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2018/06/27

【仏像】宝冠の十一面観音と巨大な地蔵菩薩坐像 福智院(奈良市)

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 2017年11月、秋の特別ご開帳で、奈良の福智院を訪れました。


【寺院名】真言律宗 清冷山 福智院
【公式サイト】http://www.fukuchiin-nanto.com/index.html
【住所】奈良県奈良市福智院町46
【拝観日】2017年11月2日
【拝観】常時可。拝観料:特別公開のため600円。普段は500円?
【仏像】
本尊 木造地蔵菩薩坐像 桧 寄木造 像高2.73m 鎌倉時代 重要文化財 写真
興正菩薩 南北朝 写真
宝冠の十一面観音菩薩立像 室町時代 写真


 大きな地蔵菩薩というと、江戸時代に作られた観光用(?)みたいなのを思い浮かべますが、この仏様は鎌倉時代の立派な仏様です。
 像高2.73メートルの丈六の坐像ですが、高い台座に座り、大きな光背を背負い、いっそう大きく見えます。座り方は半跏趺坐に見えますが、実は安座(いわゆるあぐら)だそうです。身体は肉付きよく、どっしりゆったり座っておられます。お顔は気迫が感じられます。衣が台座に垂れ下がっております。
 光背がまた珍しく、大小の化仏によって埋め尽くされた千体仏光背で、その迫力は圧巻です。

 興正菩薩さまは、このおじさんどっかでみたぞ!? あゝ、西大寺の中興の祖ですね。ここ福智院は真言律宗ですが、その総本山は西大寺。福智院も興正菩薩(叡尊)によって現在地に移され、創建されたと言われています。

 特別公開の十一面観音さまは、「宝冠の」(ほうかんむりの)という形容詞がついていますが、確かにせっかくの頭上面を冠で隠しているのはちょっと珍しいです。元は伊勢で祀られておりましたが、廃仏毀釈後に福智院にお迎えされたそうです。1m程度の小さな仏様ですが、表情やお姿など、したしみが感じられます。紆余曲折を経て福智院に落ち着き、ほっとしているかのようです。

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