【温泉】よりによってサッカーW杯決勝進出がかかった一戦の日にテレビのない宿に泊まる 青木鉱泉(山梨県韮崎市)(★★★★)
南アルプスの鳳凰三山の登山口にある秘湯・青木鉱泉に、12年ぶりに泊まってきました。前回宿泊時の記事はこちら(【温泉】青木鉱泉は禅寺のように心が澄みわたる(★★★★))。ご主人もお元気でした。こちらが公式サイトです。
実はぽん太とにゃん子が泊まった日は、サッカーW杯の予選リーグ最終戦、決勝トーナメント進出がかかった日本対ポーランド戦があった日。トホホ。なんでよりによってこんな日に、テレビがない宿に泊まってしまったんだと、後悔することしきりでした(ワンセグももちろん入らず)。
あとで思ったんですが、車のテレビで見ればよかった。でも、温泉に泊まって夜中に車でテレビ見てるのもね……。
韮崎インターから車で走ること数十分、見上げるばかりの樹林に囲まれた、歴史を感じさせる独特の建物が見えてきます。古民家風?旅籠風? 他に類を見ない美しさです。宿泊はロッジ風の離れ。小さな簡素な部屋で、冷蔵庫もテレビもありません。お風呂は男女別の内湯のみで、無色透明のお湯です。母屋でいただくお食事も、鮎の塩焼きや山菜がメインの質素なもの。な〜んだ、何もないんじゃん。それがいいんです。日常生活とはまったく異なる空間で(サッカーを観たいなどという雑念を断捨離し)、心も体もデトックスされます。ぽん太の評価は4点です。
青木鉱泉のアクセスは、新道と旧道があるようで、今回は宿のお勧めの新道を利用しました。確かにほとんど舗装されているのですが、峠越えのうねうね道で、気も使うし時間もかかりました。ネットを見ると、旧道も少しずつ舗装が進んでいるそうで、どちらを選ぶかはあなた次第、のようです。
ネットの情報を総合すると、明治3年に建てられた青木鉱泉の昔の建物を、昭和25年に古材を使いながら復元・新築したもののようです(ナビシティー)。
差し鴨居造りという釘を使わない建築法だそうで、太い梁や大黒柱は見事。内装もシンプルながらもセンスがあり、禅寺のような印象があります。
お部屋は和室。シンプルなデザインで小さいです。冷蔵庫はもとより、テレビもなし。浴衣もありません(有料で借りられます)。布団も自分で敷きます。
お風呂は、男女別の内湯があります。登山客に女性が多いからか、女湯の方が広いです。お湯は無色透明・無臭で、ちょっと鉄味がします。源泉は裏山からの自噴で、加熱しています。温泉分析表が見当たらなかったのですが、泉質は緑礬泉のようです。しかし温泉力はあんまり強くない気がします。
こちらが夕食です。山菜がありがたく、煮物もとっても美味しく煮えてます。焼き魚の鮎は、残念ながら養殖が。ハンバーグと唐揚げがちと異質で残念。前回はおでんでした。登山客から「肉を出せ」というクレームが入ったのかしら?
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