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2017/06/19

【オペラ】「神々」が楽しみになってきたぜい「ジークフリート」新国立劇場オペラ

 飯守リングの第3夜「ジークフリート」を新国立劇場で観てきました。聴きごたえのある素晴らしい公演で、午後2時に始まって終わるのは8時頃という長丁場を、ほとんと寝ずにhappy01聴くことができました。公式サイトはこちらです。

 ハイレベルの歌手をそろえ、奇をてらわない演出。飯守さんの真面目さと、真摯に音楽に取り組む姿勢が伝わってきます。おまけに自分で指揮棒まで振って……。さぞ嬉しいことでしょう。観ているぽん太も嬉しいです。

 タイトル・ロールは新国立ではおなじみのステファン・グールド。いまさら繰り返すまでもなく、素晴らしい歌声と演技でした。しかしこのジークフリートってやつは、でっかい子供みたいで、悪いやっちゃのう。悪人とはいえ育ててくれたミーメを馬鹿にしてぶったたいたり。日本で言えばスサノオノミコとみたいなもんか?
 ヴォータンのグリア・グリムスレイは、見た目も格好よく、深みのある声もすばらしい。でも、ジークフリートに槍を折られるシーンあたりで何回かプロンプトの声が聞こえたな〜。歌舞伎ではよくあったけど(最近はイヤホン付けてるので観客には聞こえないらしい)、オペラでは初めてでした。舞台手前の小窓みたいなところから叫ぶのかしら。音楽よりワンテンポ遅れちゃうはずだけど、気がつかないようにうまく歌ってました。それとも怪しい部分をあらかじめ早めにプロンプトしてるのでしょうか。
 エルダのクリスタ・マイヤーは、雰囲気はありましたが、特定の音域でちょっと声の質が変わるのが気になりました。
 リカルダ・メルベートのブリュンヒルデもラストを盛り上げました。
 ミーメとアルベリヒのアンドレアス・コンラッドとトーマス・ガゼリは、とっても演技上手で楽しませてくれました。
 ファフナーのクリスティアン・ヒュープナーも迫力なるバスでしたが、へんてこな風船のお化けみたいな演出が気になりました。大蛇なのになんで手があるんじゃい。なんか新作歌舞伎みたい。「なんで俺はこんなものを真面目に見とるんじゃい」とふと我に返る瞬間が寒々しいです。
 小鳥さんたち……。う〜ん……。セクハラ?

 飯守さん指揮の東京交響楽団も、日本のオケとは思えない大迫力でした。

 最後は大拍手。時間が延びたせいか、カテコが短くて拍子抜けしました。もっともっと拍手を送りたかったです。

 さて、次はとうとう「神々の黄昏」。前回の新国立リングでは、用事があって「神々」だけ観ていません。今回は絶対に観るぞ!

新国立劇場オペラ

ワグナー「ジークフリート」
2017年6月7日
新国立劇場オペラパレス

指揮:飯守泰次郎 
演出:ゲッツ・フリードリヒ
美術・衣裳:ゴットフリート・ピルツ 
照明:キンモ・ルスケラ
演出監修:アンナ・ケロ 
演出補:キム・アンベルラ
舞台監督:村田健輔

ジークフリート:ステファン・グールド 
ミーメ:アンドレアス・コンラッド
さすらい人:グリア・グリムスレイ 
アルベリヒ:トーマス・ガゼリ
ファフナー:クリスティアン・ヒュープナー 
エルダ:クリスタ・マイヤー
ブリュンヒルデ:リカルダ・メルベート
森の小鳥:鵜木絵里/九嶋香奈枝/安井陽子/吉原圭子

管弦楽:東京交響楽団

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