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2018/03/30

【仏像】若者っぽい十一面観音さまは必見。禅定寺(京都府宇治田原町)

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 十一面観音さまに会いに禅定寺に行ってきました。
 写真は本堂です。茅葺の屋根と、手入れが行き届いた庭がいい雰囲気です。江戸時代に建てられたものだそうです。

【寺院名】曹洞宗 白華補陀落山 観音妙智院 禅定寺(びゃくげほだらくさん かんのんみょうちいん ぜんじょうじ)
【公式サイト】http://zenjyoji.jp/index.html
【住所】京都府綴喜郡宇治田原町大字禅定寺小字庄地100
【拝観日】2018年3月5日
【拝観】毎日可。拝観料500円。
【仏像】
 十一面観音立像(本尊)  寄木造漆箔 像高286cm 藤原時代初期(10世紀末) 重文
 日光菩薩立像 一木造彩色 像高203cm 本尊とほぼ同時期 重文
 月光菩薩立像 一木造彩色 像高208cm 本尊とほぼ同時期 重文
 文殊菩薩騎獅像 一木造彩色 像高 57cm 藤原時代 重文
 持国天 一木造彩色 像高164cm 藤原時代 重文
 増長天 一木造彩色 像高163cm 藤原時代 重文
 広目天 一木造彩色 像高156cm 藤原時代 重文
 多聞天 一木造彩色 像高161cm 藤原時代 重文
 延命地蔵菩薩半跏像 一本道彩色 像高 88cm 藤原時代 重文
 大威徳明王像 一木造彩色 像高 60cm 藤原時代 町指定

 金剛力士像 阿形・吽形 江戸期
【写真】公式サイトの下記のページにリンクがあります。
http://zenjyoji.jp/actual1.html

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 まずは仁王門です。

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 恒例の仁王様から。阿形がピンボケです……。あんまり神々しさはなく、そこらのおっちゃん風。

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 仏さまは宝物館のなかにいらっしゃいます。雨の日は湿気の関係で拝観を断れることも多いのですが、お参りさせていただけました。
 正面に十一面観音さまと日光・月光菩薩がおられ、手前の左右に向かい合わせになって、ほかの仏様が安置されております。

 ご本尊の十一面観音さまは、像高3メートル弱とかなり大きいです。若々しく張りのある精悍なお顔で、手塚治虫の漫画に出てきそうです。まっすぐに立って胸を張り、体からも力がみなぎっています。観音様というと女性的な仏さまが多いですが、この像は青年っぽいです。これはお参りする価値があります。

 日光・月光菩薩は、ほかのお寺から移された客仏とのこと。膝を少し開いてゆったりと立ち、表情も含め、ちょっとオリエントっぽいです。日光菩薩はちょっと肘を張っています。月光菩薩の方が静かな感じ。

 四天王は古風で雅やかな味わいがあります。邪鬼ではなく岩座の上に立っております。

 地蔵菩薩は、岩の上に腰掛けて片足を下に垂らした「半跏」なのが珍しいです。

 獅子に乗った文殊菩薩は、ちょっぴり太めで衣服も簡素。ぱかっと口を開けた獅子も装飾的で、これまた雅やかで古風。

 その横には、象に乗った普賢菩薩、ではなくなんと大威徳明王! 大威徳明王といえば、水牛に乗っているのがあたりまえ。うっかり乗り間違えたのか? んなわけない。後から組み合わされたものでしょう。ということで、残念ながら国の重文には指定されず、町指定の文化財。象が顔を上げて口を開き、パオ〜〜ンと鳴いてる感じなのがいいです。妙に惹かれる仏様です。

 片隅に伝運慶の狛犬(?)が置かれておりましたが、運慶には似ても似つかぬお姿で、ご愛嬌といったところか。

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 こちらは本堂の隣にある観音堂。なかで薬師如来や十二神将を見たはずですが、ちと覚えてません。お写真も見つかりませんでした。

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