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2018/03/23

【仏像】不空羂索観音ほか、奈良時代の10像。東大寺法華堂(三月堂)

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 この記事の仏像の画像は、東大寺法華堂|Wikipediaからのパブリックドメインの写真です。
 東大寺の三月堂は、建物時代も奈良時代の部分が残る国宝ですが、なかには10体の天平仏が収められております。もともとは16体の仏様がおられましたが、改修に伴って、6体は東大寺ミュージアムに移されています。
 以前に来たのはいつのことか。ひょっとしたら修学旅行以来かも。

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 堂の中には大きめの仏像が10体立ち並び、しかも天平時代の脱活乾漆造の古風なお姿ですから、とても重々しく荘厳な光景です。


【寺院名】華厳宗大本山 東大寺 法華堂(三月堂)
【公式サイト】http://www.todaiji.or.jp/contents/guidance/guidance5.html
【住所】奈良県奈良市雑司町406-1
【拝観日】2018年3月7日
【拝観】常時可能。拝観料600円。
【仏像】
不空羂索観音立像 脱活乾漆造 像高362.0cm 奈良時代 国宝
梵天・帝釈天立像 脱活乾漆造 像高:梵天402.0cm、帝釈天403.0cm 奈良時代 国宝
金剛力士立像 国宝(阿吽) 脱活乾漆造 像高:阿形像326.4cm、吽形像306.0cm 奈良時代 国宝
四天王立像 脱活乾漆造 像高:持国天309cm、増長天300cm、広目天304cm、多聞天310cm 奈良時代 国宝


 御本尊は、冒頭の写真の不空羂索観音菩薩さま。像高362cmで、他の像とあまり大きさがかわりなく、帝釈天や梵天より低かったりしますが、台の上に乗っているのと、その独特のお姿で、存在感を放ってます。
 額の中央に縦に目があり、三目八臂のお姿で、 とても神秘的です。羂索(投げ縄)を持っております。これで衆生をお救いくださるのですね。
 観音菩薩は、さまざまに姿を変えて現れると考えられておりますが、不空羂索観音もその一つで、漢訳経典のなかでは隋時代の6世紀後半に訳された「不空羂索呪経」に初めて現われ、唐時代の8世紀初めに訳された「不空羂索神変真言経」に像容などが詳しく書かれているそうです(不空羂索観音 - Wikipedia)。
 荘厳さを加えている光背も当初のものだそうですが、現在は位置がかなり下がって取り付けられているそうです。

 梵天・帝釈天の写真は、例えばこちらのサイトのまんなかあたりにあります。
 向かって右が梵天、左が帝釈天です。梵天様がよろいをきてますが、一般には帝釈天がよろいを着てるそうで、なんらかの理由で入れ替わった可能性もあるそうです。
 いわれはさておき、どっしりと重量感があるお姿です。

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 金剛力士は、いわゆる仁王様ですが、山門でよくみかけるお姿とは違い、よろいを身につけております。向かって右が吽形、左が阿形と、通常とは逆の配置です(南大門と同じですね)。
 写真は阿形。髪の毛の逆立ち方がハンパないですね。

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 四天王のうち広目天のお写真です。
 四天王さまも、鎌倉時代の躍動的な像とはことなり、どっしりとして古風ですね。躍動感はありませんが存在感はあります。
 四天王像や金剛力士像、なんか薄っぺらい感じが。真横から見えないのでよくわからないのですが、腰からお尻にかけての厚みが薄いような気がします。前方から見るのを意識して作られているのかもしれません。

 三月堂には、このほか国宝の執金剛神立像がありますが、これは秘仏で、12月16日のみ公開されます。ご縁があったら拝観したいものです。

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