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2018/04/18

【オペラ】尻上がりに良くなった「アイーダ」新国立劇場

 新国立劇場開場20周年を飾るにふさわしい壮大なオペラ。新国立のプロダクションは、奇をてらわない重厚で壮大なセットが見ものです。

 ところが開始早々、ラダメス役のナジミディン・マヴリャーノフが歌う「清きアイーダ」が?の出来。声量もないし、声質もさだまらず、音程も不安定。対するアイーダのイム・セギョンは声量こそ圧倒的ですが、叫び声のようなちょっと耳障りな声質。重唱では一人だけ前にでちゃってます。こりゃもう新国立劇場合唱団のコーラスをメインに聞くしかないかな、という感じでした。
 しかし、マヴリャーノフもセギョンも尻上がりに良くなっていき、マヴァリャーノフは声量もある程度でてきて伸びやかな声を聞かせてくれましたし、セギョンも声量をちょっと抑えめにしてバランスもよくなり、心のこもった繊細な声を披露してくれました。最後の「さらばこの世よ涙の谷よ」はとても感動いたしました。
 ひょっとしたら初日だったのかなと思いましたが、ぽん太が聴いたのは2日目だったようです。

 最初のおぼつかない状態を救ったのがアムネリスのエカテリーナ・セメンチュク。とても安定した見事な歌声で、ちょっと声量はないけど、さすがベテラン。巧みな表現力で舞台を引き締めてくれました。

 アモナズロの上江隼人が外人勢に引けを取らない迫力ある歌声で、満足できました。ランフィスが妻屋秀和。新国立合唱団はいつもながらの素晴らしい合唱で、スケールの大きい舞台を支えてくれました。

 パオロ・カリニャーニ指揮の東京フィルハーモニー交響楽団は、キレのあるダイナミックな演奏だった気がします。バレエも楽しかったです。

 終わってみれば大満足。凱旋の場面も素晴らしかったし、久々に舞台全体が動く新国立の装置を見ることもできましたhappy01。今回はお金をかけましたね。やっぱり「アイーダ」はいいな、と思える舞台でした。


新国立劇場 開場20周年記念特別公演
オペラ「アイーダ」/ジュゼッペ・ヴェルディ

新国立劇場・オペラパレス
2018年4月8日

公式サイト

指揮:パオロ・カリニャーニ
演出・美術・衣裳:フランコ・ゼッフィレッリ
照明:奥畑康夫
振付:石井清子

アイーダ:イム・セギョン
ラダメス:ナジミディン・マヴリャーノフ
アムネリス:エカテリーナ・セメンチュク
アモナズロ:上江隼人
ランフィス:妻屋秀和
エジプト国王:久保田真澄
伝令:村上敏明
巫女:小林由佳

合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

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