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2017/12/01

【クラシック】躍動感あふれる「ペトルーシュカ」 サイモン・ラトル指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団2017年来日公演

 前回の「第九」の演奏で超感動したラトルとベルリンフィル、日程の関係から川崎まで聴きに行ってきました。
 会場のミューザ川崎シンフォニーホールは、以前に野田秀樹演出の「フィガロの結婚」を観たところ。ほどよい大きさで、カタツムリみたいな作りで、いいホールですね。でもホワイエが狭くて休憩時間には大混雑し、トイレが大行列になるのが玉に瑕です。

 最初は「ペトルーシュカ」。バレエではちょくちょく聞く曲ですが、さすがに全然違います。やや早めのテンポでフルートのパッセージが始まりますが、それが極めて複雑な音楽に聞こえます。やがて入ってくる弦楽器のトゥッティが、心に染み入るかのような音色。至福の悦びに酔いしれて、ぽん太は思わずだらしない笑顔に……。全体として、とてもビビッドでリズム感に富み、ニュアンス豊かで、緊迫感のある演奏でした。

 つづいて陳銀淑のChorós Chordón。ぽん太は現代音楽(特にメロディーがないやつ)は苦手で、よくわかりません。さすがのラトルも、でっかい総譜を見ながら、拍子を刻んで指揮してました。
 なんかクシャクシャいう音がしてきて、観客の誰かがチラシの入ったビニール袋の音を立てているのかと思ったら、打楽器奏者が紙をクシャクシャしてました。真剣にクシャクシャしてるのが、おかしかったです。

 ラフマニノフの交響曲第3番は、ぽん太は初めて聞く曲。郷愁を誘うメロディーがあちこちでてくる、ロシアっぽい曲でした。ラトルは演歌系も悪くないですね。

 最後にアンコールでプッチーニの「マノン」の間奏曲。ドラマチックに歌い上げました。

 4種類のまったく違う曲を堪能できました。来年の夏でベルリン・フィルとの首席指揮者契約が終了するラトル。最後の来日公演を聴くことができてよかったです。


ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 2017年来日公演

公式サイト
http://www.fujitv.co.jp/events/berlin-phil/index.html

2017年11月23日
ミューザ川崎シンフォニーホール

管弦楽 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮 サイモン・ラトル

演奏曲目
<プログラム①>
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)
陳銀淑(チン・ウンスク):Chorós Chordón
  (ベルリン・フィル委嘱 2017年11月ベルリンにて世界初演)
ラフマニノフ:交響曲第3番 イ短調 Op.44

アンコール  「プッチーニ:マノン・レスコー」第3幕間奏曲

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