【仏像】大きな定朝様の木造阿弥陀如来坐像・極楽寺(山形県鶴岡市)
山形県鶴岡市の極楽寺に、県指定文化財の阿弥陀如来坐像を拝観しに行きました。鶴岡市にはもうひとつ、加茂にも極楽寺がありますので、お間違えにならぬようご注意ください。
思ったより大きくて、立派な阿弥陀さまでした。
【寺院名】浄土宗 華蔵山光明院 極楽寺
【公式サイト】公式サイトはないようなので、山形の宝検索Naviにリンクしておきます。
http://www.pref.yamagata.jp/cgi-bin/yamagata-takara/?m=detail&id=1347
【住所】山形県鶴岡市陽光町11-5
【拝観日】2018年6月13日
【拝観】要事前連絡。拝観料:志納
【仏像】
木造阿弥陀如来坐像 寄木造 漆箔 像高107.2cm 平安末期? 県指定
観音菩薩立像 江戸時代?
勢至菩薩立像 江戸時代?
【写真】どうしても見つかりません。いただいたコピー刷りのパンフレットの画像をアップしておきます(画像)。
事前連絡せずに、ダメもとで訪れました。住職さんはお出かけ前だったようですが、東京から来たと聞いて、時間を取ってくださいました。内陣に入れていただき、間近から拝観させていただきました。本当にありがとうございました。
像高107センチとけっこう大きいのにびっくり。定朝様の良いお姿の阿弥陀さまでした。右手をあげ、左手を下げた来迎院。お顔は丸顔で、鼻筋が通って口が小さく、温和で涼やかな表情です。額の白毫には水晶が埋め込まれています。衣紋も美しく流れています。
脇侍として観音・勢至菩薩を伴っています。向かって右の観音菩薩は蓮台を捧げ、左の勢至菩薩は合掌しており、いわゆる来迎形式の阿弥陀三尊像となっておりますが、両脇侍は江戸時代の後補のようです。
かなりの補修がされているためか、国指定にはなっておりませんが、なかなか素晴らしい平安時代後期の優美な阿弥陀如来さまだと思いました。
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