣裳:ゴットフリート・ピルツ 
照明:キンモ・ルスケラ
演出監修:アンナ・ケロ 
演出補:キム・アンベルラ
舞台監督:村田健輔

ジークフリート:ステファン・グールド 
ミーメ:アンドレアス・コンラッド
さすらい人:グリア・グリムスレイ 
アルベリヒ:トーマス・ガゼリ
ファフナー:クリスティアン・ヒュープナー 
エルダ:クリスタ・マイヤー
ブリュンヒルデ:リカルダ・メルベート
森の小鳥:鵜木絵里/九嶋香奈枝/安井陽子/吉原圭子

管弦楽:東京交響楽団

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2017/06/18

【バレエ】ザハーロワのウィリに釘付け!「ジゼル」ボリショイ・バレエ

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 用事が急になくなってあわててチケットを取ったので、3階の席しかあいてなかったのですが、それでも凄かった〜。ザハーロワ、素晴らしかったです。この後に見た「白鳥」や「パリの炎」と比較してもダントツでしたから、ザハーロワの「ジゼル」を見といてよかったな〜。公式サイトはこちらです。

 第一幕はザハーロワのキャラの通り、清楚で高貴なジゼルちゃんで、若くて明るくてちょっとコケティッシュな村娘という感じではありませんでした。また衣装のせいかもしれませんが、腕や胸の痩せた感じがちと気になりました。気が触れるシーンも、まあこんなものかというところ。

 ところが第二幕のウィリとなってからが凄かったです。

 最初の突然くるくると回りだすシーン。美しいポーズのまま凄い勢いで回転したのですが、力を入れたり勢いをつけたりする感じがなく、まさに人間を超えた精霊の動きでした。
 普通だと、精霊であることを強調しすぎてカラクリ人形みたいに回るところ。またオーシポワは、回転は凄かったけど、躍動感が感じられて「人間」っぽかった記憶があります。

 その後も、ぽん太には何と表現していいいのかわかりませんが、美しいポーズとキレのある動きが見事でした。ロヂキンのサポートも良かったのか、重さがなくって宙を「漂う」かのようでした。もいちどオーシポワを引き合いに出させていただけば、彼女の場合は宙を「漂う」ではなく、「舞う」とか「飛ぶ」という感じでした。
 ぽん太はストーリーに感動するというよりも、ただただザハーロワに見とれ続けておりました。

 ザハーロワはずっと昔からトップで踊ってるけど、いったい何歳になったんでしょう?以前にザハーロワが1年間新国立で踊ってたなんて、凄いことですね。サッカーで言えばジーコが鹿島に来たようなものか。

 ロヂキンも柔らかい動きで良かったです。ジャンプの高さは上からだとわからん。ウィリたちがアラベスクで交差するシーンは、上から見てもとってもきれいでした。


 そういえば前座で安倍首相が登場しました。なんでも「ロシアの季節」という文化交流のイベントの一環だそうで、ロシアからは副首相が挨拶しましたが、女性なんですね。安倍首相、残念ながらザハーロワほどの拍手はもらえてませんでした。


ボリショイ・バレエ2017来日公演
≪ジゼル≫<全2幕>

2017年6月4日ソワレ
東京文化会館

音楽:アドルフ・アダン
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー、マリウス・プティパ
改訂振付:ユーリー・グリゴローヴィチ
台本:テオフィル・ゴーチエ、ジュール・アンリ・ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュ
美術:シモン・ヴィルサラーゼ
音楽監督:アレクサンドル・コプィロフ
照明デザイン:ミハイル・ソコロフ
舞踊監督:マハール・ワジーエフ
指揮:パーヴェル・ソローキン
管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団

<出演>
ジゼル(村娘):スヴェトラーナ・ザハーロワ
アルブレヒト伯爵:デニス・ロヂキン
ベルト(ジゼルの母):アンナ・アントローポワ
バチルド(アルブレヒトの婚約者):ヴェラ・ボリセンコワ
クールランド公爵(バチルドの父):アレクセイ・ロパレーヴィチ
ウィルフリード(公爵の小姓):イワン・アレクセーエフ
ハンス(森番):ヴィタリー・ビクティミロフ
ジゼルの友人たち:アナスタシア・デニソワ、クセーニア・ジガンシナ、ネッリ・コバヒーゼ、オルガ・マルチェンコワ、エルヴィナ・イブライモワ、アナ・トゥラザシヴィリ
ミルタ(ウィリの女王):ユリア・ステパノワ
2人のウィリ:ヴィクトリア・ヤクシェワ、アナ・トゥラザシヴィリ
ペザント・パ・ド・ドゥ:アルトゥール・ムクルトチャン、マルガリータ・シュライネル

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2017/06/04

【仏像】快慶の傑作!国宝渡海文殊/安倍文殊院(奈良県桜井市)

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 5月下旬の奈良・京都の旅。ぽん太とにゃん子が次の訪れたのは安倍文殊院。ここには国宝の快慶作・渡海文殊があります。
 同時期に奈良国立博物館で快慶展が行われており、ひよっとしたらそっちにお出ましになっているのではと電話で確認したところ、自宅におられるとのこと。
 渡海文殊さまは、2014年に国立博物館で行われた「日本国宝展」で、善財童子と須菩提だけ観たことがあるのですが、全体を拝観するのは今回が初めて。とっても楽しみです。

【寺院名】華厳宗 安倍山 文殊院(安倍文殊院)
 ・公式サイト
【住所】奈良県桜井市阿部645
【拝観】拝観料700円(お抹茶・菓子付き)。
【仏像】
・木造騎獅文殊菩薩及び脇侍像(渡海文殊) 鎌倉時代 国宝
  文殊菩薩、善財童子、優填王、須菩提(仏陀波利三蔵) 鎌倉時代 快慶作
  維摩居士(最勝老人) 江戸時代 慶長12年(1607年)補作
・釈迦三尊像 室町時代
【写真】安倍文殊院の公式サイトで、それぞれの仏像のきれいな写真を見ることができます。

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 拝観料を払って中に入ると、まず小部屋に通され、抹茶のサービスがあります。お手前をいただきながら、はやる心を鎮めます。

 本堂に入ると、いらっしゃいました!ちょっと遠い?でも、思わず「をゝ〜〜っ」と声が出てしまいます。神々しいです。迫力があります。
 手前に椅子が並んでて、お坊さんが拝むところ(名称不明)があって、その奥に階段があり、さらにその奥に渡海文殊が祀られているという仕組みで、かなり遠いのですが、椅子に座って見上げると、中央の獅子に乗った文殊菩薩は光背まで入れた総高が7メートル。4人の眷属も間隔をあけて広々と配置されており、この群像は圧倒的な迫力があります。

 お坊さんと一緒にお経をあげたあと、簡単な解説をしてくださいます。その後は自由に階段を登って、像のかなり近くまで行って拝観することができます。

 文殊菩薩さまは、左足を下におろした半跏踏み下げ座で、獅子の上に乗ってます。若々しく精悍で、力がみなぎり、文殊菩薩らしく利発な表情。
 ぐぐってみると、経典に「童子相」とあることによる、とあちこちに書かれてますが、コピペつながりのようで、どの経典か書いてあるサイトは見つかりませんでした。
 右手に持った剣と左手に持った蓮が、逆ハの字に開いているあたりがシャープでかっこいいです。
 乗っている獅子は、安土桃山時代の補作だそうです。ちょっと斜め下を向いていて、「ぶわ〜〜っ」とか鳴きそうでいい感じですが、全体のバランスを考えるとちょっとデカすぎる気もします。派手さや躍動感よりも、繊細でまとまった表現を好んだ快慶には、ちょっとそぐわない気もします。でも、現在のお姿に力強さがあることは間違いありません。
 拝むようなしぐさと、あどけない表情が魅力の善財童子(ぜんざいどうじ)と、がりがりのお爺さん須菩提は、上述の通り以前に拝観いたしました。
 ちなみに通常、渡海文殊の脇侍は、善財童子、優填王、仏陀波利三蔵、最勝老人の4人ですが、安倍文殊院では仏陀波利三蔵が須菩提、最勝老人が維摩居士と呼ばれています。
 優填王は堂々たる体格で、獅子のロープを掴んでおります。候補の維摩居士は、仙人風のご老人。
 5人揃ってそのままアニメの主人公になりそうなほどキャラが立ってます。

 奥の部屋には、釈迦三尊像が祀られて降りました。室町時代の作で、明治の神仏分離のおりに、多武峯妙楽寺(現在の談山神社)から移されたものだそうです。
 転法輪印(説法印)を結んでおられますが、光背に飛天が待っていたりして、脇侍も文殊・普賢っぽくないし、ひょっとしたら阿弥陀三尊さまではないかいなどと、ちょっと謎が残る仏様でした。

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2017/06/03

【仏像】優しさと厳しさを備えた国宝十一面観音/聖林寺(奈良県桜井市)

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 5月下旬、ぽん太とにゃん子は奈良県は桜井市の聖林寺を再訪いたしました。ここには日本に7体しかない国宝の十一面観音さまの、一体ががいらっしゃいます。実は以前に一度訪れたことがあるのですが、その頃は仏像に特に興味がなかったので、何の記憶も残ってないのが狸脳の悲しいところ……。(上の写真は聖林寺 - Wikipediaからのパブリックドメインのものです)。


【寺院名】真言宗室生寺派 霊園山(りょうおんざん) 聖林寺
【住所】奈良県桜井市下692
【拝観】拝観料400円。年中無休。
【仏像】
・木心乾漆十一面観音立像 木心乾漆 像高209.1cm 国宝
  写真:聖林寺(公式ホームページ)
・子安延命地蔵菩薩 石像彩色 江戸時代
  写真:聖林寺(公式ホームページ)
・掌悪童子
・掌善童子
・如来荒神像

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 奈良の南部の桜井市の小高い丘の上にある聖林寺。お寺からは奈良盆地を遠望することができます。

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 本堂のどでかい地蔵菩薩にとりあえず参拝し、まずは国宝の十一面観音さまの拝観へ。ちょっと階段を登ったところにあるお堂に安置されております。

 鉄製の扉をあけて中に入ると、ガラスケースの中に見上げる感じで十一面観音さまがいらっしゃるのですが、眩いばかりの神々しさです。さすが国宝!オーラが違います。
 腰をひねったりなどと媚をうらず、ゆったりと直立。お腹をわずかに前に突き出し、肩を少しそびやかしておられます。はれぼったい感じの目で、上唇をちょっと上に上げ、う〜ん?という感じの表情です。胸のあたりはふっくらしてますが、ウェストはキュッと締まってます。指先はとっても優美。衣紋も美しく、裾のあたりは翻波式になっております。優美でありながらも厳粛さを感じさせる、素晴らしい仏様です。
 この仏様は、元々は三輪明神の神宮寺だった大御輪寺の本尊でしたが、幕末・明治の廃仏毀釈の流れのなか、大八車に乗せてこのお寺に避難したんだそうです。そのため、仏様に関する書類は全部失われてしまい、これまでどのように祀られてきたかも、もうわからないそうです。
 そう聞いてもう一度仏様のお顔をながめると、慈愛だけでなく、悲しみや厳しさが感じられます。

 この仏さまは秘仏でしたが、明治20年(1887年)にその禁を解いたフェノロサは、その美しさを絶賛したそうです。そして明治30年に、旧国宝に指定されました。また和辻哲郎も『古寺巡礼』(大正8年・1919年)のなかで多くのページをさいてこの像をほめ讃えております。
 昭和25年(1950年)に文化財保護法が施行されましたが、地方では、制作年代や来歴が不明な多くの旧国宝の仏さまが、重要文化財に格下げになりました。やはり制作年代も来歴もわからない聖林寺の十一面観音が、新制度でも国宝のままだったのは、そのたぐいまれな美しさ故なのか、それとも当時の文部省がフェノロサや和辻哲郎のご威光を忖度した結果なのか、ぽん太にはわかりませんhappy01

 さて、本堂に戻って、ご本尊の子安延命地蔵を参拝。これはどでかくて江戸っぽいです。坐像ですが、左手に宝珠、右手に錫杖を持ったいつものお姿。両側には二体の童子がおります。矜羯羅童子と制多迦童子かと思ったら、掌悪童子と掌善童子とのこと。これはぽん太は初耳です。
 あとでぐぐってみると、地蔵菩薩が、掌悪童子と掌善童子を伴ったものを「地蔵三尊」というそうで、日本で作られた偽経の『延命地蔵菩薩経』に書かれているそうです。

 如来荒神像も、ぽん太は初めて。六臂ですが、白いお顔で、表情は怒ってません。
 荒神 - Wikipediaを見てみると、荒神は日本の民間信仰として台所で祀られる神様だそうで、その来歴ははっきりしないそうです。
 中国で作られた偽経の『无障礙経』(むしょうげきょう)のなかで、三宝荒神が説かれており、それは如来荒神(にょらいこうじん)、麁乱荒神(そらんこうじん)、忿怒荒神(ふんぬこうじん)の三神を指すそうです。

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2017/06/02

【温泉】スピリチュアルな雰囲気あるレトロな宿/洞川温泉 桝源旅館(奈良県吉野郡天川村)(★★★★)

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 5月下旬、ぽん太とにゃん子は、奈良県は天川村の洞川(どろがわ)温泉・桝源旅館に泊まって来ました。こちらが公式サイトです。

 洞川温泉は、政界遺産にも登録された大峰山の登山口にあります。かつては修験者や参詣者のための宿場でしたが、近年温泉が掘削され、道路も整備され、一般観光客にも人気の観光地となりました。
 その魅力は、何といっても講の名前が書かれた提灯をずらりと下げた木造2階建ての旅館が軒を連ねる、独特のレトロで宗教的な雰囲気。スピリチュアルなものを求めて訪れる人も多いようです。

 今回お世話になった桝源旅館も、そうした宿のひとつ。レトロな建物が魅力です。温泉力がちょっと欠けるのと、お食事が普通の感じなのがやや減点ですが、宿のご主人がとっても気さくで、いろいろとお話を聞かせてくれるなど、サービス満点でアットホームな雰囲気が加点となり、ぽん太の評価は4点です。この独特の雰囲気の温泉街は、温泉ファンなら一度は訪れる価値があります。

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 旅籠の雰囲気を留める入り口です。

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 玄関を入ると、満面笑みをたたえた布袋様が出迎えてくれます。

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 玄関の内側には大黒様がずらり。ここにも信仰が感じられます。

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 一階の縁側部分の内側にも、講や参詣団体の名札がずらりと並んでいます。

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 ぽん太とにゃん子、たった二人ですが、提灯が並んだ縁側の真上にある、広〜い部屋を使わせて下さいました。

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 使い込まれた廊下です。

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 お風呂は、向かいの別館(?)の地下にあります。

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 別館のお庭はなかなか見事です。

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 レトロな階段を地下に降ります。

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 あらら、お風呂はおむすび型のタイル張りで、なんだか可愛らしいですね。

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 タイルを使ったモザイク画も可愛いです。真ん中に太陽。男と女。犬と猫。右の男性は、向うむきで尻が見えてるんでしょうか?素樸な芸術です。
 ちなみにこんかい、にゃん子が入った女湯の方が広めでした。たまたま女性客が多かったせいかもしれません。

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 温泉分析表です。泉質は単純温泉。泉温は30.7℃。ほぼ無色透明で、味もほとんどしません。加水はしてないようですが、循環・加温・消毒がされているようで、ちょっと塩素の匂いがし、温泉力は高くないです。源泉の供給量が多くないのかもしれませんね。
 洞川温泉が掘削されたのは古くなく、1980年の頃です。しかしこの源泉は湯量が減少し、2007年に新たな源泉が掘り当てられました。枡源旅館はこの「新湯」を利用しているようです。


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 夕食は、広間と部屋出しと選択できるようですが、ぽん太とにゃん子は部屋出しをお願いしました。ご覧のように御膳で運ばれて来ます。結構ボリュームがあります。大和牛の陶板焼き、鮎の塩焼き、地元のお豆腐など、美味しゅうございました。


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 まるでタイムスリップしたかのような洞川温泉のレトロな街並み。

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 日が暮れると、宿々につるされた提灯に一斉に灯がともり、なんとも幻想的な光景となります。映画の「千と千尋」を思い浮かべました。

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 桝源旅館もこのとおり。

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 朝食は広間でいただきました。新鮮な卵と豆腐、ニジマスの甘露煮が美味しゅうございました。

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2017/06/01

【仏像】よみうりランドにある重要文化財の妙見菩薩と聖観音(東京都稲城市)

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 新聞販売店の景品でよみうりランドの入場券が当たったので、仏像を見に行ってきました。以前に妙見菩薩は見に行ったことがあるのですが、もう一つの聖観世音菩薩像は見逃してました。

【寺院?名】よみうりランド 聖地公園
 ・公式サイト
【住所】東京都稲城市 矢野口4015-1
【拝観】入園料1800円。毎日可。
【仏像】
・木造妙見菩薩立像 鎌倉後期(正安3年、1301年) 重要文化財
  写真:古寺巡礼紅の翼
・木造聖観音立像 桧 一木造 平安前期 重要文化財
・十一面観音立像(?)


 新たにできたモノ作りを体験できるアトラクションエリア「グッジョバ」が早くも人気のよみうりランド。しかし別の一角にある仏教エリア「聖地公園」を知る人は多くありません。正門を入ったら左手に進み、慶友病院の横を通り過ぎて奥へ奥へと進むと、丘の上に白いパゴダが見えて来ます。ここが聖地公園です。
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 まずは妙見堂に、妙見様に再会しに行きました。最初に来た時はおでかけでしたが……。

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 今回はいらっしゃいました。でも、柵があってよく見えないのは相変わらず。よみうりランド様、改善をお願いいたします。 もっとはっきりとお姿を見たい方は、上にリンクしたサイトに大きな写真があるので、ご覧ください。
 菩薩でありながら甲冑を身につけ、なにやら腹に一物ありそうな上目遣いの目。ピースサインのような剣印。美豆良(みずら)と呼ばれる古風な髪型。なんとも不思議な菩薩さまです。
 この仏様は、本田不二雄が『ミステリーな仏像』の表紙として取り上げており、ヘッドホンしながらピースする仏像として紹介しています。

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 お次は初めてお会いする聖観世音菩薩さまです。妙見堂から少し下ったところにあるお堂の中に、いらっしゃいます。

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 お堂の中の様子です。中央に聖観音菩薩さま、向かって左には十一面観音(?)、右には金属製の皿のようなものが置かれております。

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 聖観音さまです。これはなかなか素晴らしい本格的な仏様ですね〜。顔から胸、腰とふくよかなお姿で、ちょっと腰をひねって、右ひざを少し曲げたあたり、ゆったりとした感じがあります。
 お顔は冒頭の写真のように、穏やかな笑みを浮かべてらっしゃいます。髷を三段に結っているのがちょっと珍しいです。髪飾りが両肩に垂れております。もともと素木像だったのか、彩色が剥げたのか、ぽん太にはわかりませんが、お顔の木目もとっても美しいです。
 案内板によると、元々は京都府の長岡京市の楊谷寺にありましたが、東京渋谷の観音禅寺に移り、そこからよみうりランドに来たんたそうです。

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 衣紋の流れは写実的で流麗、深い襞と浅い襞が交互に刻まれる翻波式です。両手の親指と中指で、阿弥陀如来のように輪を作っているのも珍しいです。

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 向かって左は十一面観音ですが、解説もなく身元不明。ホームページで多宝塔の中に安置されていると書かれているものかもしれません。それによると、鎌倉時代作の桧材の一木造で、高野山本願寺の本尊でもあったもので、苅萱観音と呼ばれているとのこと。
 隣の竹(?)もよくわかりません。

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 ご覧の通り、多宝塔の内部には、聖髪と仏舎利はありますが、十一面観音はありませんので。


 入場券には、乗り物一回券がついてました。何に乗りたいかにゃん子に聞いたら、ジェットコースターのバンデットとのこと。ぽん太は、研修医の頃に病院のレクで乗って以来、30年数年ぶりです。メガネは落ちそうになるし、足を踏ん張ったせいで膝が痛くなるし、さんざんでした。気分が悪くならなくてよかったですけど。体がもつかどうかという、若い頃と違ったスリルを楽しむことができるジェットコースターでした。

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